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2024-12-12 10:00:00
カルビン・チャン・ワイ・メン/ゲッティイメージズ
- マーサー(Mercer)が毎年実施している世界生活環境調査「生活の質の高い都市ランキング」は、政治的安定や医療などの要素に注目している。
- 2024年のランキングでは、アジアから12都市がトップ100に入った。
- アジアの都市でトップ50に入ったのは、シンガポールだけだった。
組織・人事コンサルティングのマーサーが世界生活環境調査「生活の質の高い都市ランキング」を発表した。世界5大陸、241の都市を対象にしたこのランキングは、それぞれの都市の政治的安定や医療、教育、インフラ、社会文化的環境などの評価をもとにしている。
リモートワークの時代と言うこともあり、それぞれの都市の生活費も考慮に入れられている。
マーサーによると、海外駐在者とその家族にとって最も「うまくいく移住先」は、「移動の多い人材に対応する柔軟なガバナンスと、生活の質の高さ、手頃な生活費が融合した」移住先だという。
1位のチューリッヒ(スイス)を筆頭に、ヨーロッパの都市がランキング上位を多く占めているものの、2024年のランキングではアジアから12都市がトップ100入りを果たした。アジアの都市で唯一トップ50に入ったのはシンガポールで、30位だった。
アジアのトップ10を見ていこう。
10位 アブダビ(アラブ首長国連邦) —— 全体の85位

@ディディエ・マルティ/ゲッティイメージズ
不動産ブローカーのサヴィルズ(Savills)が8月に発表した、デジタルノマド化が進むエグゼクティブたちの間で最も人気の都市ランキングでアブダビは2位、ドバイは1位だった。
アラブ首長国連邦(UAE)の首都であるアブダビは、その現代的な街並みと巨大なショッピングセンターで知られる。国際によると、人口の80%以上を外国人居住者が占めている。
9位 台北(台湾) —— 全体の85位

chenning.sung @ 台湾/ゲッティイメージズ
台湾の首都である台北は、アブダビと同じく全体の85位だった。2019年から2021年にかけて、台湾はInterNations Expat Insiderで、駐在員が享受する雇用の安定と地域経済の状況において59都市中1都市だった。
2020年に台北に移住したニューヨーク出身のアレックス・ティーチーさんは、その生活の手頃さが気に入っていると以前、Business Insiderに語っていた。
「オフィスから自転車で20分くらいの場所に住んでいます。ニューヨークにいたら、同じようなものは手に入らなかったでしょう」
8位 ドバイ(アラブ首長国連邦) —— 全体の83位

コンスタンティン・ジョニー/ゲッティイメージズ
きらびやかな超高層ビルと現代建築で知られるドバイは、外国人居住者のホットスポットでもある。ドバイ統計センターによると、人口365万5000人のうち92%が外国人だ。
ドバイで暮らす外国人居住者は以前、Business Insiderの取材に対し、その利便性とすぐに友達ができるところが気に入っていると話している。「ここにはわたしたちが慣れ親しんできたものとは異なる視点を持った、おもしろい人たちとの新しい出会いがたくさんあります」と家族とともにアメリカからドバイに移住したキラン・アリさんは語った。
7位 ソウル(韓国) —— 全体の81位

マレマグナム/ゲッティイメージズ
韓国の首都ソウルはもちろん、K-POPだけではない。人口940万人のこの都市は、生活の手頃さと豊かな文化を求める外国人に人気だ。
ちなみに韓国第2の都市、釜山もトップ100にランクインしている(全体100位)。
6位 香港 —— 全体の76位

ジョージ・ハマースタイン/ゲッティイメージズ
香港は世界の金融ハブとして知られ、そのフードシーンも有名だ。 世界有数の人口密度の高い都市でもあり、1平方キロメートルあたりの人口は6659人だ。
アメリカのカリフォルニア州から香港に移住したケイトリン・チェンさんは以前、Business Insiderの取材に対し、この街の効率的な公共交通システムには感心したし、多様性に富んでいることに気付いたと話している。「日常的にさまざまな国の友達ができるので、視野が広がり、異文化を学ぶことができた」という。
5位 名古屋(日本) —— 全体の74位

浜太郎 @ e-kamaakura/Getty Images
愛知県の県庁所在地である名古屋は、人口およそ230万人の日本の都市だ。
トリニダード・トバゴから移住したコンテンツクリエイターのLaJuanさんは、3万円ほどの家賃を払って名古屋の小さなアパートで暮らしている。のんびりとした、シンプルな暮らしが気に入っているという。
「自分にとって、名古屋は都会的な生活と自分だけの空間を持つことのバランスが完璧なんです」とLaJuanさんはBusiness Insiderに語っている。
4位 大阪-神戸(日本) —— 全体の68位

©マルコ・ボッティゲッリ/ゲッティイメージズ
大阪はナイトライフと歴史で知られる港町で、東京に次いで日本で2番目に大きな都市圏だ。牛肉で知られる神戸は大阪から新幹線でわずか12分の距離にある。
日本を11回訪れたことがあるグレース・チェンさんは、大阪は食べることが好きな人にとっては理想的な街だと話している。「あそこへ行ったら、ひたすら食べるのみです」とチェンさんはBusiness Insiderに語った。中でも、とんかつとタコ焼きがお薦めだという。
3位 横浜(日本) —— 全体の58位

浜太郎 @ e-kamaakura/Getty Images
東京からも近い横浜は高層ビルが立ち並ぶ港町で、日本最大の中華街がある。
横浜駅周辺の地域は、リクルートが発表した首都圏の住みたい街(駅)ランキングで7年連続1位を獲得している。文化施設や大型ショッピングセンターが充実していることなどがその理由に挙げられている。
「8歳のわたしが1人で公共のバスに乗って別の地域に住む友達に会いに行けるくらい、横浜はものすごく安全だったんです」と子どもの頃、横浜に移住してきたアリシア・エリクソンさんはBusiness Insiderに話している。
2位 東京(日本) —— 全体の56位

マルコ・ボッティジェッリ/ゲッティイメージズ
日本の首都である東京は、ネオンに照らされた高層ビルと街のにぎやかさでよく知られる。
2018年に東京に移住したデビッド・マッケルヒニーさんは、その文化の違いに驚かされたという。この街では日本語が少しでも話せると、大いに役立つと話した。「大都市… 特に日本の首都のようにダイナミックで複雑で多面的な都市は、常に新しい驚きをもたらしてくれます」とマッケルヒニーさん語っている。
1位 シンガポール —— 全体の30位

キャロライン・パン/ゲッティイメージズ
シンガポールは今回のランキングで、アジアの都市としては最も評価が高かった。「最も物価の高い都市」と称されるシンガポールの外国人労働者は人口600万人の約30%を占める。
サンフランシスコからシンガポールに移り住んだニック・バーンズさんは、この街の手頃な医療、安全、屋台グルメが気に入っていると語った。「自分たちがすぐにここを去ることは想像できない」とバーンズさんは話した。
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