名古屋市で10月から、資源ごみとして出されたアルミ缶などの持ち去りに対する罰則化が始まった。初日は市職員による指導や追跡が行われ、FNNプライムオンラインなどの報道で現場の様子が明らかになっている。
名古屋市で始まったアルミ缶持ち去りの罰則化
都内でも多くの自治体で罰則が適用されている空き缶などの持ち去りについて、名古屋市でも10月から罰則化が始まった。FNNプライムオンラインの報道によると、名古屋市環境局の富樫穣課長補佐は「繰り返し違反する方については、場合によっては50万円以下の罰則が科される」と述べている。資源ごみの持ち去り対策として、行政が具体的な規制と執行に乗り出した形だ。
集積所での市職員と常習女性の攻防
制度が始まった10月1日、毎週のようにアルミ缶を持ち去っているという集積所で市職員が待機し、中国人とみられる女性が現れた場面をFNNプライムオンラインが伝えている。手袋をした女性がアルミ缶の入った袋を手に取り持ち去ろうとしたところ、市職員が翻訳機を使って指導を行った。女性は持ち去ろうとしたアルミ缶を元の位置に戻し、何度も頭を下げたとされる。
「お金ないから」と語る女性と残された証拠
市職員から「きょうから、繰り返すと罰金」と告げられた女性は、「やらないわ。私、お金ないから」と答えたという。FNNプライムオンラインの報道によると、この女性はこれまで何度も指導を受けているにもかかわらず、持ち去り行為を繰り返していた。勧告書を受け取りその場を去ろうとした女性の自転車には、まだ大量のアルミ缶が残されていた。これについて富樫課長補佐は「自転車にまだあるんですけど、ここでとったものしか降ろさせられない。多分とっているんでしょうけど、証拠がないので」と説明している。

車による常習者の追跡と今後の対策
別の班では、車による持ち去り常習者の追跡も行われた。FNNプライムオンラインによると、持ち去りの現場を確認したとの報告を受けて別の班が追跡を始めたものの、停止させる前に振り切られてしまったという。こうした状況を受け、名古屋市環境局の富樫穣課長補佐は「時間帯や場所などが、ある程度絞られていれば、そこを重点的にパトロールとか、そういったことで持ち去り行為の防止に努めていきたい」と述べており、今後は重点的なパトロールなどで防止を図る方針を示している。