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2025-12-13 08:30:00
- 元不動産業者のステファニー・フィッシャーさんは、2020年4月に中古の牽引トレーラーを購入し、1年かけて小さなトレーラーハウスを建てた。
- フィッシャーさんは、DIYで手掛けて、建築に1万5000ドル(約225万円)かかったと見積もっている。
- 彼女は過去6カ月間、トレーラーハウスを通じて旅行しており、今後もさらに旅行を続ける予定だ。
コロナ禍のロックダウン中、クッキーを焼いた人もいれば、家でテレビ番組を視聴し続けた人もいるだろう。ステファニー・フィッシャーさんは小さなトレーラーハウスを造る選択をした。

フィッシャーさんはドイツ生まれで、過去20年間は米国に住み続けている。パンデミックが発生した当時は、ワシントン州バンクーバーで不動産仲介業者として働いていた。
ビジネスが劇的に減速したとき、国中を旅できる小さなトレーラーハウスを一から造ろうと彼女は考えた。
「私は人付き合いが好きなんです。でもソーシャルディスタンスが求められていた当時、それができなくなってしまった。だから、旅行できる夢の住宅を作ろうと考えたんです。小さなワゴン『ミスティ(Misty)』を作ることで、何とか正気を保つことができました」とフィッシャーさんは話す。
フィッシャーさんは既存の車両を使うのではなく、ゼロからトレーラーハウスを建てることにした。最初に彼女は中古の牽引トレーラーを購入した。

「当初は200平方フィート(約18㎡)の小さな家を建てたいと思っていましたが、旅行にも行きたいと考えていました。大きいサイズだと牽引できないので、『ヴァルド(vardo)』のサイズに縮小しました」とフィッシャーさんは語る。
ヴァルドとは、伝統的なロマの隊商の家のこと。豪華に装飾された、馬で引く小さな家だ。
「スクールバスを改造したりはしたくなかったんです。ピックアップトラックで牽引できて、しかも好きな場所に置くことができ、いつでも食料品や水を買いに行けるような車が欲しかったんです」と彼女は話す。
フィッシャーさんは大工仕事の経験が多少はあったものの、プロの建築家ではなかった。

「建築の基本的な考え方や、『どこから着手すべきか』といった内容はオンラインで調べました」とフィッシャー氏は言う。
彼女は小さな家の設計をきちんと決めていなかったが、できるだけ軽いものを造ろうとした。
「上部が下部よりも少し広くなるように、つまり斜めになる構造にしたかった。屋根は丸くして、そこに寝室用のロフトも作りたかったんです」と彼女は話す。
骨組みを造った後、フィッシャーさんは壁の設置に取り掛かる。風雨から壁を守るため、木材用シーラーで防水処理を施した。

「幸運なことに、コロナ禍の流行直前、つまり価格が急騰する直前に木材を仕入れることができました。スギ材とカバ材の合板をたくさん仕入れましたが、軽量化のため合板の使用は最小限に抑えました」とフィッシャー氏は語る。
気候に適した材料を選ぶに、特別な注意が必要だったようだ。スギは太平洋岸北西部の湿気によく耐えるため、最適な建築材料だと彼女は判断した。
使用した木材はすべて丁寧に鋸で切り、研磨し、手作業で接着またはネジ止めした。
「接続には接着剤とネジだけを使いました。接着剤は2ガロン使ったと思います。窓以外はクギは使っていません」と彼女は話す。
彼女は旅行しながら、旅の途中で小さな家に住むことを計画していたので、壁には適切な断熱を施す必要があった。

フィッシャーさんは換気用に家の両側に1つずつ、計4つの小さな窓を設置した。
外部電源に頼らないオフグリッドにするため、充電式LED電球や、その電力源となるポータブルソーラーパネルを購入した。
「専門家の助けを得るのが大変なので、多くの部分を簡素化しました。ソーラーパネルの設置などで2人も途中で手を引かれたので、代わりにポータブルソーラーパネルを使うことにしたんです」とフィッシャーさんは話す。
フィッシャーさんは最初に理想的な間取りを慎重に決め、寝室ロフトと簡易キッチンのスペースを区切った。

「若い頃、小さなバンで西海岸を旅したことがあるので、車内のスペースがいかに限られているか熟知しています」とフィッシャー氏は語った。
彼女は、キャビネットを作る際に、スパイス用の棚を含むすべてのアイテムを十分に収納できるスペースを作ろうとした。
家にバスルームを設けず、代わりに水洗式のキャンプ用トイレを設置した。家の中に湿気がこもるのを防ぐためだ。
ポータブル給湯器を備えた屋外シャワーも設置し、入浴にはそれを使用している。
フィッシャーさんはほぼすべての作業を自分で行い、金属屋根やプロパンガス管、トレーラーブレーキだけを専門業者に外注した。

フィッシャーさんのところには、時々息子や友人が手伝いに立ち寄ることもあった。
制作の中で最も大変だったのは、キッチンカウンターにエポキシ樹脂を流し込む作業。エポキシ樹脂を使うのは初めてで、ひどい漏れが発生してしまったという。
「ダクトテープで止めたり、シンクの下に潜り込んだりしたんですが、結局、身体中や髪の毛、至るところにエポキシ樹脂がついてしまいました」と彼女は振り返る。
漏れが多くて元々使用していたエポキシが足りなくなり、別の製品と混ぜようとした。しかし、それが大きな間違いだったことに気付く。
「カウンター全体が灰色に変色してしまったので、もう一度全てを削り直し、カンナで研磨しなければなりませんでした。ひどい状況でした」と彼女は話す。
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