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2025-04-16 03:40:00
三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMBCグループ)は2025年5月から、法人向けデジタル総合金融サービス「Trunk」(トランク)の提供を開始する。
Trunkは法人向け銀行口座を中核にビジネスカードや経理DX機能、柔軟な与信機能を統合したサービスだ。
Trunkのメインターゲットは、従業員数20人以下の中小企業だ。一般的に、メガバンクがあまりターゲットとしてこなかった潜在顧客にアプローチする取り組みだ。

サービス開発にはSMBCグループ、三井住友銀行、三井住友カードが連携し、フィンテック企業・インフキュリオンの技術も取り入れた。
SMBCグループは個人向けサービス「Olive(オリーブ)」を2022年に開始。すでに500万人以上のユーザーを獲得している。Oliveで培ったデジタル技術のノウハウもTrunkに生かしていく。
「信頼できる経理部長」のようなデジタル金融サービス
4月15日のTrunk発表の会見で、三井住友カードの大西幸彦社長は「小規模企業の社長は営業から経理、資金調達まで一人でこなすケースが多い」と指摘した。
Trunkは「信頼できる経理部長を雇ったようなサービス」をコンセプトに、経営者の業務負担の軽減を目指している。

サービスの中核にあるのは、三井住友銀行(SMBC)の法人向けネット口座だ。
振込手数料は一律145円、SMBC宛ての振込は無料という設計になっている。口座開設も簡略化されており、法人登記簿の提出なく開設できる。
スマートフォンから申し込み可能で、最短翌営業日に開設という手軽さも、メガバンクの法人口座としては珍しい要素だ。

三井住友カードが提供する法人向けカード機能も主要な要素だ。サービス開始時には法人代表者の個人与信に基づく「ビジネスオーナーズカード」を提供する。
2026年度には、会社の法人与信に基づく新たなビジネスカードへと拡充する計画だ。AIを活用した与信エンジンの導入により、利用限度額最大10億円も可能になるとしている。

業務効率化機能も提供する。一例としては、メールで届いた請求書や、紙の請求書をスマホで撮影して読み込み、振込予約までが自動化される機能を備える。

さらに、請求書支払いでは、支払先がカード決済に対応していなくても、アプリ上の操作で振込からカード払いに変更可能。
支払期日を最大翌月まで繰り延べられるため、資金繰りの調整ができる。こうした資金繰り支援機能は「フレキシブルファイナンス」として、今後も複数のサービスを導入していく計画だ。

会計SaaSとの連携による経理業務の効率化や、口座残高と請求書データから資金繰りを可視化する機能も提供予定。2026年度には「AIファイナンスエージェント」が資金調達の提案する機能も導入する。
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