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2025-11-02 06:00:00
- 2025年10月26日、中国軍は長距離デルタ翼無人機の実弾演習を公開した。
- 中国国営メディアは人民解放軍東部戦区によって発射されたASN‑301の映像を放送した。
- イスラエルの無人機ハーピーに非常によく似たASN‑301は、防空システムを探知・破壊する目的で設計されている。
中国人民解放軍は、無人航空機ASN-301が、トラック搭載の多連装発射システムから発射される短時間の映像を公開した。この映像は中国製のこの攻撃型無人機が実際にどのように使われているのかを示すきわめて貴重な映像だ。
2025年10月26日、国営メディアの中国中央電視台(CCTV)はこの映像を放送し、この演習は新たに配属した無人機を操作・管理する担当者の訓練として行われたものだと説明した。
Business Insiderが入手した映像は、砂漠地帯で走る2台の6輪トラックを映していた。各車両には無人機発射用の発射装置が搭載されており、発射筒は6本並んでいるように見える。
ASN‑301は翼の形が三角形(デルタ型)の無人航空機で、発射装置から勢いよく飛び出し、急上昇しながら飛行していく様子が確認できる。
CCTVは数秒間、無人機が飛行する様子を映した後、この兵器が目標に突入する場面に切り替えた。ターゲットとなっていたのは、訓練用に作られた滑走路と近くのシェルターのようで、弾薬がそこで爆発した。
この映像はその後、ソーシャルメディア上でも拡散された。
イスラエル製無人機との類似性
このASN‑301の形状や設計はイランのシャヘド‑136(Shahed-136)に似ているが、イスラエルの攻撃型無人機ハーピー(Harpy)とも多くの類似点がある。
この中国の無人航空機はハーピー(Harpy)に倣って設計されたと考えられている。イラン製のシャヘド(Shahed)が単純な使い捨て攻撃型の無人機として作られているのに対し、ASN‑301とハーピーは、敵の防空システムを標的とするのに役立つ電波周波数を検知することを目的としている。
中国政府は1990年代にイスラエル航空宇宙産業(Israel Aerospace Industries)からハーピーを100機を購入した。その後、アメリカは、このハーピー無人機に使われている高度な軍事技術が中国の手に渡ることを懸念し、イスラエルに対してその無人機のアップグレード(性能向上)を停止するように圧力をかけている。
最終的に、ASN‑301は2017年頃から防衛関連の展示会に登場するようになった。中国国営の中国航空技術輸出入総公司(CATIC)が販売したこの無人機は、全長8フィート(約2.4メートル)で遠隔操縦または完全自律飛行が可能だという。
当時、CATICは、ASN‑301は中国国内でJSW‑01または飛龍300A(Flying Dragon 300A)として知られており、最大4時間の飛行が可能で、最大15.5マイル(約25km)先にある無線周波数を探知できると述べている。
この無人機自体は最大時速約136マイル(約219 km/h)で飛行でき、重量は約440ポンド(約200kg)、最大航続距離は約170マイル(約274km)だという。
台湾海峡の幅はおよそ110マイル(約177km)、台湾本島の東西の最大幅は約90マイル(約145km)だ。そのため、中国本土から発射されれば、ASN‑301はおそらく台北大都市圏に到達可能であると考えられる。
10月26日にCCTVが報じたASN‑301に関するニュースでは、台湾については言及されていなかった。しかし、実弾演習は台湾と対峙する中国の主力部隊である東部戦区の旅団によって実施されたと報じた。
発射装置や装甲車両を製造する国営複合企業、中国北方工業集団は以前、6輪車両に搭載された実際のものとほぼ同型の発射装置からASN‑301が発射される様子を、部分的にアニメ化したプロモーション映像で公開していた。
2024年11月に公開されたこの映像では、ASN‑301がプロペラで飛行しており、機体の先端が丸い独特の形をしていることが分かる。
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