カンザス州の共和党連邦上院議員ロジャー・マーシャルが、6年前に自身の選挙戦のために受け取った菓子の代金をめぐり、地元ベーカリーから未払いを告発される事態となった。
ホリー・トーマスによるSNS告発と6年越しの未払い発覚
ホリー・トーマスはRaw StoryおよびKAKEの報道に対し、「私がロジャー・マーシャルに二度と投票しない理由を知りたいですか? 6年前、私が開業したばかりの小さなビジネスのオーナーだったとき、彼の選挙陣営が予備選の開票観覧パーティーのために、私のベーカリーにクッキーや菓子を注文したからです。そして、私は代金を受け取っていません」と述べた。
カンザス州ハッチンソンにある「ホリー・スウィート・トリーツ」のオーナーであるホリー・トーマスは木曜日、フェイスブック上で自身の体験を告発した。彼女は、コロナ禍のさなかで事業を始めたばかりの時期において、売上金の1ドル1ドルが非常に重要であったと説明している。トマスの主張によれば、マーシャル陣営の予備選の開票観覧イベントに向けて、特製の砂糖クッキー、カップケーキ、そしてファッジブラウニーの注文を受けた。しかし請求書の総額である678.75ドルが支払われることはなかった。具体的な内訳としては、砂糖クッキーが375ドル、カップケーキが75ドル、そしてファッジブラウニーが175ドルとなっていた。トマスは約1年間にわたり電話や電子メールで複数回にわたる支払いへの接触を試みたが、折り返しの電話がかかってくることは一度もなく、請求が放置され続けたことを明かしている。また、これらの菓子を調理するための原材料費や従業員の労力は小さな事業にとって大きな負担であり、簡単に譲り渡せるものではなかったと述べている。
倍額の決済と事務所側の説明
この告発がソーシャルメディア上で拡散された後、ロジャー・マーシャル議員は自身の公式X(旧ツイッター)アカウントにおいて、未払いとなっていた2020年の菓子代金について言及した。「As some folks may have seen, there was a post on social media regarding an unpaid 2020 cookie bill」と投稿した上で、どのようにしてこのような未払いが発生したのかについては全く把握していないと釈明した。その上で、事実が判明した直ちに当該店舗へ連絡を入れて謝罪の意を伝え、当時からの未払い額に対して倍額を支払ったと説明している。マーシャル議員は、カンザス州ハッチンソンに店舗を構えるホリー・スウィート・トリーツに対して1,300ドルを支払ったことを示すデジタル領収書のスクリーンショットを共有した。
激化する上院選挙戦と対立候補の反応
この一件は、11月の選挙を控えたカンザス州の情勢に影を落としている。メディアライトの報道によれば、医師でもあるマーシャル議員は、自身の医療債務をめぐる厳しい取り立て手法、すなわち貧しい地方の患者に対して訴訟を起こし、わずか101ドルほどの債務で逮捕者を出したという過去の告発も再びクローズアップされている。
現在、同州の上院選では、マーシャル議員に対して民主党の牧師であるアダム・ハミルトンが挑む展開となっている。リアルクリアポリティクスが追跡する世論調査では、両者が拮抗しており、マーシャル議員がわずかにリードしているものの、勝敗の行方は予測が難しい状況にある。
デイリーボルグ紙の指摘によれば、民主党の州上院候補であるマヤ・リベラ陣営もこの機会を逃さず、未払いの菓子代金と地方の小規模事業者を取り巻く経済的負担を結びつけた広告を展開している。