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フランス南西部オード県で竜巻が発生、41人が負傷し住宅数百棟が損壊

フランス南西部のオード県で、竜巻が村を襲い少なくとも41人が負傷、数百棟の住宅が損壊しました。25日現在、約2,800世帯で停電が発生しており、当局は120人以上の緊急隊員を投入して救助活動にあたっています。また、近隣で開催されていた自転車レース「ブエルタ・ア・エスパーニャ」の第3ステージも中止されました。…

フランス南西部オード県で竜巻が発生、41人が負傷し住宅数百棟が損壊

フランス南西部のオード県で、竜巻が村を襲い少なくとも41人が負傷、数百棟の住宅が損壊しました。25日現在、約2,800世帯で停電が発生しており、当局は120人以上の緊急隊員を投入して救助活動にあたっています。また、近隣で開催されていた自転車レース「ブエルタ・ア・エスパーニャ」の第3ステージも中止されました。

ポマ村での被害状況と緊急対応

竜巻の影響を最も強く受けたのは、人口1,000人のポマ村です。この地域では推定300棟の住宅が損壊し、屋根が剥がれ落ちるなどの深刻な被害が確認されています。現場に派遣された120人以上の緊急隊員が救助にあたっており、負傷者のうち15人が病院へ搬送されました。搬送された負傷者の中には、家屋の崩壊に巻き込まれた妊娠中の女性が含まれています。同女性の夫は、AFPの取材に対し当時の状況を語りました。

フランスの国家気象局であるメテオ・フランスは、近隣のアルケット=アン=ヴァル村において、最大風速が時速117キロ(73マイル)に達したと報告しています。目撃者が撮影した映像には、民家や木々の上空に立ち込める渦巻く竜巻の様子が捉えられていました。

交通網の混乱と自転車レースの中止

悪天候は交通機関にも大きな影響を及ぼしています。フィリップ・タバロ運輸大臣は、ボルドー、マルセイユ、ニース、トゥールーズ、そして北部のパリに至るまで、各地の空港で遅延や欠航が発生していると発表しました。交通網の混乱は空港にとどまらず、鉄道の運行見合わせや道路の封鎖も相次いでいます。フランス当局は、南西部の広い範囲に嵐に対するオレンジ警報を発令していました。

スポーツイベントにも影響が出ており、オード県で開催中だった自転車レース「ブエルタ・ア・エスパーニャ」の第3ステージは、雹(ひょう)を伴う嵐によって中止されました。選手たちは安全を確保するために避難を余儀なくされました。

気象当局の分析と竜巻の発生傾向

メテオ・フランスによると、フランスでは平均して毎年数十件の竜巻が発生しています。一方で、今回の事象が地球温暖化によってどの程度頻度や強度に影響を受けているかについては、現時点では不明であると述べています。

Pedestrians walk past a toppled tree after a tornado struck Pomas, southwestern France on August 24, 2026
Photo: bbc.co.uk

今回の被害は、ヨーロッパ全体が経験した前例のない熱波と森林火災の夏に続くものです。特にフランス南西部は被害が深刻で、第二次世界大戦以降最大規模の森林火災の一つとして、4万2,000ヘクタールが焼失する事態となりました。当局は現在も、停電地域における電力供給の回復と、被害を受けた10の村々の復旧作業を最優先で進めています。

執筆者について: nipponese

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