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フォード、F-Series不足とEV減少で米国販売10.3%減

7月 2, 2026 / nipponese
F-Seriesの供給不足とアルミニウム調達の混乱

Ford Motorは2026年7月2日、第2四半期の米国新車販売台数が前年同期比10.3%減の549,200台だったと発表しました。この減少は、主力であるF-Seriesピックアップトラックの供給問題と、電気自動車(EV)販売の急激な落ち込みが主な要因です。

F-Seriesの供給不足とアルミニウム調達の混乱

今回の販売台数減少において、最も大きな影響を与えたのが主力モデルのF-Seriesです。CNBCの報告によると、F-Seriesの販売台数は11%減少しました。この背景には、昨年末に主要なアルミニウムサプライヤーで2件の火災が発生し、供給網が寸断されたことがあります。

Fordはこの状況について、次のように説明しています。

Ford プレスリリース

供給不足という逆風がありながらも、F-Seriesは米国で最も売れているトラックとしての地位を維持しました。TradingViewが引用したSEC提出書類によると、上半期のF-Series販売台数は357,801台に達し、最寄りの競合他社を8万台以上の差で上回っています。

EV販売の急落とハイブリッド車へのシフト

販売構造の中で最も深刻な打撃を受けたのが純電気自動車(EV)部門です。CNBCのデータでは、第2四半期の純EV販売台数は前年同期比で40.7%という大幅な減少を記録しました。

一方で、市場の関心はハイブリッド車へと移っています。TradingViewが報じた詳細データでは、Maverick Hybridが第2四半期に29,457台を販売して四半期記録を更新し、上半期累計では46,507台に達したことが示されています。

この傾向はFord一社にとどまりません。多くの主要自動車メーカーがハイブリッド車の需要増により予想を上回る数値を出す中、競合のGeneral MotorsもEV販売の減少により、全体の販売台数が4.2%減少したと伝えられています。

リテールシェアの拡大と特定モデルの記録的成長

全体の販売台数は減少したものの、個別の指標ではポジティブな動きも見られます。Fordは、6月末時点の米国リテール市場シェアが前年同期比で0.2ポイント上昇し、12.3%になったと推定しています。

特に高利益率のSUVモデルがこのシェア拡大を牽引しました。以下の表は、TradingViewが報告した記録的な販売実績をまとめたものです。

モデル名 第2四半期実績 上半期累計実績 特記事項
Bronco 45,739台 76,936台 第2四半期にJeep Wranglerを上回る
Maverick Hybrid 29,457台 46,507台 第2四半期販売台数が過去最高

ただし、全体の数字を押し下げた要因として、モデルのフェーズアウト(生産終了)に加え、レンタカー向け販売が69%も急落したことが挙げられています。

業界全体の動向とFordの立ち位置

Fordの第2四半期販売台数(549,200台)は、前年同期の612,095台から10.3%減少しました。これは業界内でも大きな減少幅ですが、Cox Automotiveが予想していた11.5%減という予測をわずかに上回る結果となりました。

業界全体の状況を整理すると、Fordの苦戦とは対照的な動きが見て取れます。

  • Motor Intelligenceの推定では、6月の米国業界全体の販売台数は前年比7.5%増となり、月間調整販売ペースは1,667万台に達した。
  • Cox Automotiveは、6月の小売販売が3.4%減少すると予測していたが、実際の業界ペースは多くの予測を上回った。
  • Fordの年初来累計販売台数は100万台となり、前年同期の110万台から9.6%減少している。
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