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2024-05-31 10:00:00
メガフォーマーに挑戦すべく、筆者はスタジオ・フィックスにやってきました。
レイチェル・ホージー/ビジネス・インサイダー
- セレブの間で大人気の「メガフォーマー(Megaformer)」は、ピラティスのリフォーマーをパワーアップさせたようなフィットネスマシンだ。
- スプリングを使った、高強度かつ低負荷のワークアウトができる。
- 記者としてこれまでさまざまなワークアウトに挑戦してきた筆者だが、メガフォーマーのクラスは本当にきつかった。
「メガフォーマー」と聞くと、筆者は子ども向けの巨大なロボットのおもちゃを連想してしまう。
ただ、実際はそんなにかわいらしいものではない。
メガフォーマーはピラティスのリフォーマーに似た —— ただし、パワーアップさせた —— フィットネスマシンだ。トレーナーのセバスチャン・ラグリー(Sebastien Lagree)氏が開発し、2006年に特許を取得したメガフォーマーは、スプリングを使って身体に継続的に負荷をかける。
ラグリー氏の人気は高く、ジェニファー・アニストンやメーガン・マークル、ケイト・ハドソン、ジェニファー・ロペス、ミシェル・オバマ、キム・カーダシアンも同氏のファンだと報じられている。アメリカでスタートしたこのワークアウトは今、ブティック型フィットネス・スタジオが流行しているイギリスでも挑戦できる。

キム・カーダシアン(2024年4月)。
スティーブ・グラニッツ/ゲッティイメージズ
研究と市場によると、世界のブティック型フィットネス・スタジオの市場は現在551億6000万ドル(約8兆6800億円)で、2029年には796億6000万ドルに達する見込みだ。少なくともイギリスの大都市では、生活費危機にもかかわらず、贅沢なワークアウトに対する需要は好調を維持している。
筆者は健康・フィットネスの分野を専門とする記者で、毎日のように筋トレと有酸素運動をミックスしたエクササイズをしているものの、メガフォーマーはきつかった。リフォーマーを使ったピラティスの経験はあるし、バーエクササイズのクラスにもたくさん参加してきたけれど、ロンドンを離れてから数年、ピラティスのような低負荷で高強度のワークアウトは全くやっていなかった。
メガフォーマーに挑戦した後、数日は内ももが痛かった。そして、普段ピラティスのようなワークアウトをしない筆者にとって、今回の体験は、からだ全体のためにトレーニングのバリエーションを増やすことがいかに重要かを再認識させてくれた。
贅沢だけどミニマリストなジム
ロンドンには現在、メガフォーマーを使ったワークアウトのクラスをやっているフィットネス・スタジオが2つあって、どちらも料金は35ポンド(約7000円)だ。筆者が行ったのはケンジントン —— 富裕層が多く住むエリアで高級なブティック型フィットネス・スタジオには事欠かない —— にあるスタジオ・フィックス(Studio Fix)で、他のクラスは25ポンドで参加できる。
エントランスはミニマリストかつモダンなつくりで、中へ入るとゴールドとクロムめっきのアクセントが効いたインダストリアル(天井のむき出しの配管をイメージしてもらいたい)な雰囲気だ。

スタジオのエントランスと受付エリア。
レイチェル・ホージー/ビジネス・インサイダー
受付でチェックインを済ませ、プロテインシェイクのメニューに目をやった。1杯7.50ポンド(約1500円)… 贅沢はやめておこう。
更衣室にはダイソンのドライヤーとストレートアイロン、デオドラント、ドライシャンプー、ヘアスプレー、ヘアゴム、そしてイソップ(Aesop)のアメニティーが用意されていた。

更衣室とシャワールーム。
ソースコミュニケーションズ/レイチェル・ホージー/ビジネスインサイダー
ジムにありがちな明るいスタジオとは異なり、メガフォーマーのスタジオは鏡と赤い照明が印象的で、窓はなく、クラブのような雰囲気だ。

スタジオ・フィックスの「メガフォーマー」のスタジオ。
レイチェル・ホージー/ビジネス・インサイダー
マシンはかなり手強そうだ。ものすごく大きくて、さまざまなハンドルやストラップがあり、いろいろなマークがついた「キャリッジ」が前後にスライドする。
筆者は早めに着いたので、インストラクターのアンドレアさんがわたしや他の初心者たちに”基本”を教えてくれた。そして、初めての挑戦は難しいかもしれないとわたしや5人のクラスメイト(30代から40代のきれいでスリムな女性たち)に言った。実際、彼女の言う通りだった。
全ては「タイム・アンダー・テンション(TUT)」
クラスは体幹トレーニングから始まり、最初は何とかなりそうな感じだった。ところがその体幹トレーニングは延々と続き、筆者の腹筋は早くも疲れ始めた。
メガフォーマーを使ったワークアウトには大きな動きだけでなく、小さな動きもたくさんあって、それぞれの動きをじっくりと行う(ランジで4秒踏み込んで、4秒で戻すイメージ)ことでタイム・アンダー・テンション(TUT)を最大化する。簡単そうに聞こえるかもしれないけれど、簡単ではない。

いよいよクラスが始まる!
レイチェル・ホージー/ビジネス・インサイダー
ラグリー氏がかつて筆者に話したように、ゆっくり動くということは”勢い”が使えないということだ。
「より多くの筋繊維を使うことになるので、ワークアウトからより良い反応が返ってくるでしょう。爆発的な動きだけをしていると、筋肉量を増やす速筋繊維だけを使うことになります」
ワークアウト中、アンドレアさんは大きな声で指示を出し、ひとつひとつの動きを実演してくれた。おかげでクラスについていくことができた。それぞれのやり方を初めに見せるためにアンドレアさんが取ってくれた休憩も、筆者は大歓迎だった。それがなければ、休憩はゼロだった。
体幹トレーニングが終わると、下半身のトレーニングに移った。ストラップとケーブルを使ってさまざまなエクササイズを片側で行うと、反対側でもそれを繰り返した。1つのエクササイズを長時間やることはなかったけれど、それでも燃焼するには十分な長さだった。エクササイズの多くは簡単そうに見えて驚くほど痛かった(いい意味で)。普段やり慣れていない方法でワークアウトすると、筋肉が燃え、震え始めた。
クラスの締めくくりは上半身のワークアウトだった。一番簡単で、一番短かった。もう少しやりたかった。
定期的に続けるには、筆者には高すぎた…
クラスはあっという間に終わった。終わった後は、自分を誇らしく思い、伸ばしたり、動かしたりした身体が気持ちよかった。
その日の午後から何日か内ももに痛みを感じ、内もものトレーニングを怠ってはいけないと思い知らされた。

クラスが始まる前の筆者と、スタジオの外にある待機エリア。
レイチェル・ホージー/ビジネス・インサイダー
いろいろな運動を取り入れることの重要性も再認識させられた。スクワットで自分の体重の2倍を上げられても、メガフォーマーでランジをやったことがなければ、15秒間パルスを続けることはできない。
きつい筋トレや有酸素運動をすることも大切なので、筆者の場合、メガフォーマーのクラスだけというわけにはいかないけれど、予算が許せば、普段のワークアウトに取り入れるのも良さそうだ。
スタジオ・フィックスの創設者ナジーブ・アブナール(Najeeb Abunahl)氏に、なぜメガフォーマーを使ったワークアウトは他のワークアウトよりも高いのか尋ねると、ラグリー氏とライセンス契約を結んでメガフォーマーを使用し、トレーニングを行っているからだと教えてくれた。
「他にも、ヨーロッパからマスター・トレーナーを招いてインストラクター全員にラグリー・メソッドの認定を行っています」とアブナール氏は語った。
残念ながら、筆者には料金が高すぎた。ただ、もしお金に余裕ができたら、ぜひまた行きたい。
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