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ノジマ、肉のハナマサ……10・11月に「株式分割」する”全11銘柄”一覧表。それぞれのファンダメンタルも解説する | Business Insider Japan

この10月中および11月1日にも、11社が株式分割を実施する。Keisuke_N/Shutterstock日本株の勢いが最高潮に達してる今、各社は株式分割を行っている。株式分割で最低購入金額を引き下げ、さらなる投資を呼び込むためだ。この10月中および11月1日に株式分割を実施する、全11社について解説する。この1年で「株式分割」した大物7銘柄、その後どうなった? 三井物産・髙島屋・ソニーGなど | Business Insider Japan日経平均株価が5万円台を試す現在、日本株の勢いは最高潮に達している。そんななか、東京証券取引所(東証)は株式の投資水準について「50万円未満」が望ましいとしてきた。だが、国内では100株を1単位とする単元株制度により、投資のハードルは高い。株価が2000円なら、最低購入金額は20万円であることが多いからだ。東証が推奨する範囲に収めるべく、各社は株式分割を行っている。10月1日には、67もの銘柄が株式分割を行っていた。それ以降、さらに10月中および11月1日にも、11社が株式分割を実施する。今回は、認知度の高くない銘柄も多い。そのため、本記事ではその全銘柄のビジネスモデルや業績について紹介していく。10月2日〜10月31日に株式分割する銘柄銘柄スプリット比分割日ノジマ1/310月11日エスポア★1/310月24日ビート・ホールディングス・リミテッド1/1010月28日★ = 名古屋証券取引所11月1日に株式分割する銘柄銘柄スプリット比分割日笑顔のかわいい顔1/211月1日ゴルフ・ドゥ★1/211月1日ランドネット1/211月1日エリアリンク1/211月1日地域新聞社1/211月1日JMホールディングス1/211月1日交換できるくん1/311月1日デジタルグリッド1/611月1日★ = 名古屋証券取引所1. ノジマ|VAIOを傘下に収め、成長中分割日:2025/10/11スプリット比:1/3配当利回り:1.25%株主優待:株主優待割引券などノジマは10月11日に株式分割を実施した。最低購入金額は1単元(100株)で40万円弱だったが3分の1の分割により、現在は10万円台まで下がった。株価は株式分割の発表後に一旦調整が入ったが、その後反発上昇している。家電量販店を展開するノジマは近年の業績拡大が著しい。売上高は15年3月期の2400億円台から18年3月期には5000億円を突破。25年3月期には8534億円となった。家電量販店の店舗数は過去10年間で120台から倍増し、24年度末時点で248店舗を展開する。ヤマダ、ヨドバシ、ビックカメラの御三家は大型店を構える一方、ノジマはSCや百貨店内などにテナントとして出店し、周辺住民に身近な量販店として勢力を伸ばした。また、M&Aにも注力している。23年には携帯販売3位のコネクシオを買収した。店舗数でいえば、量販店よりも携帯ショップの方が多い。24年には衛星放送のアニマックスを傘下に収め、今年に入ってから旧ソニー系のPCメーカーであるVAIOを子会社化した。買収したのはいずれも成長産業ではないが、これらの企業大手としての残存者利益があり、ノジマはそこを狙ったと言われている。ノジマは祖業の量販店事業で小型店を出店し、首都圏での店舗数を増やす方針だ。M&Aについても、量販店事業に近い分野で買収が相次ぐかもしれない。とはいえ、株価は過去2年間で2倍弱のペースで上昇するなど、急速に伸びてきた。業績が好調でも高値掴みをしてしまう可能性もあるため、冷静に判断したい銘柄である。2. エスポア|債務超過を解消できるか分割日:2025/10/24スプリット比:1/3配当利回り:0.00%株主優待:なしエスポアは10月24日に株式分割を実施。株価は900円前後だったが、分割後は1単元3万円前後で入手が可能になる。エスポアは名古屋証券取引所のが開設する新興企業向けのネクスト市場に上場している。不動産会社であり、全国でマンションや宅地開発を手がけている。年間の売上高は数億円規模。近年は23年2月期と25年2月期に債務超過に陥っているため、投資判断には細心の注意が必要だ。3. ビートHD Ltd.|株価はビットコイン次第?分割日:2025/10/28スプリット比:1/10配当利回り:0.00%株主優待:なしビート・ホールディングス・リミテッドはケイマン諸島に本社があり、事業上の本社は香港に置いている。国内に上場する外国銘柄だ。現在の株価は1株が1300円台。単元株制度を採用していないため、1株単位で購入可能だ。少額で買えるにも関わらず実施するという。ちなみに同社は昨年、低い株価を見かけ上で増やすため、100対1の株式併合を行っている。同社の主な事業は海外でのIP(知的財産)事業とSMS配信サービス事業だ。今期の業績は芳しくなく、売上高は前年比で半分以下に縮小している。同社はビットコインを主要な財務準備資産としており、現物またはETFを通じてビットコインを購入している。9月末時点でビットコインETFの保有額は26億円。同社の株価もビットコイン次第といえそうだ。4. 笑顔のかわいい顔|将来性は未知数分割日:2025/11/1スプリット比:1/2配当利回り:0.00%株主優待:なし笑美面は11月1日に2分の1の株式分割を行う。現在の株価は2000円台であり、分割後は1単元10万円強で購入できるようになる。同社は介護施設の紹介サービスのほか、介護施設事業者を対象とした専用サイトの運営を行っている。介護施設を運営する上場企業は存在するが、同社のような企業は珍しい。23年10月期に東証グロース市場に上場したばかりだ。年間売上高は10億円強程度。株価は乱高下しており、一時は3000円を突破したものの、2000円を下回ったこともある。事業規模がまだ限られるだけに株価は安定していないようだ。分割日:2025/11/1スプリット比:1/2配当利回り:1.48%株主優待:株主優待割引券などゴルフ・ドゥはエスポアと同じく明証ネクスト市場に上場している。株価は400円台で高くないものの、投資を呼び込むために分割を行うという。事業は中古ゴルフショップ「ゴルフドゥ!」の直営店とFC店の運営事業だ。ECも手がける。近年の業績は60億円前後で推移しており、安定している。6月末時点で約70店舗を展開する。近年のゴルフ人気の一巡や猛暑で24年3月期は赤字となったが、25年3月期は黒字に戻っている。ゴルフ用品市場は2022年に2001年以来となる3000億円を突破した後、23、24年は軟調に推移した。だが25年度に再び上昇傾向にある。今後の株価はゴルフ市場の動き次第といえそうだ。6. ランドネット|中古マンション市場はピークか?分割日:2025/11/1スプリット比:1/2配当利回り:1.59%株主優待:なしランドネットは11月1日付で株式分割を行うとしており、最低購入金額は現在の約14万円から7万円前後に下がる見込みだ。同社は不動産業で、主に首都圏を中心とした中古マンションの売買・仲介を手がけている。昨今では都内の新築マンション価格が1億を超えるなど、新築の高騰が原因で中古物件へのシフトも進んでおり、中古市場も堅調に伸びている。売上高はコロナ禍前まで300億円規模だったが、25年7月期には960億円となった。株価も2年間で1.7倍に膨らんでいる。都内のマンション価格はまだまだ上がるという識者もいれば、現在の水準が高騰し過ぎており、「ババ抜き」と懸念する識者もいる。ちなみに、億ションの主な購入者層はパワーカップルであり、彼らの需要は堅調なため、都内の不動産価格が急落する可能性は低いと筆者は考えている。だが、1億超えは高すぎるとも考えている。同銘柄については、各自の不動産市場の見込みで投資判断をすべきだ。7. エリアリンク|収納スペース需要は旺盛分割日:2025/11/1スプリット比:1/2配当利回り:2.24%株主優待:なしエリアリンクも同様に2分の1の株式分割を行う。株価は8月に2600円を突破したが、現在は2200円台を推移している。分割後は10万円強で買えるようになるだろう。同社はレンタル収納スペース「ハローストレージ」を全国で展開している。住宅街やロードサイドで見かけるコンテナのような収納スペースだ。25年6月末時点で11.8万室を展開している。手狭な住宅で置けないものを置ける場所として注目され、収納スペースの需要は着実に伸びているようだ。業績も順調に伸びている。首都圏の手狭な住宅事情は変わりそうになく、今後も安定して伸びていくかもしれない。8. 地域新聞社|フリーペーパー事業でどこまで伸びるか分割日:2025/11/1スプリット比:1/2配当利回り:0.00%株主優待:店舗・自社ECで使える割引券地域新聞社は2分の1分割を行う予定で、6万円台の最低購入金額は3万円台まで減少する。株式の流動性を上げ、投資家層を拡大することが目的だという。同社は千葉県八千代市に本社を置き、千葉県北西部でフリーペーパー「ちいき新聞」を発行している。無料で配布される新聞であり、広告・折込チラシが収入源だ。近年の年間売上高は30億円前後を推移している。都心まで拡大できると伸びそうだが、主力とする千葉県北西部は人口減少も懸念される地域である。分割日:2025/11/1スプリット比:1/2配当利回り:1.61%株主優待:お米、自社グループ商品券JMホールディングスの株価は約3000円を推移している。11月1日の株式分割後は15万円程度で購入できるようになる。JMホールディングスという社名はなじみ深く無いが、同社は食品スーパー事業を手がけており、「肉のハナマサ」や「ジャパンミート」など、肉に注力する店舗を展開している。祖業は食肉の卸だ。ホームセンター「ジョイフル本田」の中に構える店舗もある。物価高を背景に肉のハナマサのような業務スーパーが消費者に支持されるようになった。25年7月期の売上高は前年比8%増の1862億円である。株価は20年に3800円を超えたことがある。再度ピークを超えられるか、注目したい。分割日:2025/11/1スプリット比:1/3配当利回り:0.00%株主優待:自社ECで利用できるポイント現在の交換できるくんの最低購入金額は約25万円だ。3分の1分割により、10万円未満で購入できるようになる。特徴的な社名だが、同社は自社ECを通じて、住宅設備や機器交換工事を展開している。近年では修理サービスやリフォームなどの企業を子会社化し、工事機能を強化している。近年の業績は伸び続けており、売上高は3年で倍増し、25年3月期は103億円となった。積極的な広告で知名度が向上していることが背景にある。売上は伸びているものの、人件費や地代家賃、広告宣伝費の増加のため、営業利益は減少しており、今後は利益率の改善が課題となりそうだ。株価も21年の水準から3分の1まで縮小している。分割日:2025/11/1スプリット比:1/6配当利回り:0.00%株主優待:なしデジタルグリッドは4月に東証グロース市場に上場した。現在の株価は5000円台であり、最低購入金額は50万円以上と東証の推奨値を上回る。6分の1分割により、10万円未満で購入できるようになる。同社は発電者と電力の購入者が直接電力を売買できる電力取引プラットフォームを運営している。一般的な業種ではないことから、適正な株価は判断しにくい。上場後、8月には1万2000円を突破したが、26年7月期について同社が減益を予想すると株価は急落した。上場したばかりの銘柄であり、特別な理由が無い限り安易に手を出すのは避けた方が良いかもしれない。まとめこのラインナップにおいて、最も知名度が高いと思われるのはノジマだろう。同社の株価も業績を反映して伸び続けている。他の銘柄は比較的マイナーな銘柄だ。だが、屋号やサービス名については一定の認知度がある。長期保有を目的とするのであれば、債務超過の銘柄や、グロースに上場したばかりで乱高下する銘柄は慎重に検討した方が良い。また、ビジネスモデルが真新しく、自分なりの業績判断ができない銘柄も同様だろう。例えば、ゴルフ市場に知見があり、国内の中古ゴルフ用品の需要が今後も伸びると判断したなら、今回のラインナップにあるゴルフ・ドゥに投資するのも良いかもしれない。ちなみに今回の11銘柄について、筆者が個人的に購入を検討したい銘柄は見つからなかった。今後も株式分割は継続される予定であり、目ぼしい銘柄が出てくるか注目したい。日本製鉄、ニトリ、ドンキ……10月1日に「株式分割」する"67銘柄"一覧表。そして、注目の9銘柄について解説する | Business Insider Japan #ノジマ肉のハナマサ1011月に株式分割する全11銘柄一覧表それぞれのファンダメンタルも解説する #Business #Insider #Japan

ノジマ、肉のハナマサ……10・11月に「株式分割」する”全11銘柄”一覧表。それぞれのファンダメンタルも解説する | Business Insider Japan

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2025-10-24 08:30:00

この10月中および11月1日にも、11社が株式分割を実施する。
Keisuke_N/Shutterstock
  • 日本株の勢いが最高潮に達してる今、各社は株式分割を行っている。
  • 株式分割で最低購入金額を引き下げ、さらなる投資を呼び込むためだ。
  • この10月中および11月1日に株式分割を実施する、全11社について解説する。
この1年で「株式分割」した大物7銘柄、その後どうなった? 三井物産・髙島屋・ソニーGなど | Business Insider Japan

この1年で「株式分割」した大物7銘柄、その後どうなった? 三井物産・髙島屋・ソニーGなど | Business Insider Japan

日経平均株価が5万円台を試す現在、日本株の勢いは最高潮に達している。

そんななか、東京証券取引所(東証)は株式の投資水準について「50万円未満」が望ましいとしてきた。だが、国内では100株を1単位とする単元株制度により、投資のハードルは高い。株価が2000円なら、最低購入金額は20万円であることが多いからだ。

東証が推奨する範囲に収めるべく、各社は株式分割を行っている。10月1日には、67もの銘柄が株式分割を行っていた。それ以降、さらに10月中および11月1日にも、11社が株式分割を実施する。

今回は、認知度の高くない銘柄も多い。そのため、本記事ではその全銘柄のビジネスモデルや業績について紹介していく。

10月2日〜10月31日に株式分割する銘柄

銘柄

スプリット比

分割日

ノジマ

1/3

10月11日

エスポア★

1/3

10月24日

ビート・ホールディングス・リミテッド

1/10

10月28日

★ = 名古屋証券取引所

11月1日に株式分割する銘柄

銘柄

スプリット比

分割日

笑顔のかわいい顔

1/2

11月1日

ゴルフ・ドゥ★

1/2

11月1日

ランドネット

1/2

11月1日

エリアリンク

1/2

11月1日

地域新聞社

1/2

11月1日

JMホールディングス

1/2

11月1日

交換できるくん

1/3

11月1日

デジタルグリッド

1/6

11月1日

★ = 名古屋証券取引所

1. ノジマ|VAIOを傘下に収め、成長中

分割日:2025/10/11
スプリット比:1/3
配当利回り:1.25%
株主優待:株主優待割引券など

ノジマは10月11日に株式分割を実施した。最低購入金額は1単元(100株)で40万円弱だったが3分の1の分割により、現在は10万円台まで下がった。株価は株式分割の発表後に一旦調整が入ったが、その後反発上昇している。

家電量販店を展開するノジマは近年の業績拡大が著しい。売上高は15年3月期の2400億円台から18年3月期には5000億円を突破。25年3月期には8534億円となった。家電量販店の店舗数は過去10年間で120台から倍増し、24年度末時点で248店舗を展開する。ヤマダ、ヨドバシ、ビックカメラの御三家は大型店を構える一方、ノジマはSCや百貨店内などにテナントとして出店し、周辺住民に身近な量販店として勢力を伸ばした。

また、M&Aにも注力している。23年には携帯販売3位のコネクシオを買収した。店舗数でいえば、量販店よりも携帯ショップの方が多い。24年には衛星放送のアニマックスを傘下に収め、今年に入ってから旧ソニー系のPCメーカーであるVAIOを子会社化した。買収したのはいずれも成長産業ではないが、これらの企業大手としての残存者利益があり、ノジマはそこを狙ったと言われている。

ノジマは祖業の量販店事業で小型店を出店し、首都圏での店舗数を増やす方針だ。M&Aについても、量販店事業に近い分野で買収が相次ぐかもしれない。とはいえ、株価は過去2年間で2倍弱のペースで上昇するなど、急速に伸びてきた。業績が好調でも高値掴みをしてしまう可能性もあるため、冷静に判断したい銘柄である。

2. エスポア|債務超過を解消できるか

分割日:2025/10/24
スプリット比:1/3
配当利回り:0.00%
株主優待:なし

エスポアは10月24日に株式分割を実施。株価は900円前後だったが、分割後は1単元3万円前後で入手が可能になる。

エスポアは名古屋証券取引所のが開設する新興企業向けのネクスト市場に上場している。不動産会社であり、全国でマンションや宅地開発を手がけている。年間の売上高は数億円規模。近年は23年2月期と25年2月期に債務超過に陥っているため、投資判断には細心の注意が必要だ。

3. ビートHD Ltd.|株価はビットコイン次第?

分割日:2025/10/28
スプリット比:1/10
配当利回り:0.00%
株主優待:なし

ビート・ホールディングス・リミテッドはケイマン諸島に本社があり、事業上の本社は香港に置いている。国内に上場する外国銘柄だ。現在の株価は1株が1300円台。単元株制度を採用していないため、1株単位で購入可能だ。少額で買えるにも関わらず実施するという。ちなみに同社は昨年、低い株価を見かけ上で増やすため、100対1の株式併合を行っている。

同社の主な事業は海外でのIP(知的財産)事業とSMS配信サービス事業だ。今期の業績は芳しくなく、売上高は前年比で半分以下に縮小している。同社はビットコインを主要な財務準備資産としており、現物またはETFを通じてビットコインを購入している。9月末時点でビットコインETFの保有額は26億円。同社の株価もビットコイン次第といえそうだ。

4. 笑顔のかわいい顔|将来性は未知数

分割日:2025/11/1
スプリット比:1/2
配当利回り:0.00%
株主優待:なし

笑美面は11月1日に2分の1の株式分割を行う。現在の株価は2000円台であり、分割後は1単元10万円強で購入できるようになる。

同社は介護施設の紹介サービスのほか、介護施設事業者を対象とした専用サイトの運営を行っている。介護施設を運営する上場企業は存在するが、同社のような企業は珍しい。23年10月期に東証グロース市場に上場したばかりだ。

年間売上高は10億円強程度。株価は乱高下しており、一時は3000円を突破したものの、2000円を下回ったこともある。事業規模がまだ限られるだけに株価は安定していないようだ。

分割日:2025/11/1
スプリット比:1/2
配当利回り:1.48%
株主優待:株主優待割引券など

ゴルフ・ドゥはエスポアと同じく明証ネクスト市場に上場している。株価は400円台で高くないものの、投資を呼び込むために分割を行うという。

事業は中古ゴルフショップ「ゴルフドゥ!」の直営店とFC店の運営事業だ。ECも手がける。近年の業績は60億円前後で推移しており、安定している。6月末時点で約70店舗を展開する。

近年のゴルフ人気の一巡や猛暑で24年3月期は赤字となったが、25年3月期は黒字に戻っている。ゴルフ用品市場は2022年に2001年以来となる3000億円を突破した後、23、24年は軟調に推移した。だが25年度に再び上昇傾向にある。今後の株価はゴルフ市場の動き次第といえそうだ。

6. ランドネット|中古マンション市場はピークか?

分割日:2025/11/1
スプリット比:1/2
配当利回り:1.59%
株主優待:なし

ランドネットは11月1日付で株式分割を行うとしており、最低購入金額は現在の約14万円から7万円前後に下がる見込みだ。

同社は不動産業で、主に首都圏を中心とした中古マンションの売買・仲介を手がけている。昨今では都内の新築マンション価格が1億を超えるなど、新築の高騰が原因で中古物件へのシフトも進んでおり、中古市場も堅調に伸びている。売上高はコロナ禍前まで300億円規模だったが、25年7月期には960億円となった。株価も2年間で1.7倍に膨らんでいる。

都内のマンション価格はまだまだ上がるという識者もいれば、現在の水準が高騰し過ぎており、「ババ抜き」と懸念する識者もいる。ちなみに、億ションの主な購入者層はパワーカップルであり、彼らの需要は堅調なため、都内の不動産価格が急落する可能性は低いと筆者は考えている。だが、1億超えは高すぎるとも考えている。同銘柄については、各自の不動産市場の見込みで投資判断をすべきだ。

7. エリアリンク|収納スペース需要は旺盛

分割日:2025/11/1
スプリット比:1/2
配当利回り:2.24%
株主優待:なし

エリアリンクも同様に2分の1の株式分割を行う。株価は8月に2600円を突破したが、現在は2200円台を推移している。分割後は10万円強で買えるようになるだろう。

同社はレンタル収納スペース「ハローストレージ」を全国で展開している。住宅街やロードサイドで見かけるコンテナのような収納スペースだ。25年6月末時点で11.8万室を展開している。手狭な住宅で置けないものを置ける場所として注目され、収納スペースの需要は着実に伸びているようだ。業績も順調に伸びている。首都圏の手狭な住宅事情は変わりそうになく、今後も安定して伸びていくかもしれない。

8. 地域新聞社|フリーペーパー事業でどこまで伸びるか

分割日:2025/11/1
スプリット比:1/2
配当利回り:0.00%
株主優待:店舗・自社ECで使える割引券

地域新聞社は2分の1分割を行う予定で、6万円台の最低購入金額は3万円台まで減少する。株式の流動性を上げ、投資家層を拡大することが目的だという。

同社は千葉県八千代市に本社を置き、千葉県北西部でフリーペーパー「ちいき新聞」を発行している。無料で配布される新聞であり、広告・折込チラシが収入源だ。近年の年間売上高は30億円前後を推移している。都心まで拡大できると伸びそうだが、主力とする千葉県北西部は人口減少も懸念される地域である。

分割日:2025/11/1
スプリット比:1/2
配当利回り:1.61%
株主優待:お米、自社グループ商品券

JMホールディングスの株価は約3000円を推移している。11月1日の株式分割後は15万円程度で購入できるようになる。

JMホールディングスという社名はなじみ深く無いが、同社は食品スーパー事業を手がけており、「肉のハナマサ」や「ジャパンミート」など、肉に注力する店舗を展開している。祖業は食肉の卸だ。ホームセンター「ジョイフル本田」の中に構える店舗もある。

物価高を背景に肉のハナマサのような業務スーパーが消費者に支持されるようになった。25年7月期の売上高は前年比8%増の1862億円である。株価は20年に3800円を超えたことがある。再度ピークを超えられるか、注目したい。

分割日:2025/11/1
スプリット比:1/3
配当利回り:0.00%
株主優待:自社ECで利用できるポイント

現在の交換できるくんの最低購入金額は約25万円だ。3分の1分割により、10万円未満で購入できるようになる。

特徴的な社名だが、同社は自社ECを通じて、住宅設備や機器交換工事を展開している。近年では修理サービスやリフォームなどの企業を子会社化し、工事機能を強化している。近年の業績は伸び続けており、売上高は3年で倍増し、25年3月期は103億円となった。積極的な広告で知名度が向上していることが背景にある。

売上は伸びているものの、人件費や地代家賃、広告宣伝費の増加のため、営業利益は減少しており、今後は利益率の改善が課題となりそうだ。株価も21年の水準から3分の1まで縮小している。

分割日:2025/11/1
スプリット比:1/6
配当利回り:0.00%
株主優待:なし

デジタルグリッドは4月に東証グロース市場に上場した。現在の株価は5000円台であり、最低購入金額は50万円以上と東証の推奨値を上回る。6分の1分割により、10万円未満で購入できるようになる。

同社は発電者と電力の購入者が直接電力を売買できる電力取引プラットフォームを運営している。一般的な業種ではないことから、適正な株価は判断しにくい。上場後、8月には1万2000円を突破したが、26年7月期について同社が減益を予想すると株価は急落した。上場したばかりの銘柄であり、特別な理由が無い限り安易に手を出すのは避けた方が良いかもしれない。

まとめ

このラインナップにおいて、最も知名度が高いと思われるのはノジマだろう。同社の株価も業績を反映して伸び続けている。他の銘柄は比較的マイナーな銘柄だ。だが、屋号やサービス名については一定の認知度がある。

長期保有を目的とするのであれば、債務超過の銘柄や、グロースに上場したばかりで乱高下する銘柄は慎重に検討した方が良い。また、ビジネスモデルが真新しく、自分なりの業績判断ができない銘柄も同様だろう。例えば、ゴルフ市場に知見があり、国内の中古ゴルフ用品の需要が今後も伸びると判断したなら、今回のラインナップにあるゴルフ・ドゥに投資するのも良いかもしれない。

ちなみに今回の11銘柄について、筆者が個人的に購入を検討したい銘柄は見つからなかった。今後も株式分割は継続される予定であり、目ぼしい銘柄が出てくるか注目したい。

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執筆者について: nipponese

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