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ドイツでピカピカの車を見かけない、驚きの理由。車に対する価値観の違い | Business Insider Japan

ドイツの住宅街で一般的に見られる駐車方法撮影:幸田詩織その理由は、ドイツの住宅街の駐車方法にあった。こちらでは一般的に、車庫付きの大きな家を除き、個人の所有する車は基本的に通りに沿って縦列駐車されている。車を保管できる場所があまり多くなく、多く並ぶ車の中にピカピカの車両があったとき、盗難やいたずらのターゲットになってしまうことが多いらしいのだ。さらに彼は「車の中がきれいすぎたり、カーナビなんかがついていたら、車上荒らしに無理やり盗まれる」と言い、あえてカーナビを付けずに、いつもスマホのナビ機能を利用しているのだとか。車体の色も地味なものが多い印象がある撮影:幸田詩織これは非常に納得できる理由だった。実際筆者も、通りを歩いていていたずらをされている車を何度も見たことがある。ひどいケースだと、数年前に酔っぱらいが急に持っていたビール瓶で車を叩き、激怒しながら戻ってきた所有者らしき人とひどい揉め事になっているのを見た記憶がある。おそらく何かの被害にあったであろう車。撮影:幸田詩織ドイツは比較的治安の良い国だとは思うが、決して油断できない環境であることも、これまでの在住歴から実感している。「裕福である」「余裕がある」というところをあまり見せないようにすることは、安全に暮らす上で重要なことなのだ。同居人にも聞いてみたところ、上記に加えて「ドイツは移動距離が長いことが多い」ということも理由に挙げていた。ドイツは国土が広く、アウトバーンの利用も無料のため、ちょっとした仕事などでも都市間を移動することが多いそうだ。そこに「それほど高頻度に掃除しない」ということが加われば、たしかにあまりピカピカな車を見かけないのも納得できる。常にピカピカで愛着を持てる存在というよりも、あくまで車は普段の生活に必要な道具と捉えている人が多いのだろうと感じた。自動車税の仕組みにも違いが撮影:幸田詩織話を聞いている中で興味深かったのは、自動車の維持コストに関しても、日本とドイツでは大きな違いがあること。ドイツでは、日本に比べて自動車にかかる税金が安い上に、柔軟なのだという。基本的には、排気量100ccごとに課税されるものと、C02の排出量ごとに課税されるものの合計で自動車税が算出され、C02排出量が少ない車ほど税額が安くなる仕組みになっている。一般的なガソリン車の場合、結果的に日本の自動車税よりも安く収まることが多いようだ。期間限定ナンバーは、使用期間がナンバープレートに印字されるシャッターストック更に自動車税に関する仕組みで興味深かったのは、「夏のレジャーの間だけ」など、限られた期間にだけ車を利用する場合に、期間限定のナンバープレートが発行できること。申請された車は、利用期間分のみの税金や車検が適用されるのだそうだ。古い車は税金が安くなる撮影:幸田詩織もう一つ、日本と大きく異なる制度として、ビンテージカーに対する定額自動車税というものもある。30年以上前に製造されたクラシックカーについて、一定条件を満たすと文化的な遺産であると認定され、自動車税が減税されるのだ。ビンテージカーは大きさや種類を問わず、税額が毎年一律191.73ユーロとなる。また基本的に車検料も非常に安く済むのだそうだ。日本では、逆に登録から13年を経過した車は自動車税が上がってしまう。なるべく新しく燃費の良い車を普及させ、環境負荷を減らしたいという狙いは理解できるが、古い車を大切に乗り続けることの難易度は高くなってしまう。そもそも日本は、他国から比べても自動車税が高いと言われている。ガソリン代の高騰などもあり、日常の足というよりも「高級品」としての意味合いが強まってきてしまっているのかもしれない。日本でも、地方では交通インフラが貧弱なところも多い。見た目の面でも税金などの面でも、車に対する価値観がもっと寛容なものになったらいいなと感じた。 日本人、自炊を頑張りすぎ。ドイツ人の「あまりに簡素すぎるごはん」から学んだこと | Business Insider Japan40代も“さまよい”続けたい。作家・羽田圭介が渇望する「心が動く」場所 | Business Insider Japan日本の自転車は怖すぎる。「隠れた自転車大国」ドイツでストレスなく走れる理由 | Business Insider Japan #ドイツでピカピカの車を見かけない驚きの理由車に対する価値観の違い #Business #Insider #Japan

ドイツでピカピカの車を見かけない、驚きの理由。車に対する価値観の違い | Business Insider Japan

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2025-04-28 11:00:00

ドイツの住宅街で一般的に見られる駐車方法
撮影:幸田詩織

その理由は、ドイツの住宅街の駐車方法にあった。こちらでは一般的に、車庫付きの大きな家を除き、個人の所有する車は基本的に通りに沿って縦列駐車されている。車を保管できる場所があまり多くなく、多く並ぶ車の中にピカピカの車両があったとき、盗難やいたずらのターゲットになってしまうことが多いらしいのだ。さらに彼は「車の中がきれいすぎたり、カーナビなんかがついていたら、車上荒らしに無理やり盗まれる」と言い、あえてカーナビを付けずに、いつもスマホのナビ機能を利用しているのだとか。

車体の色も地味なものが多い印象がある
車体の色も地味なものが多い印象がある
撮影:幸田詩織

これは非常に納得できる理由だった。実際筆者も、通りを歩いていていたずらをされている車を何度も見たことがある。ひどいケースだと、数年前に酔っぱらいが急に持っていたビール瓶で車を叩き、激怒しながら戻ってきた所有者らしき人とひどい揉め事になっているのを見た記憶がある。

おそらく何かの被害にあったであろう車。
おそらく何かの被害にあったであろう車。
撮影:幸田詩織

ドイツは比較的治安の良い国だとは思うが、決して油断できない環境であることも、これまでの在住歴から実感している。「裕福である」「余裕がある」というところをあまり見せないようにすることは、安全に暮らす上で重要なことなのだ。

同居人にも聞いてみたところ、上記に加えて「ドイツは移動距離が長いことが多い」ということも理由に挙げていた。ドイツは国土が広く、アウトバーンの利用も無料のため、ちょっとした仕事などでも都市間を移動することが多いそうだ。そこに「それほど高頻度に掃除しない」ということが加われば、たしかにあまりピカピカな車を見かけないのも納得できる。常にピカピカで愛着を持てる存在というよりも、あくまで車は普段の生活に必要な道具と捉えている人が多いのだろうと感じた。

自動車税の仕組みにも違いが

ドイツの高速道路。
撮影:幸田詩織

話を聞いている中で興味深かったのは、自動車の維持コストに関しても、日本とドイツでは大きな違いがあること。ドイツでは、日本に比べて自動車にかかる税金が安い上に、柔軟なのだという。基本的には、排気量100ccごとに課税されるものと、C02の排出量ごとに課税されるものの合計で自動車税が算出され、C02排出量が少ない車ほど税額が安くなる仕組みになっている。一般的なガソリン車の場合、結果的に日本の自動車税よりも安く収まることが多いようだ。

期間限定ナンバーは、使用期間がナンバープレートに印字される
期間限定ナンバーは、使用期間がナンバープレートに印字される
シャッターストック

更に自動車税に関する仕組みで興味深かったのは、「夏のレジャーの間だけ」など、限られた期間にだけ車を利用する場合に、期間限定のナンバープレートが発行できること。申請された車は、利用期間分のみの税金や車検が適用されるのだそうだ。

古い車は税金が安くなる

撮影:幸田詩織
撮影:幸田詩織

もう一つ、日本と大きく異なる制度として、ビンテージカーに対する定額自動車税というものもある。30年以上前に製造されたクラシックカーについて、一定条件を満たすと文化的な遺産であると認定され、自動車税が減税されるのだ。ビンテージカーは大きさや種類を問わず、税額が毎年一律191.73ユーロとなる。また基本的に車検料も非常に安く済むのだそうだ。

日本では、逆に登録から13年を経過した車は自動車税が上がってしまう。なるべく新しく燃費の良い車を普及させ、環境負荷を減らしたいという狙いは理解できるが、古い車を大切に乗り続けることの難易度は高くなってしまう。そもそも日本は、他国から比べても自動車税が高いと言われている。ガソリン代の高騰などもあり、日常の足というよりも「高級品」としての意味合いが強まってきてしまっているのかもしれない。日本でも、地方では交通インフラが貧弱なところも多い。見た目の面でも税金などの面でも、車に対する価値観がもっと寛容なものになったらいいなと感じた。

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#ドイツでピカピカの車を見かけない驚きの理由車に対する価値観の違い #Business #Insider #Japan

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