米国のドナルド・トランプ大統領は2026年10月9日、ニューヨーク州シラキュースのオンセンターで選挙集会を開催し、民主党のキャシー・ホウクル知事の職を狙う共和党のブルース・ブレイクマン候補への支持を強く訴えた。Fox Newsの報道によると、会場には多数の支持者がつめかけ、トランプ大統領は自身が直接選挙に出馬しているわけではないものの、政権の成果を守るために同様の熱量で投票に臨むよう求めた。
集会にはブレイクマン候補も登壇し、税金や公共料金の引き下げ、治安対策の強化、ビジネスと家庭にとって魅力的なニューヨーク州作りを約束した。Spectrum Newsによると、会場周辺では抗議活動も行われたほか、今回のイベントには連邦議会選挙に立候補しているカエリー・ブラー候補やアンソニー・コンスタンティノ候補ら他の共和党候補者らも顔を揃えた。
集会の背景と経済政策をめぐる論点
トランプ大統領は演説の中で、ホウクル知事の運営下におけるニューヨーク州の税制や公共料金、治安状態を厳しく批判した。その上で、ブレイクマン候補が国内のエネルギー生産を推進し家庭の負担を減らすことで、州の経済潜在力を引き出せると主張した。さらに、トランプ大統領は中央ニューヨーク州で計画されているマイクロンの1000億ドル規模の半導体複合施設建設にも触れ、同計画が直接雇用9000人を含む州内全体で5万人の雇用を生み出し、西半球最大規模の半導体製造拠点になると強調した。
一方、ホウクル知事側は、関税の継続的な影響がニューヨーク州の企業を圧迫していると反発している。New York Postによると、選挙戦をめぐっては、シエナ大学の世論調査でブレイクマン候補が民主党の現職を追う展開が伝えられる一方で、クニピアック大学の調査ではホウクル知事がリードを維持しているとされるなど、各種の情勢調査が報じられてきた。
壇上のゲストと今後の展望
この日の集会では、元プロボクサーのマイク・タイソン氏が壇上に招かれ、トランプ大統領が笑顔で言葉を交わす場面もあった。選挙戦が終盤を迎える中、トランプ大統領は共和党支持層に対し、投票日には圧倒的な勢いを見せつけて連邦下院と上院で勝利を収めようと呼びかけた。

トランプ大統領はブレイクマン候補との共闘について、「彼はこの州を救う。州を立て直し、私はホワイトハウスから彼を支える」と述べ、ホワイトハウスからの直接的な支援を約束した。