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2024-07-10 14:05:00
ソニーは新しいレンズ交換式カメラ「VLOGCAM ZV-E10 II」を発表した(写真下のグリップは別売)。
撮影:小林優多郎
ソニーは7月10日、新型カメラ「VLOGCAM ZV-E10 II」を発表した。
7月17日から予約を開始し、発売は8月2日予定。市場想定価格は本体のみで15万3000円前後。
ZV-E10 IIは、ソニーが2020年5月から展開している日常生活を撮影するのに最適化したカメラ「VLOGCAM」(ブイログカム)シリーズの最新モデルだ。

写真左からVLOGCAM ZV-E10 II、ZV-E10。やや角が取れたデザインになり、ボタンなどのボタンなどの操作部分も異なる。
撮影:小林優多郎
前機種である「ZV-E10」は2021年9月に発売。発売時の価格は7万8000円前後と10万円を切りつつ、スマホのカメラより非常に大きい「APS-C」サイズのセンサーを持つレンズ交換式カメラとして人気を博した(現在は直販価格8万8000円)。
ZV-E10 IIは後継機として、新しい画像処理エンジンを搭載しつつ、初代機で不満が出ていたポイントを改善したモデルとなる。なお、ZV-E10は継続して販売する。
画像処理エンジン一新。「縦位置で撮影」もしやすく

「クリエイティブルック」に対応する。
撮影:小林優多郎
本機種に搭載されたカメラの心臓部とも言える画像処理エンジンは「BIONZ XR」という、フルサイズベーシック機の「α7 IV」や、同シリーズの兄弟機「VLOGCAM ZV-E1」と同等のものとなる。
イメージセンサーも初代機が約2400万画素だったのに対し、ZV-E10 IIでは約2600万画素に向上。
画像処理エンジンの処理性能アップと合わせて、暗所でもノイズを抑えた撮影や、高解像度・高フレームレートの4K60p(4Kの画質で1秒で60コマの)撮影にも対応している。

内蔵マイクの指向性も変更できるようになった。
撮影:小林優多郎
また、さまざまな撮影機能が原稿のフルサイズベーシック機である2021年12月発売の「α7 IV」(直販価格37万2900円)と同等になっている。
代表的な例だと色味などを一律に設定できる10種類の「クリエイティブルック」や、人や動物に対応する「リアルタイムAF」、被写体が動いても焦点を合わせ続ける「リアルタイムトラッキング」に対応する。
VLOGCAMならではの要素としては、新しく縦位置の情報表示に対応した。今までも縦動画・静止画の撮影は可能だったが、各種ユーザーインターフェイス(UI)は横表示のままだった。
昨今のショート動画などの縦型動画需要に対応した形になる。

縦持ちした際、ディスプレイ内のディスプレイ内の表示も変わる。
撮影:小林優多郎
そのほかにも、動画撮影時の電子手ブレ補正機能でより強力な「アクティブモード」や、動画撮影中に焦点を変える時に発生する画角のズレを抑える「ブリージング補正」にも対応する。
堅調な成長を狙うソニーのカメラ事業

パワーズームレンズキットに付属するレンズもリニューアル。写真は白と黒それぞれのモデルの新旧レンズ。各色右側が新しい「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II」になる。
撮影:小林優多郎
ソニーは5月31日に開催した事業説明会で、同社の電化製品全般を扱うエンタテインメント・テクノロジー&サービス(ET&S)事業について、ZV-E10 IIのようなレンズ交換式カメラやレンズについて高い収益性を持つ領域拡大・収益軸事業と位置付けている。
実際に、カメラ等のイメージング事業は2021年から2026年にかけて通期で+8%の成長を見込むなど、爆発的ではないものの堅実的な成長と収益を見込んでいる。

ソニーグループはカメラ事業について比較的収益性の高い事業と位置付けている。
出典:ソニーグループ
縦位置UIの対応でも分かるとおり、VLOGCAMはそんな同社の中で、若年層で広がる昨今の動画撮影文化に対応した戦略的なデバイスだと言える。
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