健康

サム・ニール 78歳、肺気増殖性がんにあった

7月 16, 2026 / nipponese
俳優サム・ニールさん、78歳で逝去 死因は肺炎と公表

俳優サム・ニールさん、78歳で逝去 死因は肺炎と公表

映画『ジュラシック・パーク』などの出演で知られるニュージーランド出身の俳優、サム・ニールさんが、月曜日にシドニーの病院で死去した。享年78歳。長年ニールさんの代理人を務めるフィリップ・グレンツ氏は木曜日、一部メディアで報じられた不正確な情報や虚偽を正すため、家族と協議の上で死因が「肺炎」であったことを明らかにした。

俳優サム・ニールさん、78歳で逝去 死因は肺炎と公表
Photo: Yahoo

がんとの闘いと「寛解」の経緯

ニールさんは以前、血液がんの一種である非ホジキンリンパ腫(血管免疫芽球性T細胞リンパ腫)を患っていることを公表していた。2023年の回顧録『Did I Ever Tell You This?』の中で、ステージ3の診断を受けたことや、死に対する自身の考えを赤裸々に綴っていた。同書でニールさんは「死ぬことは怖くないが、生きることをやめたくない」と語り、闘病を「暗い冒険」と表現していた。

がんとの闘いと「寛解」の経緯
Photo: Yahoo

代理人のグレンツ氏によると、ニールさんはその後、自身のT細胞を改変する免疫療法である「CAR-T療法」を受け、この闘いに打ち勝っていたという。今年4月には「がんが消えた(寛解した)」状態であることを報告しており、亡くなった時点でもがんが再発していた事実はなかった。

俳優としてのキャリアと遺作

ニールさんは北アイルランドで生まれ、幼少期にニュージーランドへ移住した。1970年代初頭からニュージーランドの映画界で活動を始め、その後オーストラリアへと活躍の場を広げた。1993年の大ヒット映画『ジュラシック・パーク』で古生物学者のアラン・グラント博士を演じ、国際的な名声を得た。50年以上にわたるキャリアの中で、150以上の作品に出演している。

俳優としてのキャリアと遺作
Photo: bbc.co.uk

グレンツ氏によると、ニールさんは亡くなるまでの1年間も精力的に活動しており、撮影済みのプロジェクトが4作品あるという。これらは今後数ヶ月の間に順次公開される予定である。また、以下の作品についても今後の公開が控えている。

公開予定作品 時期
The Fox 2025年
Untamed (Netflixシリーズ) 2025年
Godzilla x Kong: Supernova 2027年
The Last Resort 2027年

「控えめな人柄」を偲ぶ声

ニールさんの私生活について、代理人のグレンツ氏は「非常にプライバシーを大切にし、大騒ぎを嫌う人だった」と振り返っている。そのため、葬儀はニュージーランドの自身の農場にて、家族のみの非公開で行われる予定である。

彼の訃報を受け、映画界の仲間たちからは追悼の言葉が相次いだ。『ジュラシック・パーク』で共演したローラ・ダーンさんは「愛する生涯の友人」と称し、スティーブン・スピルバーグ監督は「彼とジュラシック・シリーズを一緒に作れたことを誇りに思う。サムは世界中のファンに決して忘れられることはないだろう」と声明を発表した。また、俳優のトニ・コレットさんは彼を「伝説」「英雄」と評した。

俳優業の傍ら、ニュージーランドのセントラル・オタゴ地方で「Two Paddocks」というブランドを立ち上げ、ピノ・ノワールやリースリングなどのワインを生産するヴィントナー(ワイン醸造家)としての顔も持っていた。ニールさんには4人の子供と8人の孫がいる。

Find more reporting in our 健康 section.