ウラジーミル・プーチン大統領、イーロン・マスク氏を称賛、「止めることはできない」と語る

タッカー・カールソン氏とウラジーミル・プーチン氏との2時間のインタビューで驚くべき瞬間が訪れたのは、ロシア大統領が予想外にイーロン・マスク氏を称賛した時だった。

カールソン氏がAIとニューラリンクについて持ち出すと、プーチン氏は笑いながら、事態は「複雑」になっていると述べた。

彼はアンカーに「人類は現在、多くの脅威に直面している。遺伝子研究者のおかげで、超人、特殊な人間、遺伝子操作されたアスリート、科学者、軍人を作り出すことが可能になった」と語った。

今月初め、マスク氏の神経テクノロジー会社ニューラリンクは、初めて無線脳チップを人間に埋め込んだと発表した。 マスク氏を止められないと見ているプーチン大統領は、ニューラリンクのようなマインドチップのルールを望んでいる。

プーチン大統領は「イーロン・マスク氏を止めることはできないと思う。彼は自分の思う通りに行動するだろう」と語った。 同氏はニューラリンクのようなテクノロジーに関する協力と規制の必要性を強調し、知性を備えたマスク氏とのオープンなコミュニケーションを示唆した。

マスク氏はXのインタビュー全文へのリンクを共有したが、プーチン大統領の賞賛には反応しなかった。 しかし、「タッカー・カールソンは素晴らしい。このようなジャーナリズムがもっと必要だ」とカールソンを称賛した。

プーチン大統領、米ロ関係の現状について語る

プーチン大統領はインタビュー中、西側諸国はウクライナでロシアを倒すのは「不可能」であることを理解すべきだとカールソン氏に語った。

スパイ容疑でロシアに約1年拘束されている米国人記者エヴァン・ガーシュコビッチ氏(同氏、雇用主、米国政府は否定している)について問われた際、プーチン大統領は、ロシアと米国の諜報機関は「協議中」であり、何も合意はないと述べた。彼らが「これを修正」できない理由。