フィラデルフィア・イーグルスで14シーズンを過ごしたオフェンシブラインマンのレーン・ジョンソンが、火曜日に正式に引退を発表した。ジョンソンは今シーズン、開幕から3試合すべてに右タックルとして先発出場していたが、ロサンゼルス・ラムズとの第4週の試合では、理由が明かされないまま突然の欠場となっていた。36歳のジョンソンは、以前より引退を検討していたことを明かしており、今シーズンがキャリアの最後になる可能性が高いと語っていたものの、シーズンを最後まで戦い抜くことは叶わなかった。
14年間のキャリアと引退の理由
「もう1年、兄弟たちと共にフィールドに立つために全力を尽くしたかった。しかし、深く考えた結果、自分の人生における優先順位が変わったことに気づいた。今は、自分の精神的な健康に集中することが何よりも重要だ」 レーン・ジョンソン、フィラデルフィア・イーグルス元オフェンシブラインマン

かねてよりメンタルヘルスの重要性を強く訴えてきたジョンソンは、自身と家族がキャリアを継続できる状態にあるかを常に確認してきた。今回の決断について、球団側はジョンソンを支持する声明を発表している。
2013年ドラフトからの軌跡と功績
ジョンソンのフットボールキャリアは、テキサス州のキルゴア・カレッジでクォーターバックとして始まった。その後、オクラホマ大学へ転校し、タイトエンドを経てオフェンシブラインマンへとポジションを転向した。2012年のシニアシーズンには、ビッグ12カンファレンスのセカンドチームやサードチームのオールアメリカンに選出されるなど頭角を現した。これを受け、イーグルスは2013年のNFLドラフト全体4位でジョンソンを指名した。
ジョンソンはイーグルスで過ごした14年間で、チームのオフェンシブラインを支える絶対的な存在となり、2度のスーパーボウル制覇に貢献した。その卓越した実績から、資格を得る5年後にはプロフットボール殿堂入りが確実視されている。
- プロボウル選出:6回
- ファーストチーム・オールプロ選出:2回
- セカンドチーム・オールプロ選出:3回
ジョンソンの貢献度はチームの勝敗に如実に表れている。イーグルスが彼を指名して以降、チームは112勝58敗1分けという記録を残しているが、彼が欠場した試合では18勝28敗と大きく負け越しており、その存在の大きさが際立っている。
イーグルスのオフェンシブラインの再編
チームは現在、レシーバーのデボンタ・スミス、タイトエンドのダラス・ゴーダート、ランニングバックのサーコン・バークレーおよびタンク・ビッグスビーといった主力選手たちの負傷にも見舞われており、攻守ともに苦しい台所事情となっている。イーグルスは過去にもオフェンシブラインの才能を育成してきた実績があり、ジョンソンの生産的な働きをいかに埋め合わせるかが、今後のシーズンにおける最大の課題となる。