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アメリカとイランの空戦 アメリカ株の下落

7月 13, 2026 / nipponese
ホルムズ海峡の緊張再燃と米国市場への影響

ホルムズ海峡の緊張再燃と米国市場への影響

週末にかけてアメリカとイランの間で空戦が再開されたことを受け、米国の株式市場では先物価格が下落した。イラン側がホルムズ海峡の閉鎖を宣言し、両国間での攻撃の応酬が激化したことが背景にある。

米中央軍は日曜の夜、ホルムズ海峡を通過する民間船舶や海運業者への攻撃能力を低下させる目的で、イランに対する新たな空爆を開始したと発表した。これに先立ち、イラン側はホルムズ海峡の全航行が「一時的に利用不可能」になったとSNS上で表明していた。しかし、ドナルド・トランプ米大統領は、同海峡が商業航行に対して開放されていると述べ、この主張を否定している。

この地政学的リスクの高まりを受け、週明けの米国株先物は軒並み下落した。ダウ平均株価先物、S&P 500先物、ナスダック100先物は、いずれもマイナス圏で推移した。アジア市場でもこの影響は波及し、日本の日経平均株価や韓国の総合株価指数(KOSPI)などが下落した。

原油価格の上昇とエネルギー供給への懸念

ホルムズ海峡は世界の石油生産の約20%が通過する重要な海上交通路であり、今回の緊張はエネルギー市場を直撃した。原油価格は急伸し、ブレント原油先物やウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は、いずれも3%から4%近い上昇を記録した。

専門家の間では、今回の紛争が長期化した場合のエネルギー供給不足への懸念がくすぶっている。一方で、一部の市場アナリストは、市場にはホルムズ海峡を巡る紛争に対するある種の「慣れ」や「慢心」も存在しており、原油価格の上昇は限定的であるとの見方も示している。しかし、米国の軍事行動が活発化する中、海域の安定化の先行きは不透明なままだ。

決算シーズンに向けた投資家の動向

市場の関心は、地政学的リスクだけでなく、今週から本格化する米大手企業の決算発表にも向いている。JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ウェルズ・ファーゴといった米国の主要銀行が、相次いで第2四半期の決算を発表する予定だ。

アナリストの予測では、S&P 500構成銘柄の第2四半期の利益は前年比で23%以上の成長が見込まれている。投資家は、特に人工知能(AI)関連銘柄が引き続き利益成長を牽引できるかどうかに注目している。AI関連の設備投資については、一部で懐疑的な見方もあるものの、ビジネスへのAI導入による実質的な利益向上が確認されているとの指摘もある。

今後の経済指標と市場の焦点

主要指数の変動状況(直近データ)

項目 変動率
S&P 500先物 -0.34% ~ -0.58%
ダウ工業株30種平均先物 -0.26% ~ -0.43%
ナスダック100先物 -0.72% ~ -1.37%
ブレント原油先物 +3.7% ~ +3.9%

市場は現在、地政学的な不確実性と、企業の収益力というファンダメンタルズの狭間で揺れ動いている。今後の紛争の推移と、今週発表される主要企業の決算が、当面の市場の方向性を決定づけることになる。

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