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アメリカで増加する「いま買ってあとで払う(BNPL)」による「幻の借金」… 専門家はいつ問題を引き起こすか分からないと警鐘 | Business Insider Japan

増加するBNPLの利用、迫る返済期限 2023年のホリデーシーズン、アメリカではBNPLの利用が急増した。オンラインでの売り上げを追跡しているアドビによると、BNPLの利用はブラックフライデーで47%、サイバーマンデーで43%増加した。 金利が記録的に高いクレジットカードを使って買い物をするよりも、BNPLを利用した方が、利息が発生することなく一定の期間 —— 8週間または4カ月が多い —— で借金を完済できる。 ただ、こうしたローンの多くは今、返済期限が迫っている。 もし消費者が年末年始で予算を使い果たして、BNPLの返済が滞った場合、遅延損害金と30%近い金利に直面する可能性がある。 分割払いは、他の方法では審査に通らないような一部のアメリカ人に信用を与えることができる。しかし、経済ニュースとデータを提供しているPYMNTSが消費者2572人を対象に8月に実施した調査では、高所得者 —— PYMNTSでは年収10万ドル(約1460万円)以上と定義 —— の約64%が過去12カ月以内に分割払いを利用したことがあると分かった。これは回答者全体の「60%」よりも多い。 もちろん、大半の消費者はこのような取引に際して、全ての支払いを期日通り済ませるつもりでいる。実際、連邦準備銀行の『2022年家計経済と意思決定に関する調査』では、回答者の83%がBNPLの支払いを期限内に済ませていた。 ピーター・ケイド しかし、ローンを返済している人の中には先延ばしにする人もいる。社会科学研究ネットワークの調査では、消費者の中にはBNPLをクレジットカードで払っている人もいることが分かった。金利0%をしばしば20%をはるかに超える金利と交換しているのだ。 生活に必要な大きなものを購入するには分割払いのローンが望ましいかもしれないが、最も一般的な"使い道"ではない。PYMNTSの調査によると、回答者の39.6%はBNPLを利用して「服」を購入し、33.7%は「食料品」を購入している。 アメリカ経済に忍び寄る「幻の借金」 ウェルズ・ファーゴのエコノミスト、ティム・クインラン(Tim Quinlan)氏とシャノン・シーリー・グレイン(Shannon Seery Grein)氏は、BNPLは消費者が抱える借金の増加につながる恐れがあると指摘している。支払いが引き延ばせると分かれば、消費者がさらに借金をする可能性が高まるからだ。 「そして、これを監視する中央管理機関が存在しないため、この『幻の借金』の増加は、全体の家計債務の水準が実際は従来の指標よりも高いことを意味する可能性がある」とエコノミストらは書いている。 CEICのデータによると、2023年第3四半期末の時点でアメリカの家計負債(対GDP比)は64.1%だった。 自分だけの「借金時計」が必要かも…。 セルチュク・アカール/アナドル代理店、ゲッティイメージズ経由 ジャネイ・モンゴメリー・スコット(Janney Montgomery Scott)のチーフ・インベストメント・ストラテジスト、マーク・ラスチーニ(Mark Luschini)氏は12月に出演した『マリア・バルティロモとの朝』で、BNPLの利用が増加しているのは消費者に"ひび"が入り始めている兆候かもしれないと語った。ラスチーニ氏は、こうしたローンは最近のクレジットカード破産や滞納の増加とあいまって、一部の消費者 —— 特にクレジットカード債務や自動車ローンを抱えている消費者 —— がアメリカ経済の圧力に屈し始めているサインだと指摘した。 ウェルズ・ファーゴのエコノミストたちは、BNPLはまだ大きな問題にはなっていないかもしれないが、いつ問題が起こるか分からないと結論付けている。 「限られたデータを調査したわたしたちの感覚では、BNPLはまだ個人消費にとって大きな問題ではない。ただ、その明確な尺度ができるまでは、この"幻の借金"がいつ消費者や経済全体に重大な問題を引き起こすかを知る術はない」 ウォーレン・バフェット氏は、「いま買ってあとで払う」ことの危険性をそれが存在するずっと前に指摘していた。2010年の金融危機調査委員会(FCIC)の公聴会で、バフェット氏はレバレッジや借入金を使うことの落とし穴について説明した。…

アメリカで増加する「いま買ってあとで払う(BNPL)」による「幻の借金」… 専門家はいつ問題を引き起こすか分からないと警鐘 | Business Insider Japan

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2024-01-16 22:30:00

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執筆者について: nipponese

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