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2024-03-03 15:00:00
フェルナンド・グティエレス・フアレス/ゲッティイメージズ
- アップルは10年間にわたって開発に取り組んできた電気自動車のプロジェクトを断念したと報じられている。
- 現在の残酷な電気自動車市場における最新の犠牲者となるだろう。
- アップルは自動車メーカーがEV計画の調整に奔走する最中に撤退することになった。
アップルカー(Apple Car)は死んでしまった(らしい)。
需要の低迷に苦しんでいるアメリカの電気自動車(EV)市場にとって、アップル(Apple)の自動車開発計画の白紙化は厳しいものになるだろう。ブルームバーグ(Bloomberg)は2024年2月28日、アップルは電気自動車の開発に10年間取り組んできたが、プロトタイプを発表する前にプロジェクトを中止すると報じた。
アップルのこの撤退の決定は、アメリカでEVの見直しが進む中で報道された。
Business Insiderが2024年2月初めに報じているように、完全な電気自動車への需要低迷を受けて、自動車会社はEV計画を再考している。この需要の低迷は世界中で起こっているものだが、EVの普及が遅れているアメリカで最も顕著だ。
世界有数のEVメーカーである中国のBYDでさえ、アメリカ市場には手を出したくないと述べている。
BYDの米州事業を率いるBYDアメリカズ(BYD Americas)ののステラ・リー(Stella Li)CEOは、2024年2月27日のヤフー・ファイナンス(Yahoo Finance)のインタビューで、「アメリカに進出する予定はない。興味深い市場だが、EVに関して言えば、非常に複雑だ」と語っている。
リーCEOはアメリカでのEV普及の減速を中国のEV市場と対比させた。中国政府のより的を絞った資金提供と規制によってEVに投資しない自動車メーカーは「アウトだ、死ぬだろう、未来はない」と語っている。
アップルのカー・プロジェクト、通称「プロジェクト・タイタン(Project Titan)」はほとんどの自動車会社が後回しにしてきた自律走行型の高価な技術を利用したものになるはずだった。
各自動車メーカーもEV計画を変更している
アップルと同様、アメリカの自動車会社もEV需要の低迷に対応するため、計画を変更している。最近では、ゼネラルモーターズ(General Motors)のメアリー・バーラ(Mary Barra)CEOが「北米ではハイブリッド車の販売を頼りにする」と発言しているほか、スウェーデンのボルボ(Volvo)は「EVブランドのポールスター(Polestar)への今後の資金投入を取りやめる」と発表している。
これは、2024年1月にハーツが所有している電気自動車の3分の1を廃棄するという驚きの決定を下した後のことだった。
自動車メーカーが感じているプレッシャーの一因は、イーロン・マスク(Elon Musk)のテスラ(Tesla)に起因する価格競争にある。
マスクは2023年、テスラの人気モデルの一部を値下げし始め、EVの平均価格を引き下げた。これによって、従来の自動車メーカーが損失を出さずに競争することが難しくなったのだ。
メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)の最高財務責任者(CFO)のハラルド・ヴィルヘルム(Harald Wilhelm)は、「これはかなり厳しい状況だ。現状がすべてのプレーヤーにとって持続可能だとは到底思えない」と2023年末のアナリストとの電話会議で述べている。
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