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アサヒグループ食品、カルピス開発の「乳酸菌」でフェムケア参入。新商品を相次ぎ発売、「女性活躍」を後押し | Business Insider Japan

拡大するフェムケア市場にアサヒグループ食品が参入。「わたしプロローグ」(中央)と「ララフェム」シリーズを軸に展開する。 撮影:湯田陽子 女性特有の健康課題の解決をサポートするフェムケア・フェムテック市場に、大手企業が続々と参入している。 1992年に日本で初めて一般用妊娠検査薬を発売し、毎年「妊活白書」を公開しているロート製薬は「ロートフェムケア」サイトを、明治も新ブランド「明治 フェムケアフー」を立ち上げたほか、日立ソリューションズがフェムテック市場に参入するなど、各社ともフェムケア・フェムテック関連の商品開発や啓蒙に力を入れている。 フェムケア・フェムテック市場の規模はここ数年右肩上がりで、2023年は約750億円(見込み)。5年前の約580億円から3割拡大している。 そうしたなか、アサヒグループ食品は1月25日、「月経前の一時的な晴れない気分、精神的疲労感、眠気を軽減する」(アサヒグループ食品)という機能性表示食品「わたしプロローグ」を発売した。月経に関する機能性を訴求した機能性表示食品としては日本初の商品となる。 さらに3月4日には、40〜50代の女性をターゲットにしたサプリメント「ララフェム」を発売。年齢とともに変化する心身の不調「ゆらぎ」に着目し、サプリとゼリーの2タイプを投入する。 カルピスの独自開発技術をグループ全体で深掘り アサヒグループ食品社長の川原浩氏は「女性活躍は重要な社会課題であり、社会的ニーズ」と語った。 撮影:湯田陽子 両商品に共通して含まれているのが、2012年にアサヒグループホールディングスが味の素から買収し、同社の完全子会社となったカルピスが独自開発している乳酸菌「CP2305ガセリ菌」だ。 アサヒグループ食品が1月25日に開いた2024年事業方針説明会で、社長の川原浩氏はBusiness Insider Japanの取材に対しこう語った。 「カルピスはそもそも、(1916年の)創業当初から健康を支えるために研究を積み重ね、商品を販売してきた会社です。カルピスという会社単体で見ると商品の幅は狭いかもしれません。 でも、わたしプロローグやララフェムに配合されているCP2305ガセリ菌、またディアナチュラゴールドというサプリメントに含まれるL-92乳酸菌など、アサヒグループ全体で見ると非常に幅広く展開できる。L-92乳酸菌はアサヒビールの商品にも使われています」(川原氏) 「腸内環境改善」機能がなぜフェムケアに? CP2305ガセリ菌は今回のフェムケア2商品だけでなく、これまでにもディアナチュラシリーズや「届く強さの乳酸菌W」など乳酸菌飲料といった商品にも使われている。主な効果としては、腸内環境の改善に役立つ機能があることが知られている。 それがなぜ、フェムケアとして役立つのか。 「CP2305ガセリ菌は非常に歴史のある菌。この菌の持つ特性を深掘りし、どのような機能を見つけられるか。そこが(アサヒグループの)研究開発力です」(川原氏) 腸内環境を改善する、睡眠の質を高める、メンタルをサポートするといった機能も、そうした研究のなかで次々と発見していったという。 「そのなかで、(わたしプロローグの)月経時の一時的な不快感を緩和することについても、エビデンスをしっかりそろえていった。月経分野では日本初の機能性表示食品ということで許可されるまでに時間を要し、結果的に発売まで4年かかりました」(川原氏) アサヒグループの強みと今後の展開 アサヒグループ食品の大髙聡子氏は「インサイトをしっかりとらえ、(消費者に)響く商品をつくれるマーケティング力」も大きな強みだと話す。 撮影:湯田陽子 アサヒグループ食品の強みについて、同社コンシューマ事業本部マーケティング三部長の大髙聡子氏はこう語る。 「CP2305はかなり広範な可能性を持つ菌で、それが本当に機能的に体に作用するというのが大きいですね。また、今回の商品もそうですが、非常に幅広い年代の実ユーザーさまの声をもとにしたナレッジの蓄積があるので、インサイトをしっかりとらえ、(消費者に)響く商品をつくれる。そうしたマーケティング力も強みです」(大髙氏) フェムケアについて、川原社長は大きな社会課題を解決する重要な分野だと強調する。 「女性がより生き生きと活躍する世の中になることは、これからの日本、世界にとっては極めて重要。女性が活躍する社会が活力を生み、活力のある社会にならないといけないから日本は絶対その方向になる。ということは、そこに提供する価値があるわけです」(川原氏) アサヒグループ食品としての今後の展開については、多角的に展開するというより、自社の強みを最大限に生かす方向を目指す。 「フェムケア分野は本当に幅広い領域なので、すべてを網羅しようとは思っていません。ただ、アサヒグループやアサヒグループ食品だから他社に先駆ける、あるいは他社にはできないものを提供できることがあるだろうと。 例えばCP2305の機能性を深掘りして女性の悩みに応えられるものを見出したら商品化していくなど、役立てるエッジを探して女性が活躍できる社会の後押しをしたいと考えています」(川原氏) #アサヒグループ食品カルピス開発の乳酸菌でフェムケア参入新商品を相次ぎ発売女性活躍を後押し #Business #Insider #Japan

アサヒグループ食品、カルピス開発の「乳酸菌」でフェムケア参入。新商品を相次ぎ発売、「女性活躍」を後押し | Business Insider Japan

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2024-01-26 05:00:00

拡大するフェムケア市場にアサヒグループ食品が参入。「わたしプロローグ」(中央)と「ララフェム」シリーズを軸に展開する。

撮影:湯田陽子

女性特有の健康課題の解決をサポートするフェムケア・フェムテック市場に、大手企業が続々と参入している。

1992年に日本で初めて一般用妊娠検査薬を発売し、毎年「妊活白書」を公開しているロート製薬は「ロートフェムケア」サイトを、明治も新ブランド「明治 フェムケアフー」を立ち上げたほか、日立ソリューションズがフェムテック市場に参入するなど、各社ともフェムケア・フェムテック関連の商品開発や啓蒙に力を入れている。

フェムケア・フェムテック市場の規模はここ数年右肩上がりで、2023年は約750億円(見込み)。5年前の約580億円から3割拡大している。

そうしたなか、アサヒグループ食品は1月25日、「月経前の一時的な晴れない気分、精神的疲労感、眠気を軽減する」(アサヒグループ食品)という機能性表示食品「わたしプロローグ」を発売した。月経に関する機能性を訴求した機能性表示食品としては日本初の商品となる。

さらに3月4日には、40〜50代の女性をターゲットにしたサプリメント「ララフェム」を発売。年齢とともに変化する心身の不調「ゆらぎ」に着目し、サプリとゼリーの2タイプを投入する。

カルピスの独自開発技術をグループ全体で深掘り

アサヒグループ食品 フェムケア

アサヒグループ食品社長の川原浩氏は「女性活躍は重要な社会課題であり、社会的ニーズ」と語った。

撮影:湯田陽子

両商品に共通して含まれているのが、2012年にアサヒグループホールディングスが味の素から買収し、同社の完全子会社となったカルピスが独自開発している乳酸菌「CP2305ガセリ菌」だ。

アサヒグループ食品が1月25日に開いた2024年事業方針説明会で、社長の川原浩氏はBusiness Insider Japanの取材に対しこう語った。

「カルピスはそもそも、(1916年の)創業当初から健康を支えるために研究を積み重ね、商品を販売してきた会社です。カルピスという会社単体で見ると商品の幅は狭いかもしれません。

でも、わたしプロローグやララフェムに配合されているCP2305ガセリ菌、またディアナチュラゴールドというサプリメントに含まれるL-92乳酸菌など、アサヒグループ全体で見ると非常に幅広く展開できる。L-92乳酸菌はアサヒビールの商品にも使われています」(川原氏)

「腸内環境改善」機能がなぜフェムケアに?

CP2305ガセリ菌は今回のフェムケア2商品だけでなく、これまでにもディアナチュラシリーズや「届く強さの乳酸菌W」など乳酸菌飲料といった商品にも使われている。主な効果としては、腸内環境の改善に役立つ機能があることが知られている。

それがなぜ、フェムケアとして役立つのか。

「CP2305ガセリ菌は非常に歴史のある菌。この菌の持つ特性を深掘りし、どのような機能を見つけられるか。そこが(アサヒグループの)研究開発力です」(川原氏)

腸内環境を改善する、睡眠の質を高める、メンタルをサポートするといった機能も、そうした研究のなかで次々と発見していったという。

「そのなかで、(わたしプロローグの)月経時の一時的な不快感を緩和することについても、エビデンスをしっかりそろえていった。月経分野では日本初の機能性表示食品ということで許可されるまでに時間を要し、結果的に発売まで4年かかりました」(川原氏)

アサヒグループの強みと今後の展開

アサヒグループ食品 フェムケア

アサヒグループ食品の大髙聡子氏は「インサイトをしっかりとらえ、(消費者に)響く商品をつくれるマーケティング力」も大きな強みだと話す。

撮影:湯田陽子

アサヒグループ食品の強みについて、同社コンシューマ事業本部マーケティング三部長の大髙聡子氏はこう語る。

「CP2305はかなり広範な可能性を持つ菌で、それが本当に機能的に体に作用するというのが大きいですね。また、今回の商品もそうですが、非常に幅広い年代の実ユーザーさまの声をもとにしたナレッジの蓄積があるので、インサイトをしっかりとらえ、(消費者に)響く商品をつくれる。そうしたマーケティング力も強みです」(大髙氏)

フェムケアについて、川原社長は大きな社会課題を解決する重要な分野だと強調する。

「女性がより生き生きと活躍する世の中になることは、これからの日本、世界にとっては極めて重要。女性が活躍する社会が活力を生み、活力のある社会にならないといけないから日本は絶対その方向になる。ということは、そこに提供する価値があるわけです」(川原氏)

アサヒグループ食品としての今後の展開については、多角的に展開するというより、自社の強みを最大限に生かす方向を目指す。

「フェムケア分野は本当に幅広い領域なので、すべてを網羅しようとは思っていません。ただ、アサヒグループやアサヒグループ食品だから他社に先駆ける、あるいは他社にはできないものを提供できることがあるだろうと。

例えばCP2305の機能性を深掘りして女性の悩みに応えられるものを見出したら商品化していくなど、役立てるエッジを探して女性が活躍できる社会の後押しをしたいと考えています」(川原氏)

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執筆者について: nipponese

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