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2025-11-26 10:00:00
- サンフランシスコで開かれたAIサミットCerebral Valley AI Conferenceで、聴衆に「もし時価総額10億ドル以上のスタートアップ株を空売りできるとしたら、どの会社を狙うか?」と質問が投げかけられた。
- すると、グーグルに挑むAI検索ブラウザ、パープレキシティの名前が最も多く挙げられた。
- パネルディスカッションの登壇者の間で、「我々は今バブルのさなかにある」という認識に異論はほぼなかった。
シリコンバレーは、「次なる大物」に賭けることに取りつかれている。そんな都市で開催されたCerebral Valley AI Conferenceで、その本能が身内に向けられた。
2025年11月12日、アンスロピック(Anthropic)やxAIといった大手AI企業が登壇したパネルディスカッションが終盤に差し掛かった頃、シリコンバレーではめったに口にされない質問が、聴衆の起業家や投資家たちに投げかけられた。
「もし時価総額10億ドル以上のスタートアップ株を空売りできるとしたら、どの会社を狙うか?」
聴衆の判定はこうだ。検索スタートアップのパープレキシティ(Perplexity)がトップに挙げられ、続いてOpenAIが2位に入った。AIブームの象徴的存在であるOpenAIが意外にも2位になったのだ。
このアンケートは、パネルの主催者で独立系ジャーナリストのエリック・ニューカマー(Eric Newcomer)が300人以上の参加者を対象に行ったもので、多くの関係者の間で囁かれていた現状を浮き彫りにしている。それは、AI関連資金がシリコンバレーに殺到する一方で、AI最大手企業に対する信頼感が揺らぎ始めているということだ。

非科学的な匿名のアンケート結果は、かなり疑ってかかる必要があるとはいえ、このアンケートは確かに事実の一端を明らかにしている。というのも、多くのベンチャーキャピタリストや起業家は、こうした会議の場でAIバブルを語ることはあっても、それに関わる具体的な企業名を挙げることはまずない。礼儀として控えるのが通例だからだ。そもそも非公開企業の株式は、上場企業の株式とは異なり空売りすることはできないし、根拠のない理由でスタートアップを公に批判することは、シリコンバレーではマナー違反とされる。
シリコンバレーの事情に詳しい者にとって、グーグル(Google)に挑戦するAI検索ブラウザのパープレキシティがリストのトップに挙がったことは驚きではない。
同社は数カ月ごとに資金調達ラウンドを重ね、評価額が140億ドル(約2兆1600億円)から最大500億ドル(約7兆7300億円)に達し、投資家がこぞって投資したがるAIバブルの象徴的存在と見なされるようになったと、Business Insiderが先日報じている。
パープレキシティの広報担当ジェシー・ドワイヤー(Jesse Dwyer)は、Cerebral Valley AI Conferenceについて「ずいぶん批判的な会議だったようだ」と、Business Insider宛てのメールでコメントした。
一方OpenAIは、AI革命において明らかに勝者と見なされているだけに、このリストで2位に入ったことはやや驚きかもしれない。しかし、評価額の急上昇やインフラへの大規模投資に怯える投資家もいる(OpenAIは取材依頼に応じなかった)。
OpenAIのサム・アルトマン(Sam Altman)CEOは、「当社は現在AIバブルの真っただ中にある」と語る一方で、投資家ブラッド・ガーストナー(Brad Gerstner)のポッドキャストに出演した際、自社の評価額が過大評価されているとの指摘を強く否定した。
ガーストナーがアルトマンに対し「年間売上130億ドル(約2兆100億円)の企業が、どうやって1兆4000億ドル(約216兆6400億円)ものインフラ投資をできるというのか?」と問うと、アルトマンは「もし株を売りたいのなら、買い手を見つけてあげよう。もうこの話は以上だ」と答えた。
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