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2025-06-27 01:30:00
- シスコには2万7000人のエンジニアが在籍しているが、社長兼最高製品責任者であるジートゥ・パテルは「ためらうことなくさらなる採用を進めている」。
- パテルによれば、OpenAIのCodexのようなAI自動化ツールによって、エンジニアの役割が再定義されているという。
- 彼は、「著しく過小評価されている」2つのスキルとして、「エージェントのワークフローを統括する能力」と「質の高いアイデアを生み出す能力」の2つを挙げた。
エンジニアの役割が変化しており、場合によっては縮小していることは、もはや周知の事実だ。
しかしシスコ(Cisco)ではその限りではない、少なくとも現時点では。同社の社長兼最高製品責任者(CPO)であるジートゥ・パテル(Jeetu Patel)はBusiness Insideにそう語っている。同社には2万7000人のエンジニアが在籍しているが、「ためらうことなくさらなる採用を進めている」とパテルは言う。
「社内で進めているアイデアをすべて実行するにはエンジニアが足りず、これまで以上に人材不足を痛感している」
もっとも、パテルはAIの進展によってエンジニアの役割が再定義されることになることを否定していない。シスコは最近、OpenAIと提携し、新たなAIコーディングアシスタント「Codex」の設計テストを進めている。このツールは、コードの記述、バグの修正、テストの実行といった反復的な作業を肩代わりするものであり、人間のソフトウェアエンジニアとCodexがペアを組んで作業できるようになるという。
プログラミング言語における構文の微妙な違いを理解する力は今後も重要であるとしながらも、その重要性は将来的には薄れるだろうとパテルは指摘する。この種のスキルは、今後5年以内には「影響力のあるものではなくなる」と語った。
彼によると、「著しく過小評価されている」2つのスキルが優先されるようになるという。
その1つが「エージェントのワークフローを統括する能力」だ。これは、複数のエージェント同士が連携して問題を解決できるよう、その動きを監督することを指す。セールスフォース(Salesforce)の人材育成担当上級副社長ロリ・カスティーヨ・マルティネス(Lori Castillo Martinez)も、どの業務をエージェントに、どの業務を人間に任せるのが最適かを見極める能力がかつてないほど重要になっていると、Business Insiderに語っていた。チームを分析し、生産性を最大化できるマネージャーが優れているのだという。
パテルは、エージェントのワークフロー調整について「非常に重要になるだろう」と語っている。
今後、優先されるもう1つのスキルとして、パテルは「質の高いアイデアを生み出す能力」を挙げた。エンジニアには、多くのアイデアを持つことが求められるようになるという。
Codexなどのツールによって人間の想像力が「解放」されることで、「開発者不足」でも企業のイノベーションが妨げられることはなくなるとパテルは考えている。AIによって能力を強化されたエンジニアは、生産性が10倍から50倍に高まり、バグ修正に費やす時間が減る一方で、より多くの時間を思考に充てられるようになるからだ。さらに、アイデアが製品になるまでのスピードは「数カ月」から「数分」へと劇的に短縮されると彼は予想している。
ドロップボックス(Dropbox)のプロダクト・グロース担当バイスプレジデントのモーガン・ブラウン(Morgan Brown)も、以前Business Insiderに対して同様の見解を示していた。AIの時代において、プロダクトマネージャーはいわゆる「ディープワーク(深い仕事)」にいっそう注力すべきであり、そこから生まれる優れたアイデアを企業は欲しがっているのだという。
パテルは、こうした進化によって「アウトプットの能力が高まるだけでなく、仕事から得られる満足度も向上する」とし、「唯一の制約は想像力になる」と語った。
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