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いわてワンプロ | 岩手日報 IWATE NIPPO

広報犬としての活動と。 救助犬になるための訓練と。 「つる」は着実に成長を重ねています。 防災イベントで広報犬デビューを果たした「つる」 (陸前高田市) 岩手日報社の社員でジャーマンシェパードの「つる」(雌、3歳)は目標の災害救助犬に向かって順調に成長しています。 初めての広報犬活動は雨の中 陸前高田市のアバッセたかた前で2024年9月22日開かれた「消防・防災フェスタ」(同市主催)。「つる」は要救助者役の捜索実演に登場し、「広報犬」デビューを果たしました。「つる」は救助犬の社会的認知向上のために活動する広報犬の試験に2023年11月に合格しましたが、広報犬としてイベントで活動するのは今回が初めてです。 消防・防災フェスタは午前10時の開会前から大雨となりました。雨雲が抜けるのを待ち、午後0時40分から1回目の実演を行いました。 「つる」は普段から一緒に合同訓練しているラブラドルレトリバーの「ホイミン」(雄、3歳)、同じく「うた」(雌、4歳)、ミックス犬の「大ちゃん」(雄、11歳)と参加しました。 高い捜索能力発揮 「つる」の担当はボックス捜索です。1辺1メートルほどのボックスが三つ用意され、要救助者役がどのボックスに隠れているかを嗅覚で見つけるものです。ハンドラー(指導手)の四戸正子さん(盛岡市)と臨み、見事に要救助者役を発見。来場者から大きな拍手が送られました。 2回目の実演でも再びボックス捜索を行い、1回目にも増して自信に満ちた様子で吠え、四戸さんに要救助者役の居場所を知らせました。 四戸さんは「1回目の実演では『つる』は不安な感じもありましたが、それでも上手に捜索できました。2回目はより会場の雰囲気に慣れて実演できました」と振り返りました。 「つる」が今後受験する県警嘱託警察犬審査会(2024年10月)、災害救助犬認定審査(2024年度内)に向けて大きな弾みになったようです。四戸さんは「悪天候の中でどうなることやらと思いましたが、今後に向けてプラスになる経験ができました」と手応えを感じていました。 同フェスタの実演では特に1回目は雨の中での作業。イベント開始から2時間40分後のスタートとなりましたが、集中力を高めて作業できました。これまでは不特定多数が集まり、いつも訓練する場所とは違う環境の中で作業することが苦手でしたが、今回の経験でこういった課題の克服に向けて一歩近づいた印象です。 実効性ある捜索活動に向けて 万一の際に備え、救助犬団体と自治体が平時から連携していくという面でも今回のフェスタは意義深いものとなりました。 陸前高田市防災課の中村吉雄課長兼防災対策監は「救助犬団体は正式な防災機関ではないですが、万一の際は防災機関並みにご活躍いただかないといけない場面もあると考えています」と期待し「今後は一緒に防災訓練を行い意見交換することで、非常時にはより効果的な活動ができると思います」と話します。 いわてワンプロは、救助犬団体と自治体、消防、警察などとの平時からの連携が何よりも大切だと考えています。救助犬団体と自治体が平時のイベントや防災訓練を通じて、実効性のある捜索救助活動ができる関係に深化してほしいと思います。 #いわてワンプロ #岩手日報 #IWATE #NIPPO

いわてワンプロ | 岩手日報 IWATE NIPPO

広報犬としての活動と。
救助犬になるための訓練と。
「つる」は着実に成長を重ねています。

防災イベントで広報犬デビューを果たした「つる」
(陸前高田市)

 岩手日報社の社員でジャーマンシェパードの「つる」(雌、3歳)は目標の災害救助犬に向かって順調に成長しています。

初めての広報犬活動は雨の中

 陸前高田市のアバッセたかた前で2024年9月22日開かれた「消防・防災フェスタ」(同市主催)。「つる」は要救助者役の捜索実演に登場し、「広報犬」デビューを果たしました。「つる」は救助犬の社会的認知向上のために活動する広報犬の試験に2023年11月に合格しましたが、広報犬としてイベントで活動するのは今回が初めてです。

 消防・防災フェスタは午前10時の開会前から大雨となりました。雨雲が抜けるのを待ち、午後0時40分から1回目の実演を行いました。

 「つる」は普段から一緒に合同訓練しているラブラドルレトリバーの「ホイミン」(雄、3歳)、同じく「うた」(雌、4歳)、ミックス犬の「大ちゃん」(雄、11歳)と参加しました。

高い捜索能力発揮

 「つる」の担当はボックス捜索です。1辺1メートルほどのボックスが三つ用意され、要救助者役がどのボックスに隠れているかを嗅覚で見つけるものです。ハンドラー(指導手)の四戸正子さん(盛岡市)と臨み、見事に要救助者役を発見。来場者から大きな拍手が送られました。

 2回目の実演でも再びボックス捜索を行い、1回目にも増して自信に満ちた様子で吠え、四戸さんに要救助者役の居場所を知らせました。

 四戸さんは「1回目の実演では『つる』は不安な感じもありましたが、それでも上手に捜索できました。2回目はより会場の雰囲気に慣れて実演できました」と振り返りました。

 「つる」が今後受験する県警嘱託警察犬審査会(2024年10月)、災害救助犬認定審査(2024年度内)に向けて大きな弾みになったようです。四戸さんは「悪天候の中でどうなることやらと思いましたが、今後に向けてプラスになる経験ができました」と手応えを感じていました。

 同フェスタの実演では特に1回目は雨の中での作業。イベント開始から2時間40分後のスタートとなりましたが、集中力を高めて作業できました。これまでは不特定多数が集まり、いつも訓練する場所とは違う環境の中で作業することが苦手でしたが、今回の経験でこういった課題の克服に向けて一歩近づいた印象です。

実効性ある捜索活動に向けて

 万一の際に備え、救助犬団体と自治体が平時から連携していくという面でも今回のフェスタは意義深いものとなりました。

 陸前高田市防災課の中村吉雄課長兼防災対策監は「救助犬団体は正式な防災機関ではないですが、万一の際は防災機関並みにご活躍いただかないといけない場面もあると考えています」と期待し「今後は一緒に防災訓練を行い意見交換することで、非常時にはより効果的な活動ができると思います」と話します。

 いわてワンプロは、救助犬団体と自治体、消防、警察などとの平時からの連携が何よりも大切だと考えています。救助犬団体と自治体が平時のイベントや防災訓練を通じて、実効性のある捜索救助活動ができる関係に深化してほしいと思います。

#いわてワンプロ #岩手日報 #IWATE #NIPPO

執筆者について: nipponese

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