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2025-01-01 08:30:00
イッツ・エキサイティング!
マーク・ダズウェル/ゲッティ
- 裕福になるための近道は、まず「お金の扱い方」が上手になることだ。
- それは、純資産を計算したり、支出先を追跡したり、お金に対する考え方を変えることでもある。
- 10分で学べるのに人生を変える、お金に関する10の事柄をまとめた。
裕福になるには、どうすればいいのだろうか?
「お金の管理の仕方」と「富の築き方」のすべてを学ぶことは、当然、一朝一夕にできないことだ。だが、たった10分の時間をかけて、以下の10項目を知れば、少なくとも「お金の扱い方」は上手になるはず。
さっそく見ていこう。
1. 純資産の計算方法
純資産とは、所有しているすべての金銭的価値のこと。誰もが把握しておくべき情報なのに、見落とされがちなものでもある。
Business Insiderのサラ・シュマルブルッフ記者は、次のように書いている。
「収入よりも多く使い、純資産がマイナスになった場合、それは金銭的な意味で何かを真剣に変えなければならないことを告げる警報だ。一方、純資産がプラスなら、使っているよりも多く稼いでいることになり、金銭的にうまくやれていることの証拠とみなせ、次の金銭目標に達するまでどのぐらいの期間が必要になるかのヒントになる」
では、どうすれば自分の純資産を正確に知ることができるのだろうか?
認定ファイナンシャルプランナーのソフィア・ベラ氏が自身の著作『お金について学ぶべきだったのに、学ばなかったこと(原題:What You Should Have Learned About Money, But Never Did)』で単純な計算式を紹介している。
純資産 = 所有額 - 借りている額
具体的には、ベラ氏は次のように計算する。
「私はスプレッドシートを開いて、オンライン口座にログインし、退職金口座や預金口座、あるいは投資口座などの残高を入力する。次に、すべての借金を入力して、その数字を、先ほど計算した資産から差し引いて、純資産を割り出す。家を所有している人は、オンライン不動産データベース『ジロー・ドットコム(Zillow.com)』などで調べれば、だいたいの価値がわかるので、そこから住宅ローンの残高を引けば、持ち家の資産価値が割り出せる」
では、どれぐらいの頻度で純資産を確認すればいいのだろうか? ベラ氏は1年に2回を推奨する。

ネネトゥス/シャッターショック
2. お金がどこに消えているのかを知る方法
ほとんどの人は、自分の銀行口座に毎月どれぐらいのお金が入ってくるのかを知っている。だが、出ていくお金についてはどうだろう? 外食に、サブスクリプションに、コーヒーに、毎月どれぐらいのお金を使っているか、あなたは把握しているだろうか? きっと実際には、自分で想像するよりも多くを使っているに違いない。
もし、そうした日常的で小さな出費を退職金口座に振り込むことができれば、複利の作用で、長期的には何千ドルにも成長するだろう。
では、どこで節約できるのだろうか? そのためにまず、自分が何にお金を使っているのかを知らなければならない。世間には支出を自動的に分類および追跡するアプリがたくさん出回っている。いくつか例を挙げると、日本だと「マネーフォワード ME」や「マネーツリー」などだ。
そうしたアプリを使いたくないなら、コンピューターでスプレッドシートを作成するのもいいし、ノートに手書きするのもいい。
3. お金に対する考え方を変える方法
一般的な考え方とは違って、裕福になることは必ずしも収入の多さと関係していない。想像以上に心理や考え方と深く結びついている。
これは誰にとってもすばらしい知らせだ。なぜなら、裕福な人々を見習って、考え方や信条、あるいは習慣を変えることは、誰にだってできることなのだから。
まずは、お金を節約するあるいは使う対象とみなすのではなく、投資の手段と考えることから始めよう。みずからの力でミリオネアになったグラント・カードン氏はアントレプレナー(Entrepreneur)でこう書いている。
「投資することだけが、お金を節約する唯一の理由となる。節約したお金を、安全で神聖な(決して手を出さない)口座に預けよう。その口座のお金は、どんなときも、緊急事態でさえも、絶対に使わない。そうすることで、人はステップ1(収入の増加)を続けざるをえなくなる。私はこれまで、少なくとも年に2回は、お金が尽きる瞬間がある。余ったお金を、いつもアクセスできないベンチャーに投資しているからだ」
次に、裕福な人々と同じ選択をする、つまり「お金持ちの習慣」を身につける。一代で富を築いたT・ハーブ・エッカー氏は、「富を築く最短にして最も簡単な方法は、お金の扱いに精通する裕福な人々の生き方を正確に学ぶこと」と述べている。
4. どの借金を最初に返済するか
初めに、抱えているすべての借金を金利の高い順にリストアップしてみよう。基本的にはさまざまな借金に対して、最低返済額を返していく必要があるが、それと並行して、ローンのある期間全体における総返済額を減らすために、金利の高い借金を優先して返すのがいい。
それが完済となったら、リストの下に移って、2番目に金利が高い借金の返済に集中する。
もうひとつ別の戦略として、デイブ・ラムジー氏が提唱した「雪だるま方式」も知られている。金利に関係なく、最初に額が最も小さい借金を返し、次に額が2番目に小さい借金を返す。それを繰り返して、すべての借金を返すやり方だ。この方法では、金銭的な利点よりも、心理的な利点のほうが大きい。借金がどんどんリストから消えていくので、多くの人は、がぜんやる気が出てくるのだ。
雪だるま方式のほうが気に入ったなら、それを続ければいいが、金利の高い借金を先に返済するほうが、長期的には返済額が少なくなる点は頭に入れておこう。

レーン・ピアマン/flickr
5. 生活防衛資金の額
この問いに対して、万人に有効な答えは存在しない。
必要とする貯金額は人それぞれ異なるので、通常は金額ではなく、毎月の生活費を基準に、生活防衛資金として適切な額を割り出すことになる。
億万長者のジョン・ポール・デジョリア氏など、多くの専門家は、6カ月分の生活費に相当する金額を確保しておくことを勧めている。だが、各自の状況に応じて、それよりも多いあるいは少ない額が適切かもしれない。
目標とする理想額を知るために、自分が毎月どれだけのお金を使っているかを知り、それを緊急時にはこれぐらいは必要だと思える月数でかける。
では、そのお金をどこに保管すればいいのだろうか? お勧めは短期債券ファンドだ。

Flickr/アダン・サンチェス・デ・ペドロ
6. パートナーのお金に対する考え方
気まずいと思うかもしれないが、お金について話すことはとても重要だ。特に、パートナーの考え方に疑問を感じているときはなおさらである。結局のところ、お金に関する争いが、離婚のいちばんの原因なのだから。
「賢明なカップルはいつもお金の話をする」とファイナンシャルアドバイザーのデイビッド・バック氏が著書『スマート・カップル・フィニッシュ・リッチ(原題:Smart Couples Finish Rich)』のなかで書いている。「お金に関してふたりで協力すれば、成果は何倍にもなる。協力しなければ、間違いなくミスを犯し、その痛手が何倍にもなる」
では、どこから始めればいい?
まずはパートナーの経済状況を知ることだと、バック氏は語る。相手がお金についてどう感じているかを知り、お互いが人生の目的をどう捉えているかを理解すべきだろう。そうすることで、金銭面でどのような決断を下すべきかがわかる。
次に、誰がどの請求書を支払うか、共通の口座を開設すべきか、カップルとしてどんな金銭目標を立てるかなど、具体的な話をすればいい。
7. 貯蓄に回すお金を確保する方法
信じられないかもしれないが、貯蓄できるかどうかは、多くの場合でお金の多さではなく、考え方で左右される。
「ほとんどの人が1ドルを手に入れたときにすることは、ほかの誰かにそのお金を支払うことだ」と、バック氏は『ザ・オートマチック・ミリオネア(原題:The Automatic Millionaire)』で指摘している
「家主、クレジットカード会社、電話会社、政府などにお金を差し出す」
「彼らが予算を立てようとする理由は、全員にどれだけ支払うかを知り、月の終わりに——あるいは年末や定年退職時に——自分に支払う“余りのお金”がどの程度になるかを知るためだ」
では、これをどう変えればいいのだろうか? 最初に自分に支払うのである。
これは単純に、貯金を家賃やガス料金と同等に不可欠なものをみなすことを意味している。もし、出費を減らす必要があるとしても、貯金額は減らさない。もちろん例外もあるし、予算を調節する余地のまったくない人もいるだろうが、今のところある程度の余裕をもって支払い義務を満たせている人は、考え方を変えるだけで、簡単に貯蓄額を増やせるだろう。

お金持ちになることを教えます
8. お金の移動の自動化
貯金に関する考え方を変えるのは簡単だが、新しい習慣を守り続けるにはどうすればいいのだろうか?
単純な話で、自動化すればいいのである。
自動化とは、前もってお金の行き先を決め、その移動が——バリスタなどの手に落ちることなく——確実に行われるように設定することを意味する。「ウォレット・ハック(Wallet Hacks)」を立ち上げたジム・ワン氏は、自動化はお金の扱いが面倒だと感じる人には最高の戦術だと語る。
では、実際にはどうすればいいのだろうか?
ワン氏がここで、自動化の方法をマップとして記しているので参考にしよう。『アイ・ウィル・ティーチ・ユー・トゥー・ビー・リッチ(原題:I Will Teach You To Be Rich)』の著者、ラミット・セティ氏も、自動化プロセスを図式化したわかりやすいフローチャート(上図)を発表している。
いったん自動化システムを構築したら、詐欺や不正がないかときどきクレジットカード口座を確認する以外は、基本的に介入や監視をする必要はない。
9. 預金口座にどれぐらいの金額を確保しておくべきか
この問いに対する答えは人それぞれだ。
ファイナンシャルプランナーのトム・ギルモア氏はLearnVestに対してこう述べている。
「基本的には、毎月の手取り給与の1カ月分にあたる金額を当座預金口座に置いておくことを勧める。これで、30日分の余裕が確保され、次の1カ月分の生活費はまかなえるという安心感が得られる。また、予期しない出費が生じたときでも、借り越ししなければならない、お金の準備ができていない、などといったストレスからも解放される」
ギルモアは、その1カ月分が確保できたら、お金を別の場所、たとえば貯蓄口座、退職金口座、投資口座などへ移すべきだと警告する。当座預金口座は利息が付かないので、あくまで一時的にお金を置いておく場所とみなしたほうがいい。
口座に給料が振り込まれて安心したら、余ったお金を最大限に活用しよう。

ゲッティイメージズ/カルロ・アッレグリ
10. 必要な保険の種類
誰もが健康保険に加入しておくべきだ。さもなくば、医療費を自腹で負担しなければならなくなる。自動車があるなら、自動車保険が必要になる。持ち家がある人は、住宅所有者保険を買っておくべきだろう。
では、それ以外は?
以下、いくつかの判断基準を紹介しよう。
自分の身を守りたいなら、身体障害保険に入っておくべきだろう。LearnVestが紹介するわかりやすい説明を読めば、それに必要となる金額が算出できる。
子供やほかの扶養家族がいる、住宅ローンのような多額の負債を配偶者と共有している、あるいは多額の民間学生ローンを抱えているなら、生命保険があったほうがいい。その際、ほとんどの人にとっては定期保険で事足りるだろう。高い純資産を有しているなら、税的に有利な終身保険を検討する価値がある。
賃貸住宅に住んでいるなら、賃貸住宅保険を検討しよう。そのような保険は、空き巣、火災、悪天候などでの被害に加え、車上荒らしなどもカバーしている。「自動車保険は、自動車から盗まれた自動車部品ではない物品、たとえばトランクに置いていたゴルフバッグなどをカバーしていない」と、カーター・ファイナンシャル(Carter Financial)で認定ファイナンシャルプランナー兼資産マネジャーとして働くジョナサン・ミーニー氏がビジネスインサイダーに指摘した。「だが、賃貸住宅保険がそうしたケースをカバーしている」
すべてが順調なときは、保険は厄介な追加出費のように思える。しかし、波が立ち始め、深刻な困難が生じたとき、保険の有無が大きな違いを生むだろう。
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