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2024-06-22 08:00:00
イラスト:Derplan13/Shutterstock、Alona Stanova/Getty Images、デザイン:Business Insider Japan編集部
「英語学習には興味があるけれど、なかなか上達しなくてやる気をなくしてしまう」「楽しくないので長続きしない」……あなたもそんな経験はないだろうか。
この連載では、海外映画やドラマを楽しみながら、かつ英語学習にも活かす方法をご紹介。ナビゲーターはAI英語学習アプリ「abceed(エービーシード)」を運営するGlobee代表の幾嶋研三郎さんだ。
毎回1つの作品を取り上げ、ビジネスパーソンがすぐに活用できるフレーズも教えてもらう。
この週末はあなたもおすすめ作品にどっぷりハマりながら、英語学習に挑戦してみてはいかがだろうか。
2024年6月10日(米国時間)、アップルは、新たな生成AIシステム「Apple Intelligence」をiPhoneなどに導入すると発表しました。
具体的には、音声アシスタントSiriの性能を向上させ、複雑な会話や音声も理解するなど、OpenAIのChatGPTとも提携することで、より専門的な処理が可能になるそうです。
人工知能(AI)システムは年々進化し、私たちの暮らしが豊かになっていく中、専門家は、AIが事実とは異なる情報を生成する現象、「ハルシネーション」の問題にも注意を促しています。
どんどん進化していくAIですが、まだまだ課題も多く存在します。そんなAIの良し悪しが描かれているのが、『ターミネーター』シリーズです。
映画『ターミネーター』シリーズは、”シュワちゃん”ことアーノルド・シュワルツェネッガーが主人公を務める作品で、1984年に1作目が公開されて以降35年以上続いてきた長寿シリーズです。
その中でも今回は、初級者でも学びやすい『ターミネーター:新起動/ジェニシス』をおすすめします。
この作品は、『ターミネーター』シリーズの5作目。将来人類反乱軍を率いることになる男の母親を闇に葬るため、未来から送り込まれた殺りくマシンことターミネーターと、同型の古いターミネーターの直接対決を描くSFアクション映画です。
この作品を題材にして、生きた英語を学んでいくことにしましょう。
ハラハラドキドキしながら楽しく英語学習
人類反乱軍のリーダー、ジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)は、母サラ(エミリア・クラーク)を守るため、部下のカイル(ジェイ・コートニー)を1984年に送り込みます。しかし、サラは既に戦士として戦っており、傍らにはターミネーターT-800が。
サラとカイルは人工知能 ジェニシスがスカイネット(架空のAIコンピュータ)であり、「審判の日」が2017年であることを知ります。ジェニシスの破壊を決意し、2017年へ向かうと、そこにはターミネーターT-3000へと変貌したジョンの姿が……。
この作品は、シリーズ1作目から作品の顔として存在感を示してきたアーノルド・シュワルツェネッガーが、ターミネーター役として12年ぶりの復帰を果たしたことでも話題となりました。
TOEIC500点からの初級者におすすめ
『ターミネーター:新起動/ジェニシス』の再生時間は2時間05分、総語数6667語、フレーズ数は1552です。
リスニング難易度の指標の1つであるWPM(1分あたりのワード数)で比較すると、ネイティブの会話は約160台、早口の人だと約200台、TOEICは平均150台なのですが、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』の会話部分は平均104です。
ストーリは少し複雑ですが、使われている英語はTOEIC500点、英検準2級レベルと、そこまで難しくありません。主人公を演じるアーノルド・シュワルツェネッガーはゆっくり話すので初級者の方でも聞き取りやすいでしょう。
この作品は課題を解決するために自分の意見を言い合うシーンがいくつかあります。こういったシーンで使われている表現は、会議や商談など、実際のビジネスシーンでも使うことが可能です。会話表現のレパートリーを増やしたい方におすすめです。
それでは、作中に登場するフレーズの中から、日常シーンでも役立つ表現をご紹介します。
活かせる映画フレーズ
フレーズ1 「right hand」
上司のジョン・コナーと部下のカイル・リースが話しているシーン。カイルが「敵を破壊しましょう」と言ったあとに、ジョンが放った一言です。
あなたは私の右腕です。
君は僕の右腕だ。
日本語では、「信頼している人」「頼りになる人」のことを、「右腕」と言いますよね。英語でも同じような表現があります。それが “right hand” です。英語では「arm(腕)」ではなく、「hand(手)」を使います。“right-hand man” や “right-hand woman”と表現することもあります。
では、ビジネスシーンで使用できる例を1つ挙げてみます。
もし私がCEOに選ばれたら、あなたには私の右腕になってもらいたいです。
もし私がCEOに選ばれたら、君に右腕になってほしい。
ぜひ覚えて活用してみましょう。
フレーズ2 「talk me out of it」
タイムトラベルをしようとするサラ。一方、時間転送装置を見たカイルは「ガラクタじゃないか」と言い、あまり乗り気ではありません。そんなカイルに対し、サラが放った一言です。
いいか、説得しようとしないでくれよ。
止めないでよね。
“talk (SO) out of 〜” は「(人)を説得して~をやめさせる、(人)に〜しないよう説得する」という意味の表現です。このセリフを直訳すると、「タイムトラベルをしないよう説得しないで」となります。
このシーンではit が使われていますが、以下の例文のように、動名詞が入ることも多いです。
父は私に結婚しないよう説得しようとしている。
父は私に結婚しないよう説得しようとしている。
このように、動名詞を入れて日常会話でも頻繁に使える表現です。
フレーズ3 「I got you.」
最後に、名シーンからも使えるフレーズをご紹介しましょう。
タイムトラベルで2017年のサンフランシスコに降り立ったカイルとサラ。車通りの多い道路に降り立った2人は車と衝突してしまいます。動揺している様子のサラに対し、カイルが言った一言です。
大丈夫だよ。
心配するな。
“I got you ” は「僕がついているよ(だから大丈夫だよ、安心して)」といった意味の表現です。このシーンのように、不安や恐怖を感じている人に対して使います。
また「理解しました、わかりました」「捕まえた」という意味もあるので、文脈に応じて使い分けましょう。
では、このフレーズを使った例文を挙げてみます。
このはしごは不安定な感じがします。
──大丈夫。登っている間、僕が支えてあげる。
このはしごは不安定だな。
──僕がついているから大丈夫。君が登っている間、おさえておくよ。
日常的にも相手を励ます言葉として “I got you”を覚えておくと役立ちます。ぜひ覚えておきましょう。
今回は映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』を題材に、3つの便利なフレーズをご紹介しました。いかがでしたか? ぜひ楽しみながら英語学習に挑戦してみてくださいね。
幾嶋研三郎:Globee 代表取締役社長。2015年3月に慶應義塾大学法学部卒業。2014年6月、大学在学中にGlobeeを創業。英語学校の運営を通して、IT×英語教育の可能性を感じ、『学習量×学習効率の最大化』をミッションとしたAI英語学習アプリ「abceed」(現在登録ユーザー数400万人を突破)と、『学習支援効率の最大化』をミッションとした反転学習プラットフォーム「abceed for school」の開発を行う。
※今回ご紹介した『ターミネーター:新起動/ジェニシス』は上がるで配信中です。
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