日本語版
最新ニュース
科学&テクノロジー

【台風・大雨に備える】「デジタル標高マップ」で自宅や職場の浸水リスクが見える(ハザードマップ情報) | Business Insider Japan

台風が上陸した九州では、地下鉄なども運休している。 ロイター/加藤一成 テレビやニュースでどれだけ大雨が来ると騒がれても、まだ何も対策ができていないという人は案外多いのではないだろうか。 ウェザーニュースによると、台風10号は、自転車並みのゆっくりとした速さで九州地方に上陸し、徐々に東へと進んでいる。台風から離れた東海・関東地方でも、強い雨が続いており、東海道新幹線は、東京駅~名古屋駅間、および広島駅~博多駅間の8月30日の運転の終日取りやめを発表している。 関東では連日のように記録的なゲリラ豪雨も発生している。8月21日には、都営地下鉄が20年ぶりに浸水したほか、新宿駅ではマンホールから水が噴き出し、都内各所での水害が危ぶまれている。 浸水被害に私たちは、どう備えればいいのだろうか。 国土地理院が公開している「デジタル標高地形図」を見ると、地形の起伏が色別に表示されており、浸水リスクの高そうな地域を直感的に理解することができる。ぜひ参考して欲しい。 なお、地形図はあくまでも標高を表しているだけなので、実際のリスクが気になる人は、国土交通省のハザードマップポータルサイトや、各自治体避難情報など、詳細な防災情報を確認してほしい。 編集部注:以下に出てくる地形図では、地形の起伏が色で示されています。色と標高の対応関係は地図ごとに異なるため、別の地形図同士の比較する際には注意してください。 東京東部は、内陸まで低海抜の地域が続く。 首都圏湾岸部、平成28年8月のデータ。 出典:国土地理院デジタル標高地形図 荒川流域は特に注意が必要。沿岸部よりも少し内陸側に海抜が低い地域が広がっている。 首都圏湾岸部、令和2年10月のデータ。黄緑色が海抜0m地点で赤色領域が海抜30m地点。地上にある水色より濃い領域は、海抜が0m以下になっている。 出典:国土地理院デジタル標高地形図 江戸川区のハザードマップによると、満潮時には、区の陸の約7割が水面より低い土地になっているという。 また、想定最大規模の大雨で荒川や江戸川が氾濫すると、江戸川区を含む、江東区、墨田区、葛飾区、足立区の江東5区のほとんどが浸水すると予測されている。 東京駅より西側の地域は比較的標高が高め。ただ「渋谷」などは谷のような地形になっており、大雨などで水が溜まりやすいといえそうだ。 東京都心部、平成27年7月のデータ。薄い水色が海抜0mで、最も濃い赤色の地域が海抜60m。濃い青色の領域は、海抜0m以下。 出典:国土地理院デジタル標高地形図 多摩川や相模川の流域も、広範囲にわたって海抜が低い地域が続いている。 神奈川県、令和元年7月のデータ。青色が海抜0mで、最も濃い赤色の地域が標高1700m以上。濃い青色の領域は水部。 出典:国土地理院デジタル標高地形図 内房の埋立地、外房の海岸全域で海抜は低い。利根川沿い、霞ヶ浦付近も他の地域と比べて海抜が低い地域が広がっている。 千葉県、令和元年7月のデータ。この地形図では、海抜400m〜0mで色分けされている。 出典:国土地理院デジタル標高地形図 名古屋周辺では伊勢湾にいくつもの河川が流れ込んでおり、全域的に海抜が低い。 名古屋市周辺の標高のデータ。 出典:国土地理院デジタル標高地形図 大阪も複数の河川が大阪湾に流入しており、沿岸部から淀川流域にかけて海抜が低い地域が広がっている。その中でも大阪城以南や花博記念公園付近は周囲より少し高い場所にあるようだ。 大阪府、令和元年7月のデータ。この地形図では、標高1100m〜0mで色分けされている。 出典:国土地理院デジタル標高地形図 福岡市内も河川の流入が多く、全体的に海抜が低い地域が広がっている。 福岡市、平成27年7月のデータ。この地形図では、赤色が海抜250m。青色が海抜0m。 出典:国土地理院デジタル標高地形図 ●ハザードマップ、防災関連情報 ・東京都のハザードマップ ・神奈川県のハザードマップ…

【台風・大雨に備える】「デジタル標高マップ」で自宅や職場の浸水リスクが見える(ハザードマップ情報) | Business Insider Japan

1724995195
2024-08-30 02:20:00

台風が上陸した九州では、地下鉄なども運休している。

ロイター/加藤一成

テレビやニュースでどれだけ大雨が来ると騒がれても、まだ何も対策ができていないという人は案外多いのではないだろうか。

ウェザーニュースによると、台風10号は、自転車並みのゆっくりとした速さで九州地方に上陸し、徐々に東へと進んでいる。台風から離れた東海・関東地方でも、強い雨が続いており、東海道新幹線は、東京駅~名古屋駅間、および広島駅~博多駅間の8月30日の運転の終日取りやめを発表している。

関東では連日のように記録的なゲリラ豪雨も発生している。8月21日には、都営地下鉄が20年ぶりに浸水したほか、新宿駅ではマンホールから水が噴き出し、都内各所での水害が危ぶまれている。

浸水被害に私たちは、どう備えればいいのだろうか。

国土地理院が公開している「デジタル標高地形図」を見ると、地形の起伏が色別に表示されており、浸水リスクの高そうな地域を直感的に理解することができる。ぜひ参考して欲しい。

なお、地形図はあくまでも標高を表しているだけなので、実際のリスクが気になる人は、国土交通省のハザードマップポータルサイトや、各自治体避難情報など、詳細な防災情報を確認してほしい。


編集部注:以下に出てくる地形図では、地形の起伏が色で示されています。色と標高の対応関係は地図ごとに異なるため、別の地形図同士の比較する際には注意してください。

東京東部は、内陸まで低海抜の地域が続く。

東京湾周辺の標高のデータ。

首都圏湾岸部、平成28年8月のデータ。

出典:国土地理院デジタル標高地形図

荒川流域は特に注意が必要。沿岸部よりも少し内陸側に海抜が低い地域が広がっている。

首都圏湾岸部の標高のデータ。

首都圏湾岸部、令和2年10月のデータ。黄緑色が海抜0m地点で赤色領域が海抜30m地点。地上にある水色より濃い領域は、海抜が0m以下になっている。

出典:国土地理院デジタル標高地形図

江戸川区のハザードマップによると、満潮時には、区の陸の約7割が水面より低い土地になっているという。

また、想定最大規模の大雨で荒川や江戸川が氾濫すると、江戸川区を含む、江東区、墨田区、葛飾区、足立区の江東5区のほとんどが浸水すると予測されている。

東京駅より西側の地域は比較的標高が高め。ただ「渋谷」などは谷のような地形になっており、大雨などで水が溜まりやすいといえそうだ。

東京都心部の標高のデータ。

東京都心部、平成27年7月のデータ。薄い水色が海抜0mで、最も濃い赤色の地域が海抜60m。濃い青色の領域は、海抜0m以下。

出典:国土地理院デジタル標高地形図

多摩川や相模川の流域も、広範囲にわたって海抜が低い地域が続いている。

神奈川県の標高のデータ。

神奈川県、令和元年7月のデータ。青色が海抜0mで、最も濃い赤色の地域が標高1700m以上。濃い青色の領域は水部。

出典:国土地理院デジタル標高地形図

内房の埋立地、外房の海岸全域で海抜は低い。利根川沿い、霞ヶ浦付近も他の地域と比べて海抜が低い地域が広がっている。

千葉県の標高のデータ。

千葉県、令和元年7月のデータ。この地形図では、海抜400m〜0mで色分けされている。

出典:国土地理院デジタル標高地形図

名古屋周辺では伊勢湾にいくつもの河川が流れ込んでおり、全域的に海抜が低い。

名古屋市周辺の標高のデータ。

名古屋市周辺の標高のデータ。

出典:国土地理院デジタル標高地形図

大阪も複数の河川が大阪湾に流入しており、沿岸部から淀川流域にかけて海抜が低い地域が広がっている。その中でも大阪城以南や花博記念公園付近は周囲より少し高い場所にあるようだ。

大阪府の標高のデータ。

大阪府、令和元年7月のデータ。この地形図では、標高1100m〜0mで色分けされている。

出典:国土地理院デジタル標高地形図

福岡市内も河川の流入が多く、全体的に海抜が低い地域が広がっている。

福岡市の標高のデータ。

福岡市、平成27年7月のデータ。この地形図では、赤色が海抜250m。青色が海抜0m。

出典:国土地理院デジタル標高地形図

●ハザードマップ、防災関連情報

東京都のハザードマップ

神奈川県のハザードマップ

千葉県のハザードマップ

埼玉県のハザードマップ

愛知県のハザードマップ

大阪府のハザードマップ

福岡県の防災ホームページ

#台風大雨に備えるデジタル標高マップで自宅や職場の浸水リスクが見えるハザードマップ情報 #Business #Insider #Japan

執筆者について: nipponese

Nipponese News編集部は、国内外のニュースを日本語で分かりやすくお届けします。