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「AIエージェント戦争」の時代到来か。テックスタートアップ企業と国防総省の契約はアメリカの軍事作戦をどう変えるのか | Business Insider Japan

国防総省のリリースによると、国防イノベーションユニット(The Defense Innovation Unit)は、国防総省の主要プログラムであるサンダーフォージ(Thunderforge)のプロトタイプ契約を与えた。このプログラムは、AIを「軍事作戦および現場レベルの計画」に投入するためのもので、防衛技術のスタートアップ企業、Andurilやマイクロソフトを含む技術パートナーのチームと協力し、AIエージェントを開発・配備する。国防総省の発表によるとサンダーフォージの技術は、AIを使った戦略作り、意思決定支援ツール、自動化されたワークフローを提供し、「AIのデータ主導による闘い方への決定的なシフトを意味し、米軍が迅速かつ正確に脅威を予測しそれらに対応できるようにする」というものだという。この契約は、何年もの間、政府を主な顧客とすることへの懸念が存在していたが、シリコンバレーと軍がますます親密になっていることを示す最新の兆候を示すものだ。これはまた、軍用であってもAIの有用性が大きいことを示すものでもある。このことは、防衛関連企業が民間投資家から新しく豊富な資金を得るようになっていることからもわかる。マッキンゼーによると、2024年、防衛関連企業への世界のベンチャーキャピタル投資は前年比33%増の310億ドル(約4.5兆円)に急増した。また3月初旬に、軍用自律航空機とAI搭載ソフトウェアを開発するシールドAI(Shield AI)が、50億ドル(約7350億円)を超える評価額で2億4000万ドル(約350億円)の資金調達を発表した。防衛テック産業界の多くのリーダーは、トランプ大統領の2期目での成長の可能性については楽観的だ。スケールAIと国防総省の提携は、テック産業と防衛との結びつきをさらに深めるものだ。「AIへの関心と活用がますます高まる中、国防総省がサンダーフォージ・プログラムの一環として、ソフトウェアを使ったアプローチを重視していることは、素晴らしい兆候です」と、Anduril、Palantir、Shield AIなどの企業を支援してきた防衛技術に特化した企業Marlinspikeのパートナー兼マネージング・ディレクターのチップ・ウォルター(Chip Walter)は語る。「もし私がスケールAIに投資していたら、こうした展開を歓迎するでしょう。それは記録的なプログラムとなり、それらは非常に強いものになるからです」こうした追い風の恩恵を、他の企業以上に受ける企業もある。防衛に特化したAIスタートアップや、「防衛ビジネスや流通を確立しており、既存の技術インフラの上にAIを構築できる有能なAIエンジニアを擁する大手クラウド企業やIT企業」は、AI主導の意思決定において国防総省と協力するのに最適な立場にある、とモラレスはメールに記している。投資家たちは国防総省がAI技術を迅速に採用することに強い期待を抱いている一方で、AIと軍事の研究者たちは、まずは国防総省がAIをいかに最適かつ安全に軍事作戦に投入できるかをテストすることを望んでいる。戦略国際問題研究所(CSIS)のデータフェローで、AIが将来の戦争に与える影響を研究しているヤシール・アタラン(Yasir Atalan)は、いくつかの軍事ワークフローはAI採用のための機が熟していると言う。それらのワークフローに含まれるのは、行動指針の作成、ロジスティクスや戦闘準備態勢の評価、レッド・チーミング(編注:セキュリティ対策の効果を検証するために、システムを模擬的に攻撃するプロセスのこと)、ウォー・ゲーミング演習などで、AIがシュミレーションや決定評価をより効率的にすることができるものである。CSISのアタランは、軍へのAI導入について研究する際、既製のAIモデルに偏りがないか、エスカレート的、攻撃的、協調的といった特定の傾向が見られないかを調べている。「これらの問題は、我々が常に、絶えず、取り組む必要のある問題です」と彼は言う。国防総省とスケール AIとの提携は、AI主導の軍事作戦において人間が介入することへの疑問も投げかけている。同省とのパートナーシップに関するスケールAIの発表では、その技術を「常に人間の監視下で」運用することが強調されているが、国防総省のリリースではそうなっていない。「結局のところ、誰が責任ある方法でAIを軍事計画にうまく投入するのか、ということにつきるのです。AIは意思決定のスピードを上げられますが、軍がそのようなスピードに適応可能かどうかはわからないのです」(アタラン)世界トップ級のアクセラ「Y Combinator」が2025年に投資を考える3つのAI分野とは何か | Business Insider Japanアメリカと中国の新たな軍拡競争…技術的優位性で鍵を握るのはAI | Business Insider Japan #AIエージェント戦争の時代到来かテックスタートアップ企業と国防総省の契約はアメリカの軍事作戦をどう変えるのか #Business #Insider #Japan

「AIエージェント戦争」の時代到来か。テックスタートアップ企業と国防総省の契約はアメリカの軍事作戦をどう変えるのか | Business Insider Japan

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2025-03-12 21:35:00

国防総省のリリースによると、国防イノベーションユニット(The Defense Innovation Unit)は、国防総省の主要プログラムであるサンダーフォージ(Thunderforge)のプロトタイプ契約を与えた。このプログラムは、AIを「軍事作戦および現場レベルの計画」に投入するためのもので、防衛技術のスタートアップ企業、Andurilやマイクロソフトを含む技術パートナーのチームと協力し、AIエージェントを開発・配備する。

国防総省の発表によるとサンダーフォージの技術は、AIを使った戦略作り、意思決定支援ツール、自動化されたワークフローを提供し、「AIのデータ主導による闘い方への決定的なシフトを意味し、米軍が迅速かつ正確に脅威を予測しそれらに対応できるようにする」というものだという。

この契約は、何年もの間、政府を主な顧客とすることへの懸念が存在していたが、シリコンバレーと軍がますます親密になっていることを示す最新の兆候を示すものだ。これはまた、軍用であってもAIの有用性が大きいことを示すものでもある。このことは、防衛関連企業が民間投資家から新しく豊富な資金を得るようになっていることからもわかる。マッキンゼーによると、2024年、防衛関連企業への世界のベンチャーキャピタル投資は前年比33%増の310億ドル(約4.5兆円)に急増した。

また3月初旬に、軍用自律航空機とAI搭載ソフトウェアを開発するシールドAI(Shield AI)が、50億ドル(約7350億円)を超える評価額で2億4000万ドル(約350億円)の資金調達を発表した。

防衛テック産業界の多くのリーダーは、トランプ大統領の2期目での成長の可能性については楽観的だ。スケールAIと国防総省の提携は、テック産業と防衛との結びつきをさらに深めるものだ。

「AIへの関心と活用がますます高まる中、国防総省がサンダーフォージ・プログラムの一環として、ソフトウェアを使ったアプローチを重視していることは、素晴らしい兆候です」と、Anduril、Palantir、Shield AIなどの企業を支援してきた防衛技術に特化した企業Marlinspikeのパートナー兼マネージング・ディレクターのチップ・ウォルター(Chip Walter)は語る。

「もし私がスケールAIに投資していたら、こうした展開を歓迎するでしょう。それは記録的なプログラムとなり、それらは非常に強いものになるからです」

こうした追い風の恩恵を、他の企業以上に受ける企業もある。防衛に特化したAIスタートアップや、「防衛ビジネスや流通を確立しており、既存の技術インフラの上にAIを構築できる有能なAIエンジニアを擁する大手クラウド企業やIT企業」は、AI主導の意思決定において国防総省と協力するのに最適な立場にある、とモラレスはメールに記している。

投資家たちは国防総省がAI技術を迅速に採用することに強い期待を抱いている一方で、AIと軍事の研究者たちは、まずは国防総省がAIをいかに最適かつ安全に軍事作戦に投入できるかをテストすることを望んでいる。

戦略国際問題研究所(CSIS)のデータフェローで、AIが将来の戦争に与える影響を研究しているヤシール・アタラン(Yasir Atalan)は、いくつかの軍事ワークフローはAI採用のための機が熟していると言う。それらのワークフローに含まれるのは、行動指針の作成、ロジスティクスや戦闘準備態勢の評価、レッド・チーミング(編注:セキュリティ対策の効果を検証するために、システムを模擬的に攻撃するプロセスのこと)、ウォー・ゲーミング演習などで、AIがシュミレーションや決定評価をより効率的にすることができるものである。

CSISのアタランは、軍へのAI導入について研究する際、既製のAIモデルに偏りがないか、エスカレート的、攻撃的、協調的といった特定の傾向が見られないかを調べている。「これらの問題は、我々が常に、絶えず、取り組む必要のある問題です」と彼は言う。

国防総省とスケール AIとの提携は、AI主導の軍事作戦において人間が介入することへの疑問も投げかけている。同省とのパートナーシップに関するスケールAIの発表では、その技術を「常に人間の監視下で」運用することが強調されているが、国防総省のリリースではそうなっていない。

「結局のところ、誰が責任ある方法でAIを軍事計画にうまく投入するのか、ということにつきるのです。AIは意思決定のスピードを上げられますが、軍がそのようなスピードに適応可能かどうかはわからないのです」(アタラン)

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執筆者について: nipponese

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