科学&テクノロジー

「火星 NASAローバーが発見した有機物は、地球外でも生まれたか」

6月 26, 2026 / nipponese
ジーザロクレーターの地質学的意義

ジーザロクレーターの地質学的意義

「2つの泥岩の測定結果により、これまでで最も信頼性の高い有機物検出が確認されました。これは、火星の自然な岩表面で初めて観測されたマクロ分子炭素です」と、研究チームの共同リーダーであるアシュリー・マーフィ氏(プランネタリー・サイエンス・インスティテュート)は語る。

マクロ分子炭素は、地球の化石や隕石に見られる有機物の構造を示すが、地球外の起源(隕石や宇宙塵、あるいは生物起源)も考えられる。

科学的論争と今後の課題

研究チームは、マクロ分子炭素が生物由来であるかどうかは不明だと慎重に述べている。ジョン・ブリッジズ教授(リバプール大学)は、「ジーザロクレーターは古代の生命に適した環境だった可能性があるが、この炭素が生物由来かどうかは、さらなる研究が必要です」とコメントしている。

中国の火星サンプル回収計画

中国は、2031年に火星サンプルを地球に持ち帰る計画を進めており、この発見が国際的な火星探査の加速に寄与する可能性がある。

「マクロ分子炭素の発見は、火星の生命探査の新たな動機付けとなりました。中国もその一環として、サンプル回収に注力しています」と、中国宇宙科学技術大学の研究者らは語る。

過去の火星探査の比較

2020年に「キュリオシティ」探査車がガレクレーターで発見した「メアリー・アニング3号」サンプルには、21種類の有機物が含まれており、そのうち7種類は火星で初めて検出された。

The discovery of macro-molecular carbon on Mars raises new questions about the presence of life on the planet, sparking further research into the origins of this organic material.

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