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「東京より便利」は本当だった。ミネルバ大生がインドで驚愕した“10分配送”と“ストリートの現実” | Business Insider Japan

私はいま、大学のカリキュラムの一貫で、インドに滞在中だ。自分で用意したもの4年間で世界4大陸の都市を移動しながら学ぶ、ミネルバ大学(アメリカ)。その独自のカリキュラムの一環として、私は今、インドのハイデラバードで暮らしています。オンラインで大学の授業を受けながら、インドでの生活を始めて3カ月が経ちました。文字通り“発見とカオス”だらけの毎日を送っています。引っ越した地は、インド自分で用意したものインドの都市・ハイデラバードは、南部にあるテランガーナ州の州都で、現地の人々には「インドのシリコンバレー」としても知られている街です。理由は、ハイデラバードの凄まじい経済成長。2014年に州が誕生してから、IT産業や大企業、スタートアップが集まる都市として急成長を遂げています。街を歩くと、歴史的なモスクがあるかと思えば、少し移動すると高層ビルが立ち並ぶエリアがあるなど、十数年の変化が凝縮されたような場所です。私は、ここで120人ほどのミネルバ大学の同級生と約4カ月間生活し、学びを進めています。欲しいものが「10分で届く」東京を超えるデジタル化の衝撃インドにはSwiggy、Zomato、Blinkitなどさまざまなオンラインデリバリーサービスがあり、24時間アプリで注文できる(写真はイメージです)。ゲッティイメージズインドでの生活は本当に未知の世界です。暮らしてみないと分からない期待と現実のギャップを、この3カ月ほどで数えきれないほど経験しました。まず驚いたのが、「デジタル化の浸透」です。ここでは何か買い物をするときには、スーパーやお店に行くのではなく、オンラインで注文するのが主流。食べ物や簡単な文具などであれば、ほとんどの場合10分ほどで到着します。外出時もUberやRapidoというアプリを使えば、10分以内でトゥクトゥクや車を呼ぶことができます。デジタル化が進んでいると聞いてはいましたが、東京での生活を超える便利さは全く期待していなかったので驚きました。「50ルピー」を渡してはいけない。ストリートの現実ハイデラバードに住む人たちの熱意や成長欲からも、都市としての急速な成長を感じ取ることができます。特に印象的だったのが、大学のオリエンテーションとして訪れた「T-Hub」という、インドのイノベーション拠点として知られる施設です。ITはもちろん、医療やLGBTQ+など多様なテーマのスタートアップが集まっていました。それぞれが熱いビジョンを持ってお互いに協力し合いながらビジネスを成長させているところや、「インドはこれからもどんどん成長する」と誇りを持って語る人々の、国やビジョンのために行動する姿に圧倒されました。しかし、T-Hubを離れ市街地を訪れると、根強く残る貧富の差が垣間見えるのも想像を超えた慣れない経験です。道を歩いていて、何度か洋服を引っ張ってお金を求めてくる子どもに遭遇したことがあります。汚れた洋服と手を差し出してくる姿に、50ルピー札(日本円で約85円)を渡そうとすると、現地の友人に強く止められました。理由は「子どもはお金を得るために大人に利用されている。お金を渡したら、その大人たちにお金を渡すことになる」からと。「もし何かを渡したい場合は、栄養がある、すぐ食べられる食べ物を渡すのが1番良い」とアドバイスをしてくれました。子どもを利用してお金を得る不当な行為が目の前で起きているのに、自分では解決することができないんだと、申し訳なさと怒りを感じる出来事でした。残り1カ月、未知との出会いへの期待自分で用意したもの色々な立場の人や場所に出会った2カ月。学業でも生活面でも、インドの文化をさらに学べる機会にワクワクしています。大学が実施する、現地企業とタッグを組んでプロジェクトを行うカリキュラムでは、ハイデラバードで生地の製作と農場経営を営む会社とのツアーを企画しています。プロジェクトを通して、街やインドの伝統服であるサリーの歴史を知ることができたり、地元の農家の方々と交流ができたりするのはとても貴重。残りの1カ月もここでしかできない経験を楽しみたいと思います。Mashing Up Allies(公式アンバサダー)和歌山県生まれ、東京都出身。小学5年生から3年間、米カリフォルニア州サンノゼで生活。帰国後は都内の私立中高一貫校に編入。2023年、日本の大学に一度入学するも、ミネルバ大学合格を機に進路変更。クラウドファンディングで337万円を調達し、入学を実現。現在は政治学と心理学を専攻し、着物文化とサステナビリティの研究に関心を持つ。現在ミネルバ大学2年生。日本に“逆留学”して見えた、日本人が気づかない「当たり前」 | Business Insider Japan #東京より便利は本当だったミネルバ大生がインドで驚愕した10分配送とストリートの現実 #Business #Insider #Japan

「東京より便利」は本当だった。ミネルバ大生がインドで驚愕した“10分配送”と“ストリートの現実” | Business Insider Japan

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2026-03-29 00:00:00

私はいま、大学のカリキュラムの一貫で、インドに滞在中だ。
自分で用意したもの

4年間で世界4大陸の都市を移動しながら学ぶ、ミネルバ大学(アメリカ)。その独自のカリキュラムの一環として、私は今、インドのハイデラバードで暮らしています。オンラインで大学の授業を受けながら、インドでの生活を始めて3カ月が経ちました。文字通り“発見とカオス”だらけの毎日を送っています。

引っ越した地は、インド

自分で用意したもの
自分で用意したもの

インドの都市・ハイデラバードは、南部にあるテランガーナ州の州都で、現地の人々には「インドのシリコンバレー」としても知られている街です。

理由は、ハイデラバードの凄まじい経済成長。2014年に州が誕生してから、IT産業や大企業、スタートアップが集まる都市として急成長を遂げています。

街を歩くと、歴史的なモスクがあるかと思えば、少し移動すると高層ビルが立ち並ぶエリアがあるなど、十数年の変化が凝縮されたような場所です。

私は、ここで120人ほどのミネルバ大学の同級生と約4カ月間生活し、学びを進めています。

欲しいものが「10分で届く」東京を超えるデジタル化の衝撃

インドにはSwiggy、Zomato、Blinkitなどさまざまなオンラインデリバリーサービスがあり、24時間アプリで注文できる(写真はイメージです)。
インドにはSwiggy、Zomato、Blinkitなどさまざまなオンラインデリバリーサービスがあり、24時間アプリで注文できる(写真はイメージです)。
ゲッティイメージズ

インドでの生活は本当に未知の世界です。暮らしてみないと分からない期待と現実のギャップを、この3カ月ほどで数えきれないほど経験しました。

まず驚いたのが、「デジタル化の浸透」です。ここでは何か買い物をするときには、スーパーやお店に行くのではなく、オンラインで注文するのが主流。食べ物や簡単な文具などであれば、ほとんどの場合10分ほどで到着します。

外出時もUberやRapidoというアプリを使えば、10分以内でトゥクトゥクや車を呼ぶことができます。デジタル化が進んでいると聞いてはいましたが、東京での生活を超える便利さは全く期待していなかったので驚きました。

「50ルピー」を渡してはいけない。ストリートの現実

ハイデラバードに住む人たちの熱意や成長欲からも、都市としての急速な成長を感じ取ることができます。

特に印象的だったのが、大学のオリエンテーションとして訪れた「T-Hub」という、インドのイノベーション拠点として知られる施設です。

ITはもちろん、医療やLGBTQ+など多様なテーマのスタートアップが集まっていました。それぞれが熱いビジョンを持ってお互いに協力し合いながらビジネスを成長させているところや、「インドはこれからもどんどん成長する」と誇りを持って語る人々の、国やビジョンのために行動する姿に圧倒されました。

しかし、T-Hubを離れ市街地を訪れると、根強く残る貧富の差が垣間見えるのも想像を超えた慣れない経験です。

道を歩いていて、何度か洋服を引っ張ってお金を求めてくる子どもに遭遇したことがあります。

汚れた洋服と手を差し出してくる姿に、50ルピー札(日本円で約85円)を渡そうとすると、現地の友人に強く止められました。理由は「子どもはお金を得るために大人に利用されている。お金を渡したら、その大人たちにお金を渡すことになる」からと。

「もし何かを渡したい場合は、栄養がある、すぐ食べられる食べ物を渡すのが1番良い」とアドバイスをしてくれました。子どもを利用してお金を得る不当な行為が目の前で起きているのに、自分では解決することができないんだと、申し訳なさと怒りを感じる出来事でした。

残り1カ月、未知との出会いへの期待

自分で用意したもの
自分で用意したもの

色々な立場の人や場所に出会った2カ月。学業でも生活面でも、インドの文化をさらに学べる機会にワクワクしています。

大学が実施する、現地企業とタッグを組んでプロジェクトを行うカリキュラムでは、ハイデラバードで生地の製作と農場経営を営む会社とのツアーを企画しています。プロジェクトを通して、街やインドの伝統服であるサリーの歴史を知ることができたり、地元の農家の方々と交流ができたりするのはとても貴重。残りの1カ月もここでしかできない経験を楽しみたいと思います。

山口笑愛

Mashing Up Allies(公式アンバサダー)

和歌山県生まれ、東京都出身。小学5年生から3年間、米カリフォルニア州サンノゼで生活。帰国後は都内の私立中高一貫校に編入。2023年、日本の大学に一度入学するも、ミネルバ大学合格を機に進路変更。クラウドファンディングで337万円を調達し、入学を実現。現在は政治学と心理学を専攻し、着物文化とサステナビリティの研究に関心を持つ。現在ミネルバ大学2年生。

日本に“逆留学”して見えた、日本人が気づかない「当たり前」 | Business Insider Japan

日本に“逆留学”して見えた、日本人が気づかない「当たり前」 | Business Insider Japan

#東京より便利は本当だったミネルバ大生がインドで驚愕した10分配送とストリートの現実 #Business #Insider #Japan

執筆者について: nipponese

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