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2025-11-30 21:35:00
企業は、これらの費用を3年ではなく5年や6年に分散させることで、短期的な利益と資産の帳簿価額を押し上げられる。しかし、それは将来的な大幅な減損損失の伏線となり得る、とバーリ氏はサブスタックに書いた。
彼はまた、マイクロソフトのサティア・ナデラ(Satya Nadella)CEOとの最近のインタビューに言及した。ナデラ氏は今年前半、データセンターの拡大を遅らせたと述べている。次世代AIチップは電力・冷却要件が異なるため、特定の世代のチップに向けたインフラの過剰投資を警戒したからだ。
「ハイパースケーラー(巨大クラウド事業者)は、減価償却上の目的でチップやサーバーの耐用年数を意図的に延長している。その一方で、計画的陳腐化が加速しているGPUに対し億ドルもの投資を行っている」とバーリ氏は書いている。
彼は、このメモと市場全体の反応から、自身の減価償却に関する指摘が予想以上に大きな反響を呼んだことをほのめかした。
私は自分よりはるかに大きな何かに巻き込まれてしまいました。
エヌビディアの株価は11月3日の高値から14%下落した。投資家がAI企業の過剰支出と過大評価を懸念する動きが強まっているためだ。
劇的なカムバック
バーリ氏は、アメリカの住宅バブルへの巨額の賭けが小説と映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』で広く知られるようになり、一躍有名になった。暴落と景気後退に関する鋭い警告で知られるバーリ氏は、2年間の空白を経て10月下旬にXに復帰し、AI関連銘柄はバブル状態にあると主張した。
バーリ氏のサイオン・アセット・マネジメント(Scion Asset Management)は、パランティアの第3四半期決算発表と同じ11月3日に、9月末時点でエヌビディアとパランティアに対して弱気のプットオプションを保有していたことを明らかにしていた。
パランティアのアレックス・カープ(Alex Karp)CEOは翌日のテレビインタビューで、この賭けを「正気の沙汰ではない」と評した。これを受け、バーリ氏はXに、カープ氏が「単純なフォーム13F(アメリカの株式保有報告書)すら読み解けない」ことには驚かないと投稿した。
その後のXへの投稿で、バーリ氏はパランティアのプット(下落を見込んだポジション)は「先月すでに手仕舞いした」としており、サブスタックの開始に当たって「もっと良い案件に移行」していると述べた。
以前のポジションの想定元本は合計11億ドル(約1705億円、1ドル=155円換算)だったが、バーリ氏は最新のサブスタック投稿で、それぞれのコストは約1000万ドル(約15億5000万円)にとどまったと述べている。
バーリ氏はパランティアへの投資の理由について明らかにしていない。AIを活用したデータ分析企業であるパランティアの株価は決算発表前に高値を付けたが、その後、20%下落している。それでも2023年初頭から26倍に上昇し、パランティアの時価総額は約3900億ドル(約60兆4500億円)に達している。これは、今年の予想売上高44億ドル(約6820億円)の約90倍に相当する。
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