ラスベガスのSphere Entertainmentは、2027年にカルト的人気を誇る映画「ロッキー・ホラー・ショー」の特別版を上映すると発表しました。同社は、1975年の名作映画を最新の没入型テクノロジーで再構築する方針で、現在上映中の「オズの魔法使」に続く新たなエンターテインメント体験として展開されます。
## 2027年に登場する「ロッキー・ホラー・ショー」の全貌
Sphere Entertainmentは、2026年6月16日、1975年の映画「ロッキー・ホラー・ショー」をラスベガスのSphere向けに再構築し、2027年に公開すると発表しました。このプロジェクトは、カリフォルニア州バーバンクにあるSphereの試作施設「Big Dome」で過去1年間にわたり開発が進められてきたものです。
Sphereの巨大な16万平方フィートの曲面LEDスクリーンと空間オーディオ技術を活用し、観客が没入できる環境を作り出します。映画ファンにとって馴染み深い「タイムワープ」のダンスや、観客がコスチュームを身にまとい、スクリーンに向かってセリフを叫んだり、小道具を投げたりするインタラクティブな伝統は、この最新のSphere版でも引き継がれる予定です。
“…in which viewers dress up in character costumes, shout back raunchy lines at the screen, sing “Time Warp” and throw props – will continue in the enhanced Sphere version.”
USA Today
## 「オズの魔法使」が記録した驚異的な興行成績
今回の発表と同時に、Sphere Entertainmentは現在上映中の「オズの魔法使」が大きな節目を迎えたことを明らかにしました。2025年8月28日に公開されたこの作品は、これまでに300万枚以上のチケットを販売し、4億ドルを超える興行収入を記録しています。
Varietyによると、このプロジェクトには2年の歳月と1億ドルの開発費が投じられました。観客は、まるでカンザスの竜巻に巻き込まれたかのような風や振動、空間オーディオを体感し、映画の世界に引き込まれる体験を提供しています。
USA Todayの報道によれば、この成功は、単なる映画上映を超えた「トランスフォーマティブ(変革的)な出会い」として観客に受け入れられており、今回の「ロッキー・ホラー・ショー」も同様の没入体験を目指しています。
## Sphereが目指すテクノロジーとストーリーテリングの融合
Sphere Entertainmentの会長兼CEOであるジム・ドラン氏は、今回のプロジェクトについて、テクノロジーと物語の限界を押し広げつつ、常に観客を中心とした体験を提供することを重視していると述べています。
“Since ‘The Rocky Horror Picture Show’ premiered in 1975, it redefined audience participation and became a cultural phenomenon. With Sphere, we have the opportunity to take that spirit of immersion to an entirely new level.”
Jim Dolan, CEO of Sphere Entertainment, via Deadline
Deadlineの分析によると、Sphereは音楽コンサートやこうした没入型コンテンツの配信を通じて、対面型の体験に対する需要に応える戦略をとっています。映画ファンからは、上映時間の短縮や編集に対する厳しい意見も過去にはありましたが、IP(知的財産)ホルダーと会場運営者が協力し、独自のフォーマットを構築する動きは活発化しています。
## 今後の展開と詳細
現時点で「ロッキー・ホラー・ショー」の詳細な公開日時は未定です。また、
Las Vegas Review-Journalによると、劇場内への持ち込みプロップ(小道具)に関する具体的なプロトコルも現段階では明らかにされていません。
「オズの魔法使」は12月以降の上映スケジュールが組まれておらず、入れ替わりで「ロッキー・ホラー・ショー」が導入される見通しです。Sphereは今後も、独自の体験を求める観客に向けて、既存のカルチャーを再定義するようなコンテンツを投入していく姿勢を崩していません。
<!
Find more reporting in our エンタメ section.
Related