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2025-09-15 12:00:00

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アップル「iPhone」次の一手

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アップルのアクティブノイズキャンセリング、外部音取り込み機能を搭載するワイヤレスイヤホン「AirPods Pro 3」。
撮影:山本敦

アップルが9月19日に発売するワイヤレスイヤホン「AirPods Pro 3」の実機を、少し時間をかけて試すことができた。

結論から言うと、筆者はAirPods Pro 3が「アップル史上最高のイヤホン」だと思う。

そう感じた理由を、先代のAirPods Pro 2と比べながら、新製品のベストパフォーマンスを引き出す方法とともに紹介する。

iPhoneは“AI革命”の主役になれるのか? 今、変わるスマホ業界【AI First Lounge Vol.3|10/2(木)開催】 | Business Insider Japan

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新AirPods Pro 3の実力をフルに引き出す方法

AirPods Pro 2も完成度が高い優秀なイヤホンだ。筆者も日常、AirPods Pro 2を使いながらもうこれ以上のAirPodsは生まれないだろうと高をくくっていた。

ところが、AirPods Pro 3は、イヤホンにとって何より大事な「音質」が一段と良くなっていた。ノイズキャンセリング機能の消音効果も向上しているが、それよりもサウンドの飛躍が顕著だ。

新しく心拍数センサーを加えながら、前のモデルから直販価格を3万9800円(税込)に据え置いている。今、AirPods Proを使っている方が、新しいAirPods Pro 3に買い換えたり、買い増ししても十分な満足感が得られると思う。

AirPods Pro 3のパフォーマンスを最大限まで引き出す方法から紹介したい。

まずは、ユーザーの耳に合う最適なサイズのイヤーチップを見つけよう。

全5サイズのイヤーチップ
新しく追加されたXXSのほか、XS/S/M/Lの全5サイズのイヤーチップが付属する。
撮影:山本敦

iPhone、またはiPadが手もとにあれば、AirPodsをペアリングした後に「設定」アプリを開くとAirPods Pro 3の詳細設定が現れる。この中にある「音響の密閉状態をテスト」という機能を使う。

耳に装着したイヤーチップの密閉状態を確認することにより、音楽再生とノイズキャンセリングのベストパフォーマンスが引き出せる。

数秒のテストトーンを聴きながら、耳に合うイヤホンのサイズと装着状態を確かめる。

人の耳は必ずしも左右の大きさが同じではない。そのためイヤーチップも左右の耳に合うサイズが異なる場合があり得る。

音響の密閉状態をテスト
「音響の密閉状態をテスト」を選択。耳に合うサイズのイヤーチップが探せる。
画像:筆者によるスクリーンショット

筆者は先日、アップルの発表会ではじめてAirPods Pro 3に触れた時には、密閉状態のテストを行う余裕もないまま本機を試聴した。今回あらためてテストしたところ。左がM、右がSという組み合わせが「音もれ」のない正しくフィットするイヤーチップとして判定された。

AirPods Pro 3から、設定メニューに「AirPods Proの装着状態について」というガイダンスが追加された。

正しいサイズのイヤーチップを選択後、AirPods Pro 3の正しい装着方法や、本機で心拍数測定を行う時に気をつけるべきポイントがアニメーション付きで紹介されている。イヤホンの使用を始める前に一読しておきたい。

フィット調整のガイダンス
AirPods Pro 3のフィット調整のガイダンスをイラスト付きで紹介するページが加わった。
画像:筆者によるスクリーンショット

AirPods Pro 3に関して筆者が不満に思うのは、この装着状態テストの機能がAndroidユーザーにも提供されていないことだ。

ワンタッチペアリングや空間オーディオはiPhoneなどアップルのデバイスと組み合わせる時にだけ連携するアドバンテージであって良い。

だが、装着状態テストにより正しいイヤーチップが見つけられないと、AirPodsシリーズの体験が「あまり大したことのないもの」になりかねない。AndroidでAirPods Pro 3を使うユーザーのために、簡易なセットアップ用アプリを用意するべきだ。

鮮度が高く見晴らしのよいサウンド

AirPods Pro 3はPro 2と同じ、10.7mmのカスタム設計によるドライバーを搭載している。

マルチポートアーキテクチャにより、音楽再生とともにハウジング内部に発生する空気の流れを最適化して、切れ味鋭いサウンドに仕上げている。

Pro 3とPro 2、新旧AirPods Proを用意して、それぞれをiPhoneに組み合わせて交互に試聴した。

iPhone 16 ProにペアリングしてApple Musicで
iPhone 16 ProにペアリングしてApple Musicで配信されている音源を聴いた。
撮影:山本敦

新しいAirPods Pro 3はあらゆる再生帯域で解像度が上がり、立体的な音の広がりが明らかに感じられるようになった。

ボーカルは鮮度が高く伸びやか。高音域の余韻はきめ細かく、低音域がよく引き締まりダブつかない。空間の見晴らしが良く、Apple Musicで配信されている音楽を聴いているはずなのに、まるでライブ会場にいるような生々しさが伝わってくる。

ロスレス(ステレオ)の音源として配信されている米津玄師『Plazma』をAirPods Pro 3で聴くと、ボーカルの力強さと細かい音の粒立ちの良さ、鋭い低音のビートの躍動感が楽しめる。

iPhoneにAirPodsを組み合わせると「ステレオを空間化」する機能も使えるが、オフのままでも豊かな音場が広がる。AirPods Pro 2との一番大きな差は「開放感の豊かさ」だ。

Apple Musicで配信されている空間オーディオの音源も聴き比べた。エド・シーランのアルバム「Play」の『Sapphire』がAirPods Pro 3の実力を測るのに最適な楽曲だった。

ボーカルをセンターに置いて、ゆったりと包み込むようなシンセサイザーの和音。足もとにベースとドラムスの力強いリズムを配置した立体的なサウンド空間が広がる。

シンセサイザーやコーラスの音像を動かす演出も、AirPods Pro 3で聴けば全体の情景がよく見渡せる。低音がダブついたり、ハイトーンが刺さるような不快感がない。独自の低歪みドライバーの実力が存分に活きている。

もし、この先にAirPods Pro 3を購入したらぜひ今まで使い込んだイヤホンと聴き比べてほしい。お気に入りの楽曲で比べればなおのこと、AirPods Pro 3が音のいいイヤホンであることがわかると思う。

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強力になったノイキャンや新機能・心拍数の計測も試す

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