【衛星画像】ロシアは燃料タンクにネットを設置したが、ウクライナの攻撃ドローンはそれを突破した | Business Insider Japan

1772392505 2026-03-01 06:00:00 ロシアのヴェリーキエ・ルーキにある石油貯蔵施設を撮影した衛星写真。タンクを覆うドローン対策ネットが見える。衛星画像 ©2026 Vantor ウクライナは2026年2月18日夜、ロシアにある石油貯蔵施設に対して長距離ドローンによる攻撃を実施した。 ウクライナの治安当局関係者によると、その施設に設置されていたドローン対策用の「防護ネット」は攻撃を防ぐことができなかった。 戦場の中だけでなくロシア国内の石油施設もドローンを防御する対策はしているが、なかにはあり合わせの材料によってできているお粗末なものもある。 ウクライナのドローンが2026年2月18日夜にロシアの石油貯蔵施設を攻撃した。今回の攻撃では、施設を守るために事前に設置されていたネットを突破したとウクライナの治安当局関係者が2026年2月19日にBusiness Insiderに対して語った。 ウクライナ保安庁(Security Service of Ukraine:SBU)の関係者によると、ウクライナの長距離ドローがロシア西部のプスコフ州にある都市、ヴェリーキエ・ルーキの石油貯蔵施設を攻撃した。この関係者は、匿名を条件としてBusiness Insiderの取材に答えた。 ウクライナのドローンがロシアの兵器庫に侵入…そこには馬と古い車が | Business Insider Japan この関係者によると、石油貯蔵施設の燃料タンクの上にはドローン攻撃を防ぐための防御ネットが張り巡らされていた。この施設はプスコフネフテプロダクト(Pskovnefteproduct)という企業が所有しており、ウクライナの国境から約500km離れた場所に位置している。この関係者は、防御ネットは攻撃による被害を防ぐことができなかったと述べている。 アメリカの人工衛星データ分析企業ヴァンター(Vantor)が2025年12月に撮影し、Business Insiderが分析した画像には、ヴェリーキエ・ルーキの貯蔵施設にある約15基のタンクを覆うドローン対策ネットと思われるものが写っている。 2025年12月14日に撮影されたこの画像には、ヴェリーキエ・ルーキにある貯蔵タンクを覆うドローン対策用のネットが写っている。衛星画像 ©2026 Vantor ドローン対策用ネットを拡大した写真。衛星画像 ©2026 Vantor ウクライナ側の関係者は、メッセージアプリのテレグラム(Telegram)にある地元のニュース映像などから得た情報から、この石油施設で数回の爆発と大規模な火災が発生したと話している。ソーシャルメディアで共有された動画には、燃え上がる様子が映っている。 ここ数カ月、ロシア国内にある他の石油施設でもこの種の防御ネットが目撃されている。このネットを張る戦術は、長く続くウクライナの攻撃からロシアがエネルギーインフラを守るために、いかに粗末で即席の防御策に頼らざるを得なくなっているかを示すものだ。 「ベトナムよ、逃げろ!」 – 一夜にして、ウクライナ治安局の特殊作戦センター「アルファ」の無人機がヴェリコルクスカヤ石油貯蔵所を攻撃することに成功した。現場で大規模な火災が発生した。燃料貯蔵タンクにはドローン防止ネットが張られていたが、張られていなかった…。 pic.twitter.com/bLBxuHNxtm — WarTranslated (@wartransrated) 2026 年 2 月 19 日 ドローンが戦場に溢れかえっていることへの懸念から、最前線でも同様の対策が取られている。 ドローン用の防御ネットは前線の近くではすでに一般的なものとなっており、ウクライナの兵士たちは、重要な軍の補給路を覆うためにネットを使用している。またロシア、ウクライナの両軍ともドローンの攻撃から守るため、装甲車両にケージのようなものを装着している。 ウクライナ戦争における対ドローンDIY装甲、ますます「マッドマックス」的になる | Business Insider Japan さらに、ロシアはあり合わせのもので用意した防御策も導入している。例えば、海に大きな浮きを並べてバリケードにして、黒海艦隊(Black Sea Fleet)に甚大な被害を与えてきたウクライナの水上ドローン(無人艇)から港を守ろうとしている。 […]