JR北海道が運営するJR札幌病院の看護師が、勤務中に撮影した入院患者の動画をSNSに投稿していた疑いが浮上しました。病院側は10月13日に不適切な投稿の事実を把握していると認め謝罪し、調査を進めています。千葉西総合病院での同様の不祥事を受け、医療現場におけるSNS利用のモラルが改めて問われています。.
JR札幌病院で看護師が患者を無断撮影
JR札幌病院に勤務する看護師が、院内で撮影した入院患者の動画をSNS上に投稿していたことが明らかになりました。この事態を受け、病院側は10月13日夜に公式ホームページを更新し、「JR札幌病院社員によるSNS上の投稿に関するお詫び」と題する声明を発表しました。病院側は、患者に関する動画がインターネット上に掲載されている事実を把握しており、患者本人や家族、関係者に対して謝罪の意を表明しています。
暴露系インフルエンサーによる投稿で発覚
今回の不祥事は、X(旧Twitter)で124万人を超えるフォロワーを抱える暴露系インフルエンサーの投稿によって明るみに出ました。10月13日、同アカウントは看護師が病院内で撮影したと思われる2本の動画を公開しました。1本目の動画には、入院中のベッドで高齢患者とともに自撮りをする看護師の姿が収められていました。2本目には、別の高齢患者を正面から撮影した動画を、飲み会と思われる場所で見せびらかす様子が記録されていました。
投稿に残された詳細な日時とキャプション
公開された動画からは、撮影日時や投稿の意図が推測できる情報が確認されています。2本目の動画には「8月17日 18:30」という日時が表示されており、ストーリーズのキャプションには以下のような記載がありました。
《夜勤で患者出してたからってとってたらしいwwwww》
動画には、閲覧したユーザーから「鼻水」や「仕事して」といった批判的なコメントが寄せられており、千葉西総合病院での不祥事直後というタイミングも重なり、SNS上で大きな物議を醸しました。
医療従事者のモラルに厳しい視線
千葉西総合病院での事案では、動画の撮影に関わった職員2人が解雇、閲覧のみの職員1人が厳重注意となる迅速な処分が下されました。今回のJR札幌病院の件についても、ネット上では「自分の身内が晒されていても平気なのか」「まともに働いている看護師全体が叩かれそうで気の毒」といった厳しい声が相次いでいます。患者の尊厳を預かる立場として、医療従事者のモラル欠如が強く批判されています。
事実確認と今後の対応
本誌が13日午後1時すぎに病院へ取材を試みた際、担当者は当初「まだ調査中でお答えできかねる」と回答していましたが、その後の公式声明では、本件を重大な問題として受け止め、事実関係の確認を急いでいると説明しました。病院側は、患者および家族への対応を最優先とし、確認が取れ次第、社内規定に基づいて厳正に対処する方針を示しています。再発防止に向けた取り組みを含め、医療機関としての今後の対応が注視されています。