Amazonは9月30日、新デザインのリモコンを同梱した新しい4Kストリーミングメディアプレーヤー「Fire TV Stick 4K」を発表した。価格は1万1,980円で同日より販売・出荷が開始される。さらに、単体リモコンの「Fire TVリモコン」を10月22日に発売すると発表し、上位モデルの「Fire TVリモコンPlus」を2027年に発売する計画も明らかにした。PC Watchの報道によると、10月16日から19日までのプライム感謝祭では割引価格での販売も予定されている。
スリムデザインと4K高画質を両立した新モデル
新しい「Fire TV Stick 4K」はスタンダードモデルに位置づけられ、隣接するHDMIポートに干渉しづらいスリムデザインを採用している。テレビやモニターのHDMIポートに挿し、インターネットに接続して利用する仕組みだ。4K対応を実現しながら、従来のスリムなFire TV Stick HDで搭載されていたUSB給電機能を引き続きサポートしている。テレビのUSBポートから直接電源を取れるため、電源アダプターが原則として不要になり、旅行先への持ち運びやセットアップが容易になっている。操作面では、従来モデルの「Fire TV Stick 4K Select」から処理の高速化が図られているとAmazonは説明している。
手に馴染む新形状を採用したFire TVリモコン
同梱される「Fire TVリモコン」は、表側を平らに、裏側をゆるやかに膨らませた低重心設計を採用し、手のひらにフィットしやすい形状となっている。ホームボタンはアルミ製のドーム形状で、視認性と耐久性を高めるために目立つオレンジ色が採用された。リモコン上のAlexaボタンを押しながら話しかけるだけで、コンテンツの検索や再生、スマートホーム製品の操作が可能だ。上位モデルの「Alexa対応音声認識リモコンPro」に搭載されていた、好みのアプリをワンタッチで起動できる「カスタムボタン」も標準搭載されている。「リモコンを探す」機能にも対応しており、Alexa搭載デバイスに話しかけることでリモコンから音を鳴らして場所を特定できる。

単体販売のスケジュールと価格設定
新デザインの「Fire TVリモコン」は単体製品としても販売される。価格は2,980円で、9月30日から予約受付が始まり、10月22日に出荷が開始される予定だ。本体に同梱されるモデルとは発売日が異なるため注意が必要となる。また、10月に開催されるプライム感謝祭の期間中、Amazonは「Fire TV Stick 4K」を特別価格の5,980円(PC Watchでは6,000円オフと報道)で販売する計画を明らかにしている。購入のタイミングによって価格や特典が変動するため、ユーザーはセール期間を確認することが求められる。
バックライトとアルミ筐体を採用する最上位モデル
2027年に発売予定の最上位モデル「Fire TVリモコンPlus」は、さらなる機能強化が図られている。従来の「Fire TVリモコン」が持つ音声操作やカスタムボタンなどの機能に加え、暗い場所でも視認しやすいバックライト付きのボタンと、質感の高いアルミニウムボディを採用するのが特徴だ。PC Watchの報道によれば、最大10メートルの範囲で利用できる「リモコンを探す」機能も備えている。価格は現時点で未公表となっており、数年先の市場投入に向けた製品として位置づけられている。
今後の市場展開と普及の見通し
Amazonによる今回の新製品投入は、既存のストリーミングデバイス市場における選択肢を大きく広げるものとなる。USB給電による利便性の向上と4K対応を両立させた「Fire TV Stick 4K」を皮切りに、段階的なアクセサリの投入が予定されている。10月のセール期間における販売動向が、今後の普及スピードを測る最初の指標になりそうだ。高機能化が進むリモコン単体の展開も含め、リビングルームのエンターテインメント環境をめぐる同社の戦略は着実に次世代へと移行している。