29日に開幕したMLBポストシーズンのワイルドカードシリーズでは、ナ・リーグでパドレスがカブスを8対0で下し、ア・リーグではホワイトソックスがアストロズに6対3で勝利して地区シリーズ進出へ王手をかけた。.
パドレスがカブスに完勝、松井裕樹は3者凡退
ナ・リーグのワイルドカードシリーズ初戦は29日(日本時間30日)、ペトコパークで行われ、パドレスが8対0でカブスを圧倒した。パドレスの投手陣がカブス打線を無得点に抑え込む中、日本人の松井裕樹が8回に登板した。松井は1イニングを危なげなく3者凡退に仕留め、チームの勝利に貢献した。一方、カブスの鈴木誠也は「4番右翼」で先発出場を果たした。第1打席で敵失により出塁すると、四球、中飛、中安を記録し、3打数1安打の成績を残した。試合は初回からパドレスが得点を重ね、終始リードを保ったまま危なげなく初戦を制している。
ホワイトソックスがアストロズを下し王手
ア・リーグのワイルドカードシリーズでは、ダイキンパークでアストロズとホワイトソックスが対戦し、ホワイトソックスが6対3で勝利した。この結果、ホワイトソックスは地区シリーズ進出へ王手をかける形となった。チームには村上宗隆が所属しており、「4番一塁」で先発出場した。村上は2打数1安打1打点2得点と存在感を示し、チームの勝利を呼び込む活躍を見せた。対するアストロズには今井達也が所属しているが、試合はホワイトソックスの打線が効果的に得点を重ねる展開となった。ホワイトソックスは序盤から得点を奪い、アストロズの反撃をかわして敵地で貴重な白星を挙げた。
ブレーブスが劇的な逆転勝利、ライリーが決勝弾
トゥルイストパークで行われたブレーブスとフィリーズの一戦は、終盤に試合が大きく動いた。ブレーブスが2対3と1点を追いかける7回裏、2死一、二塁の好機を迎えた。ここで打席に立ったライリーは、フィリーズの救援右腕デュランが投じた初球の161キロの剛速球を捉え、右翼スタンドへ逆方向の逆転3ラン本塁打を放った。この一発が決勝点となり、ブレーブスが5対3で初戦を先勝した。ブレーブス先発のセールは7回途中まで4安打3失点と試合を作り、3番手の救援左腕リーが勝利投手となっている。最後は抑えのイグレシアスがきっちり締め、今ポストシーズン初セーブを記録した。
ヤンキースがレッドソックスに大勝
ヤンキースタジアムでは、ヤンキースとレッドソックスの伝統の一戦がワイルドカードシリーズ初戦として開催された。試合はヤンキースの猛打が爆発し、9対0の大差でレッドソックスを圧倒した。ヤンキースはライスの2本塁打を含む効果的な攻撃で相手投手陣を打ち崩し、投げては完封リレーでレッドソックス打線を沈黙させた。レッドソックスに所属する吉田正尚は、チームの反撃の糸口を見出せず、悔しい初戦敗戦となった。ヤンキースは投打がかみ合った理想的な試合運びで、シリーズ突破へ向けて大きなアドバンテージを得た形となった。
ポストシーズンの行方と今後の展望
各地で熱戦が幕を開けたMLBポストシーズンは、初戦から明暗が分かれる展開となった。パドレスやヤンキースが快勝で好発進を切った一方で、ブレーブスは終盤の一発で試合をひっくり返すなど、短期決戦ならではのドラマが生まれている。ホワイトソックスは地区シリーズ進出へ王手をかけ、明日以降の戦いも目が離せない状況だ。日本選手たちのさらなる躍動や、各チームがどのように修正して第2戦に臨むのか、ファンの期待が高まっている。