ホワイトソックスの村上宗隆内野手は28日(日本時間29日)、ワイルドカードシリーズの敵地アストロズ戦に向けた前日練習に参加し、メディアの取材に応じた。今季33本塁打を放った同僚のバルガスとの強固な絆について語り、翌29日(同30日)に迫るポストシーズン初陣への決意を示した。
バルガスと築いた異国での強い信頼関係
今季のチーム攻撃陣を牽引したバルガスは、村上について特別な存在であると言及した。バルガスはキューバのハバナ出身であり、村上と同じ26歳である。さらに第一言語が英語ではないという共通項もあり、異国の地で戦ってきた先輩として入団当初から良好な関係を築いてきた。村上はこの日、英語を話せないバルガスに対して自身の経験を重ね合わせ、親身になって寄り添ってきたと感謝の思いを明かした。
会見に参加したバルガスもまた、村上に対する深い敬意を言葉にした。フィールドの外でも個人的な話をたくさん交わし、その対話が自身の大きな助けになっていると語っている。今年、村上と一緒に同じフィールドに立てたことは本当に素晴らしいことだと、その絆の深さを強調した。報知新聞社の報道によると、二人はお互いを信頼し合い、調子の良し悪しに関わらず良い関係を維持しているという。
メジャー1年目で残した圧倒的な数字
村上はメジャー1年目から確実な実績を残した。今季は127試合に出場し、打率2割7厘を記録した。さらに、日本人ルーキーの最多記録を更新する35本塁打を放ち、同3位となる77打点をマークして大ブレイクを果たした。一方のバルガスも33本塁打、93打点、22盗塁という優れた成績を残しており、二人の主軸がチームのオフェンス面を支え続けてきた。
チームメイトとしての相性の良さは、日々の練習や試合だけでなく、グラウンド外での深いコミュニケーションによって支えられている。言葉の壁がある環境の中で、同い年の二人が支え合う構図は、ホワイトソックスの大きな強みの一つとなっている。メディアの取材に対してお互いがベストフレンドと認める関係性は、チームに明るい影響を与えている。
西地区優勝のアストロズとの大一番へ
初参戦となるポストシーズンがいよいよ幕を開ける。29日(同30日)に始まるワイルドカードシリーズで、ホワイトソックスは西地区優勝のアストロズと激突する。負けたら終わりの短期決戦を前に、村上はやってきたことをやるだけだと気を引き締めた。明日から長い戦いが始まるにあたり、自分のやるべきことを100パーセントしっかりとやり遂げたいと力強い決意を語っている。
シーズンを通して数々の記録を塗り替えてきた村上にとって、ポストシーズンは新たな挑戦の舞台となる。強敵アストロズを相手に、チームの主軸としてどのようなパフォーマンスを見せるのか。バルガスら信頼できる仲間たちと共に、大舞台での戦いに挑む村上のバットから目が離せない。