コメディアンのジミー・キメル氏は、2カ月以上の年次夏季休暇を経て、9月8日(火)にABCの深夜トーク番組「Jimmy Kimmel Live!」に復帰しました。復帰後初のモノローグで、キメル氏はドナルド・トランプ大統領を標的にし、鋭い批判を展開しました。
ジミー・キメルが番組復帰しドナルド・トランプ大統領を痛烈に批判
キメル氏は、自身の休暇と大統領の夏を比較し、ドナルド・トランプ大統領と自分には、夏の間どちらも何も成し遂げなかったという共通点があると述べました。また、大統領が週末にSNS上でAI-generated slop
(AI生成のくだらないコンテンツ)を大量に投稿したことに触れ、大統領はcrazier than ever
(かつてないほど正気ではない)と付け加えました。
政治的混乱と「藻類との戦い」を揶揄
キメル氏は、6月に休暇に入る前の米国の状況として、イランとの戦争、高騰するガソリン価格、そしてインフレを挙げました。また、ミッチ・マコーネル氏について、生きているか死んでいるかの状態であると冗談を飛ばしました。
さらに、リンカーン記念館の反射池が緑色に変色している問題に触れ、皮肉を込めて大統領をDJ Jazzy Donald
と呼び、すべての問題が解決したかのように装いました。その上で、藻類との戦いにさえ勝てない状況で、どうしてイランとの戦争に勝てるのかと問いかけました。
その他にも、トランプ大統領がニューメキシコ州の名前をNew America
(ニュー・アメリカ)に変更することを提案した件について、もしニュー・アメリカがあるなら、私たちはすぐにそこへ行くだろうと述べ、大統領の外見についても、木の葉の色が変わるのと同様に大統領の頭の色も変わっていると揶揄しました。
番組の存続を巡る憶測とABCの否定
キメル氏の復帰は、番組の終了に関する報道が流れた直後というタイミングでした。Page Sixは、次シーズンが最後となり、2027年5月に24年の放送に幕を閉じると報じました。同メディアによると、キメル氏の契約が更新されないことが理由とされています。

これに対しABCの広報担当者は、この情報をinaccurate
(不正確)であると否定し、番組の将来に関するいかなる報告もpurely speculative
(純粋な推測)であると述べました。
放送4,000回記念と過去の停職処分
今回の復帰回は、番組にとって節目となる4,000回目のエピソードとなりました。キメル氏は、2003年1月のスーパーボウル後に番組が開始されたことに触れ、FCC(連邦通信委員会)が規制権限を用いて不当に番組を終わらせようとした人々がいたと言及しました。

これは、2025年9月に保守派のチャーリー・カーク氏の死に関する発言をしたことで、キメル氏が一時的に放送から外された件に関連しています。キメル氏はモノローグの中で、FCCの委員長Brendan Carr氏に対し、自分たちは困難な道を歩んできたが、まだここに踏みとどまっていると挑発的に述べました。
夏季休暇中の代役と今後のゲスト
復帰後のゲストとして、9月9日にはマリスカ・ハギテイ氏とカイア・ガーバー氏が、9月10日(木)にはガル・ガドット氏が出演する予定です。