デトロイト・ライオンズは2026年8月31日、同年の開幕ロースター発表を受けて14名の初期プラクティス・スクワッドを正式に決定した。新人クオーターバックのルーク・アルトマイヤーやコーナーバックのニック・ホワイトサイドらが名を連ねる一方、ベテラン勢の動向やロースターの陣容を巡る様々な判断が注目を集めている。
開幕ロースター確定後のプラクティス・スクワッド編成
デトロイト・ライオンズは初回の53名ロースターを定めた翌日の2026年8月31日、2026年シーズンに向けた初期プラクティス・スクワッドを構築した。全16枠のうち、トレーニングキャンプに参加していた14選手が再びチームに迎え入れられたと報じられている。
今回の発表では、各ポジションの陣容整備や戦力確保を目的とした動きが鮮明になった。アクティブロースターから外れた選手や、若手有望株の育成枠として、経験豊富なベテランからフレッシュなルーキーまで多様な顔ぶれが揃っている。地元メディアの報道によれば、チームはシーズン開幕戦のニューオーリンズ・セインツ戦に向けた準備を進めると同時に、ロースターの細かい調整やプラクティス・スクワッドの残り枠の運用について検討を続けている。
オフェンス陣の顔ぶれと注目ルーキーの動向
オフェンス部門では、テディ・ブリッジウォーターの引退に伴いトレーニングキャンプで練習量を増やしていたドラフト外新人クオーターバックのルーク・アルトマイヤーがプラクティス・スクワッドの筆頭格に名を連ねた。テディ・ブリッジウォーターの引退に伴い練習での負荷が増加した背景もあり、プレシーズンではパス成功率63.0%で271ヤード、1タッチダウンを記録する一方で3つのインターセプトと1ファンブルを喫するなど、課題と成長の両面を見せている。

ワイドレシーバー陣では、チーム最古参となるトム・ケネディが再びプラクティス・スクワッドに復帰した。かつてブライアント大学出身のラクロス選手としてキャリアをスタートさせたケネディは、その堅実なプレースタイルと高い戦術理解力でチームから厚い信頼を得ており、キックオフやパントリターンのオプションとしても期待されている。さらに、ウエスタンケンタッキー大学出身のラッキー・ジャクソンも加入し、シーズン最終戦で5キャッチ94ヤードをマークした実力を発揮する構えだ。
ディフェンスおよびスペシャルチームの補強と評価
ディフェンス部門においては、コーナーバックのニック・ホワイトサイドがトレーニングキャンプ序盤にファーストチームのレップを獲得するなど存在感を示し、初期プラクティス・スクワッドの主軸として再びチームの戦力に組み込まれた。ホワイトサイドやアルトマイヤーらがグループを牽引する形となったことで、セカンダリーの層の厚みを維持している。
また、ラインバッカーのジョー・バッチーは、キャリアで通算1,100回以上のスナップを特殊チームやディフェンスでこなしてきた経験を買われ、デトロイトで再びロースター入りを果たした。さらに、安全衛のアアマリス・ブラウンは、プレシーズン3試合で9つのタックルと2つのパスブレークアップを記録するなどの成長を見せ、サウスフロリダ大学やカンザス州立大学などを経て培ったアスレチック能力の高さを証明している。
パスラッシュの強化に向けては、南カリフォルニア大学出身のエッジ、アンソニー・ルカスがプレシーズン94スナップで5度のプレッシャーを記録し、そのサイズとディスラプティブな動きが評価されている。ディフェンスラインでは、ベン・スティルやタイア・ウェストといった若手・中堅選手も名を連ね、激しいロースター競争の中でさらなる育成が図られることになった。
残された課題と今後のチーム運営
ライオンズが発表した初期プラクティス・スクワッドは14名であり、規定の16枠に対して2つの空きが残されている。ランニングバック陣で異例の5選手を53名ロースターに残した判断や、一部のベテラン選手を巡る動きなど、シーズン開幕を目前に控えてなお議論を呼ぶ要素は少なくない。チームはこれらの未確定要素やウェイバー請求を通じた動きを見据えながら、万全の体制で初戦を迎えるための調整を急いでいる。
