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ブラジルの37歳女性、児童になりすまし里親家族と同居し有罪判決

ブラジル・サンタカタリーナ州の裁判所は、37歳の女性が児童になりすまして里親家族と14カ月にわたり同居していた詐欺事件について、虚偽身分と詐欺の罪で有罪判決を下しました。被告側は「サバイバルだった」と主張し、上級審へ控訴する方針を示しています。…

ブラジルの37歳女性、児童になりすまし里親家族と同居し有罪判決

ブラジル・サンタカタリーナ州の裁判所は、37歳の女性が児童になりすまして里親家族と14カ月にわたり同居していた詐欺事件について、虚偽身分と詐欺の罪で有罪判決を下しました。被告側は「サバイバルだった」と主張し、上級審へ控訴する方針を示しています。

サンタカタリーナ州裁判所が下した有罪判決と刑期

問題の発覚に至るまで、被告は里親となった家族のもとで「娘」として14カ月間にわたり生活を共にしていました。フォックスニュースなどの報道によれば、家族に迎え入れられた当初、被告は虐待から逃れてきたと主張していたことが明らかになっています。その後、裁判において自ら年齢と身分を偽ったことを認めました。

ブラジルの裁判所は、アマンダ・マリア・ソウザ・デ・オリベイラ被告に対し、詐欺および虚偽身分の罪で、禁錮1年6カ月10日、および拘留4カ月18日の有罪判決を下しました。

15年間に及ぶ巧妙な偽装工作と手口

この偽装は単発の嘘にとどまらず、長期間にわたって綿密に行われていました。ニューヨーク・ポストなどが伝えたところによると、被告は15年もの間、児童としての偽りの生活を続け、高めの子供らしい声色を使ったり、周囲に対してホルモン剤の投与を強制されたと説明したりするなど、周到な工作を重ねていたということです。

弁護側の主張と被告自身の釈明

ポスト紙によると、ソウザ弁護士は判決前に、被告が身分を捏造したことを認めており、それが生き残るための方法だったと述べたと指摘し、さらに、被告は20年以上にわたって脆弱な立場に置かれており、路上生活を送ってきたのであって、金銭的利益を得たり、強盗や窃盗を犯したりしたという告発は一切ないため、理論上、詐欺の構成要件は確立されていないと説明しました。

ブラジルの37歳女性、児童になりすまし里親家族と同居し有罪判決
Photo: yahoo.com

Lúcio Sousa, 弁護士

弁護側は、被告が20年以上にわたって路上生活を余儀なくされるなど社会的・経済的に極めて脆弱な立場に置かれていた点を指摘しました。また、金銭的な利益の取得や強盗・窃盗などの実害に関する告発が一切ないことから、法理論上の詐欺罪の構成要件を満たしていないという見解を示しています。

被告本人も、警察の調べや報道に対して次のように心境を語っています。

ポスト紙が報じた警察によると、彼女は、もちろん人々を欺き、嘘をついたと認めつつも、誰かを詐欺にはめるつもりはなかったと述べました。

Amanda Maria Souza de Oliveira, 被告

その上で、幼少期に得られなかった愛情を切望していたと述べました。「心にぽっかりと穴が空いていて、その温もりを常に求めていた」と、動機の一端を吐露しています。

今後の法的手続きと上級審への控訴

一連の裁判で有罪判決が言い渡されたことを受け、弁護団は直ちに反撃の姿勢を示しています。裁判所が認定した事実関係や量刑に対し、弁護側は法的な妥当性を巡ってさらに上級審で争う構えです。ブラジル国内のみならず、長期間にわたる身分偽装の手口とその背景にある社会問題として、各国のメディアでも大きく取り上げられています。

37-year-old woman convicted of fraud after posing as a child, living with family
Photo: Foxnews
執筆者について: nipponese

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