コロラド州とユタ州の州境付近で2026年6月27日土曜日、山火事の消火活動にあたっていた連邦消防士5名が「バーンオーバー(火災による包囲)」に巻き込まれ、3名が死亡、2名が負傷しました。消防当局は、極端な乾燥と強風が重なり、この地域の火災状況が極めて危険な水準に達していると警告しています。
## 悲劇的なバーンオーバー事故の詳細
米国連邦内務省によると、亡くなった3名と負傷した2名は、いずれも米国野生火災サービス(U.S. Wildland Fire Service)および米国森林局(U.S. Forest Service)に所属する連邦消防士でした。彼らは、コロラド州メサ郡で発生した「Knowles」火災および「Gore」火災への対応にあたっていた際、火勢が急速に拡大し、退路が断たれる「バーンオーバー」に遭遇しました。
バーンオーバーとは、火災が周囲を包囲し、消防士が緊急避難シェルターを展開せざるを得なくなる極めて危険な状況を指します。内務省は、犠牲者の身元については、遺族への通知が完了するまで公表を控えるとしています。
「U.S. Wildland Fire Serviceは、USDA森林局と悲しみを分かち合い、残された愛する人々を揺るぎなく支援していくことを誓います。彼らの勇敢さ、献身、そして犠牲は決して忘れられることはありません。」米国野生火災サービス
## 地域を焼き尽くす「特に危険な状況」
今回の事故の背景には、アメリカ西部全域で深刻化する極端な気象条件があります。NPRが報じたところによると、ユタ州ビーバー郡で発生した「Cottonwood」火災は、現地時間28日午後の時点で約9万2,000エーカー(約146平方マイル)を焼き尽くし、全米で現在最も大きな山火事となっています。この火災により、Eagle Pointスキーリゾートの一部が損傷し、複数の別荘が焼失しました。
気象条件は悪化の一途をたどっています。国立気象局(NWS)は、風、熱、湿度の低さが重なる「特に危険な状況(particularly dangerous situation)」であるとして、史上初めてこの名称を用いたレッドフラッグ警報を発令しました。
Cottonwood火災の広報担当者であるAlyssa Mason氏は、現場の過酷な環境について以下のように指摘しています。
「湿度が一桁台で、風速が時速約45マイルに達し、燃料となる植生の水分含有量も極めて低い数値でした。急峻な崖や峡谷という地形が、重機やエンジンの配置を困難にし、対応を遅らせています。」Alyssa Mason氏、Cottonwood火災広報担当(NPR経由)
## 州知事による緊急事態宣言と今後の見通し
ユタ州のSpencer Cox知事は、自身のSNSを通じて、現場で活動する消防隊員が「いくつかの奇跡的な停止と救出(several miraculous stops and saves)」を成し遂げたと称賛し、住民に祈りを捧げるよう呼びかけました。AP通信によると、ユタ州とコロラド州の双方が緊急事態を宣言しており、記録的な暖冬と積雪不足が、今年の山火事の危険性を例年以上に高めていると分析されています。
| 火災名 | 影響規模(概算) | 状況 |
|---|---|---|
| Cottonwood | 146平方マイル | 制御不能 |
| Snyder | 28,000エーカー | Knowles/Goreと統合 |
現在、Snyder火災はKnowles火災およびJones火災と統合され、拡大を続けています。連邦当局は、この地域での火災状況が引き続き「極めて危険(remain critical)」であり、急速な火災拡大の可能性が高いと警告しています。住民に対しては、避難経路の確認と、灌漑用水を利用して土地を湿らせるなどの防衛的措置が求められています。
全国的な統計では、今年1月1日以降、すでに広範囲が焼失しており、これは10年間の平均値を上回るペースです。消防当局は、今後も高温・乾燥・強風の条件が続く中で、限られた資源を最大限に活用した消火活動を継続する方針です。
<!– /wp:paragraph The U.S. government has declared a state of emergency in Utah and Colorado, warning of a high risk of wildfires due to the record-breaking warm winter and snowpack shortages.
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