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2025-06-10 10:00:00
- ビル・ゲイツが「夏の読書リスト」を公開した。今年は5冊の回想録を取り上げている。
- このリストには、ゲイツが自身の回想録『ソースコード』を執筆する際に影響を受けたという書籍が含まれている。
- ゲイツが選んだ著者は、キャサリン・グラハム、トレバー・ノア、ニコラス・クリストフ、タラ・ウェストーバー、そしてボノだ。
ビル・ゲイツは2025年2月に自身の回想録『Source Code(ソースコード)』を刊行して以来、すっかり回想録にはまっているようだ。69歳のゲイツは5月31日、恒例の「夏の読書リスト」を公開した。今年は『ソースコード』の執筆に影響を与えたという5冊の回想録が選ばれている。
「回想録を読むと、誰もが語るべき興味深い人生の物語を持っていることに改めて気づかされる」と、ゲイツはブログで述べている。
『ソースコード』では、コンピューターへの情熱が芽生えたきっかけ、ハーバード大学への進学、そして初めてLSDを体験したときのことなど、マイクロソフト(Microsoft)創業に至るまでのゲイツの若き日々が語られている。
ゲイツはブログの中で、自身の回想録とリストに挙げた本との間に「直接的な関連性はない」としつつも、共通するテーマがあると述べている。
2024年の夏の読書リストには、陸軍看護師やスパイを描いた作品など、小説とノンフィクションが混在していた。今年のリストでは、ゲイツの親しい友人やロックスターの回想録が登場している。以下で、それらを紹介する。
『Chasing Hope』(未訳)ニコラス・クリストフ

経験豊富なジャーナリスト、ニコラス・クリストフ(Nicholas Kristof)は1997年、貧困国で下痢によって命を落とす子どもたちの実態を報じた。ゲイツはその記事を読んで以来、彼の活動を追い続けているとブログに記している。それが彼自身の人生の方向性を変え、ゲイツ財団の設立にも影響を与えたという。
「ニックは世界の現実を目の当たりにしながらも、なお希望を失っていないことを、このすばらしい回想録に記している。ニック・クリストフのような人物が増えれば、世界はもっと良くなるだろう」
『Chasing Hope』は、ゲイツが自身の回想録を書き終えた後の2024年に出版された作品だが、それでもリストに加えたい一冊だったという。
『Personal History』(邦訳:『わが人生』)キャサリン・グラハム

ゲイツが著名な新聞発行人キャサリン・グラハム(Katharine Graham)と初めて会ったのは1991年のことだった。同じ日にウォーレン・バフェット(Warren Buffett)とも出会っている。ゲイツは彼女のことを親しみを込めて「ケイ」と呼んでいた。彼女は、リチャード・ニクソン(Richard Nixon)政権下のウォーターゲート事件を報道したワシントン・ポスト紙を率いたことで広く知られている。
「ケイは自身の驚くべき人生について語ってくれた。それを聞くのが大好きだった。指導的立場に女性がほとんどいなかった時代に『ポスト』を引き継いだこと、ウォーターゲート事件やペンタゴン・ペーパーズ(ベトナム戦争に関する機密文書)の報道を守るため、ニクソン大統領に立ち向かったこと、ストライキ終結に向けて印刷工と交渉したことなど、彼女の人生にはさまざまな出来事があった」
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