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国際水中写真コンテスト「廃墟部門」の受賞作10点【2025年】 | Business Insider Japan

水中を漂う双発機「パイパー PA-60 エアロスター」。©Jantina Scheltema/UPY2025水中写真コンテストの2025年の受賞作品が公開された。「廃墟(wrecks)」部門には、海に沈んだ軍艦や航空機の写真が含まれている。このカテゴリーで最優秀作品に選ばれたのは、1985年にエジプトでリーフに衝突して沈没した船を捉えたものだ。国際水中写真コンテスト「アンダーウォーター・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」の2025年受賞作品が発表された。世界各地の水中で撮影された魅力的な写真が選出されている。28カ国の写真家から6750点の応募があり、審査員団が13のカテゴリーごとに受賞作品を選出した。その中には、世界各地に沈んだ不気味な船などを捉えた「廃墟(wrecks)」部門がある。水中写真コンテスト「廃墟部門」の受賞作10点 | Business Insider Japanこのカテゴリーで賞を獲得した写真には、第一次世界大戦や第二次世界大戦で水没した船や航空機が捉えられている。「廃墟」カテゴリーでの上位10作品を以下に紹介する。特別賞:1918年の第一次世界大戦終結間際、機雷によって爆発して沈没した石炭輸送船「トゴ」フランス南東部のキャヴァレール・シュル・メールに沈む「トゴ」。©Jean Baptiste Cazajous/UPY2025ジャン=バティスト・カザジュ(Jean-Baptiste Cazajous)は、フランス南東部のキャヴァレール・シュル・メールに沈む船を取り巻く魚の群れに遭遇した。入賞:ドイツの水中に漂う双発機「パイパー PA-60 エアロスター」水中を漂う双発機「パイパー PA-60 エアロスター」。©Jantina Scheltema/UPY2025この写真は、ドイツの「タウヒバジス・クライデセ・ヘンモール」でヤンティナ・シェルテマ(Jantina Scheltema)が撮影した。「パイパー PA-60 エアロスター」は、機体の所有者がダイビングスポットにするために、意図的に沈めたものだ。「飛行機が水中を飛ぶように漂い、ダイバーと並ぶこの光景が、とてもシュールに感じられ、気に入っている」とシェルテマは記している。「場違いなのは飛行機なのか、それとも人なのか。そんな問いを呼び起こすパラドックスを表現したかった」入賞:「夕日に照らされた船の残骸」オーストラリアのブリスベンで撮影された船の残骸。©Renee Capozzola/UPY2025この写真はレニー・カポッツォラ(Renee Capozzola)がオーストラリアのブリスベン沖で撮影した。「独特な形の船首が夕日に照らされ、その下には魅力的な魚の群れが泳ぎ、このシーンをさらに興味深いものにしている。この写真を見ると、その場に連れていかれるような気がする」と審査員は評価している。入賞:ミクロネシアのトラック環礁に沈む旧日本軍の潜水母艦「りおでじやねろ丸」の操縦室「りおでじやねろ丸」の操縦室©Martin Brien / UPY2025「りおでじやねろ丸」は、1944年の「ヘイルストーン作戦」の際に沈没した潜水母艦だ。トラック環礁で行われたこの作戦で、アメリカ海軍は日本軍を攻撃し、合わせて20万トンの船舶を沈めたとアメリカ海軍研究所が伝えている。撮影したマーティン・ブロエン(Martin Broen)は「機械と計器で埋め尽くされた迷路のような操縦室を捉えた」と記している。特別賞:「トラック環礁に沈んだトラック」長野丸に積まれたままトラック環礁に沈んだトラック。©Rick Ayrton/UPY2025旅客貨物船だった「長野丸」もヘイルストーン作戦で沈没した。貨物倉には今も日産の平床トラックが残されている。リック・エアトン(Rick Ayrton)は別のダイバーと協力してこの沈没船を撮影した。特別賞:「第一次世界大戦時の沈没船」トルコ沖に沈む「SSカーサージ」。©Alex Dawson/UPY2025「SSカーサージ」は1915年7月4日、潜水艦U-21によって撃沈された。今もトルコ沖の水深84メートルの海底に横たわっている。撮影したアレックス・ドーソン(Alex Dawson)によると「SSカーサージは、地中海で最も保存状態の良い沈没船のひとつであり、高い上部構造や細かい部分に特徴が表れている」という。特別賞:1864年、スイスのボーデン湖で別の船と衝突して沈没した「ジュラ号」スイスのボーデン湖に沈むジュラ号。©Frank Aron/Upy2この写真を撮影したフランク・アロン(Frank Aron)は、「舵の向きから、乗組員が衝突前に右側に舵を切ろうとしたことが分かる」と記している。「沈没から150年経ってもこの木製の沈没船はほぼ完全に保存されており、衝突時に何が起きたのかを今に伝えている」No. 3:沿岸警備隊「SG115」トルコのカシュに沈められた「サヒル・グヴェンリクSG115」。©Alex Dawson/UPY2025沿岸警備艇だった「サヒル・グヴェンリクSG115」は、ダイビングスポットにするためにトルコのカシュで水深35メートルの海底に沈められた。「第一次世界大戦時の沈没船」で特別賞を獲得したアレックス・ドーソンは、この写真で第3位となった。第2位: ヨルダンの紅海沖に沈むロッキード・マーティン「L-1011トライスター」「L-1011トライスター」とポーズをとるダイバー。©Wojciech Dopierala/UPY2025ヴォイチェフ・ドピエラーラ(Wojciech Dopierala)は紅海でフリーダイビングをしていた時にこの写真を撮影した。「フリーダイビング写真は、水中写真の世界に新鮮なイメージをもたらしてくれるので大好きだ」と審査員は記している。「写真家とモデルは、いずれも息を止めてダイビングをしており、そんなときにこれほど完璧な構図と瞬間を作り出すには、相当高い技術が必要だ」最優秀賞:「ガルフ・フリートNo.31」エジプトの紅海に沈む「ガルフ・フリートNo.31」。©Alex Dawson/UPY2025アレックス・ドーソンは、特別賞と第3位を獲得したほか、この写真で最優秀賞も獲得した。「ガルフ・フリートNo.31」は、1985年にエジプトのハルガダ沖のリーフに衝突して沈没した。「この船は、リーフとリーフの間に挟まるような形で沈んだため、下には泳いで通過できる隙間が空いている」とドーソンは記している。水深約104メートルの海底に沈むこの「ガルフ・フリートNo.31」は、今回のコンテストで紹介された写真の中でも最も深い場所で撮られた写真のひとつだ。審査員はこの写真について「海底のサンゴから海面近くの魚の群れまで、興味を引きつけるレイヤーが重なる手の込んだ構図となっており、冒険の感覚に満ちている」と述べた。水中写真コンテストに集まった、美しく印象的な32枚を見てみよう |…
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国際水中写真コンテスト「廃墟部門」の受賞作10点【2025年】 | Business Insider Japan

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2025-03-01 23:30:00

水中を漂う双発機「パイパー PA-60 エアロスター」。
©Jantina Scheltema/UPY2025
  • 水中写真コンテストの2025年の受賞作品が公開された。
  • 「廃墟(wrecks)」部門には、海に沈んだ軍艦や航空機の写真が含まれている。
  • このカテゴリーで最優秀作品に選ばれたのは、1985年にエジプトでリーフに衝突して沈没した船を捉えたものだ。

国際水中写真コンテスト「アンダーウォーター・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」の2025年受賞作品が発表された。世界各地の水中で撮影された魅力的な写真が選出されている。

28カ国の写真家から6750点の応募があり、審査員団が13のカテゴリーごとに受賞作品を選出した。その中には、世界各地に沈んだ不気味な船などを捉えた「廃墟(wrecks)」部門がある。

水中写真コンテスト「廃墟部門」の受賞作10点 | Business Insider Japan

水中写真コンテスト「廃墟部門」の受賞作10点 | Business Insider Japan

このカテゴリーで賞を獲得した写真には、第一次世界大戦や第二次世界大戦で水没した船や航空機が捉えられている。

「廃墟」カテゴリーでの上位10作品を以下に紹介する。

特別賞:1918年の第一次世界大戦終結間際、機雷によって爆発して沈没した石炭輸送船「トゴ」

フランス南東部のキャヴァレール・シュル・メールに沈む「トゴ」。
フランス南東部のキャヴァレール・シュル・メールに沈む「トゴ」。
©Jean Baptiste Cazajous/UPY2025

ジャン=バティスト・カザジュ(Jean-Baptiste Cazajous)は、フランス南東部のキャヴァレール・シュル・メールに沈む船を取り巻く魚の群れに遭遇した。

入賞:ドイツの水中に漂う双発機「パイパー PA-60 エアロスター」

水中を漂う双発機「パイパー PA-60 エアロスター」。
水中を漂う双発機「パイパー PA-60 エアロスター」。
©Jantina Scheltema/UPY2025

この写真は、ドイツの「タウヒバジス・クライデセ・ヘンモール」でヤンティナ・シェルテマ(Jantina Scheltema)が撮影した。

「パイパー PA-60 エアロスター」は、機体の所有者がダイビングスポットにするために、意図的に沈めたものだ。

「飛行機が水中を飛ぶように漂い、ダイバーと並ぶこの光景が、とてもシュールに感じられ、気に入っている」とシェルテマは記している。

「場違いなのは飛行機なのか、それとも人なのか。そんな問いを呼び起こすパラドックスを表現したかった」

入賞:「夕日に照らされた船の残骸」

オーストラリアのブリスベンで撮影された船の残骸。
オーストラリアのブリスベンで撮影された船の残骸。
©Renee Capozzola/UPY2025

この写真はレニー・カポッツォラ(Renee Capozzola)がオーストラリアのブリスベン沖で撮影した。

「独特な形の船首が夕日に照らされ、その下には魅力的な魚の群れが泳ぎ、このシーンをさらに興味深いものにしている。この写真を見ると、その場に連れていかれるような気がする」と審査員は評価している。

入賞:ミクロネシアのトラック環礁に沈む旧日本軍の潜水母艦「りおでじやねろ丸」の操縦室

「りおでじやねろ丸」の操縦室
「りおでじやねろ丸」の操縦室
©Martin Brien / UPY2025

「りおでじやねろ丸」は、1944年の「ヘイルストーン作戦」の際に沈没した潜水母艦だ。トラック環礁で行われたこの作戦で、アメリカ海軍は日本軍を攻撃し、合わせて20万トンの船舶を沈めたとアメリカ海軍研究所が伝えている。

撮影したマーティン・ブロエン(Martin Broen)は「機械と計器で埋め尽くされた迷路のような操縦室を捉えた」と記している。

特別賞:「トラック環礁に沈んだトラック」

長野丸に積まれたままトラック環礁に沈んだトラック。
長野丸に積まれたままトラック環礁に沈んだトラック。
©Rick Ayrton/UPY2025

旅客貨物船だった「長野丸」もヘイルストーン作戦で沈没した。貨物倉には今も日産の平床トラックが残されている。

リック・エアトン(Rick Ayrton)は別のダイバーと協力してこの沈没船を撮影した。

特別賞:「第一次世界大戦時の沈没船」

トルコ沖に沈む「SSカーサージ」。
トルコ沖に沈む「SSカーサージ」。
©Alex Dawson/UPY2025

「SSカーサージ」は1915年7月4日、潜水艦U-21によって撃沈された。今もトルコ沖の水深84メートルの海底に横たわっている。

撮影したアレックス・ドーソン(Alex Dawson)によると「SSカーサージは、地中海で最も保存状態の良い沈没船のひとつであり、高い上部構造や細かい部分に特徴が表れている」という。

特別賞:1864年、スイスのボーデン湖で別の船と衝突して沈没した「ジュラ号」

スイスのボーデン湖に沈むジュラ号。
スイスのボーデン湖に沈むジュラ号。
©Frank Aron/Upy2

この写真を撮影したフランク・アロン(Frank Aron)は、「舵の向きから、乗組員が衝突前に右側に舵を切ろうとしたことが分かる」と記している。

「沈没から150年経ってもこの木製の沈没船はほぼ完全に保存されており、衝突時に何が起きたのかを今に伝えている」

No. 3:沿岸警備隊「SG115」

トルコのカシュに沈められた「サヒル・グヴェンリクSG115」。
トルコのカシュに沈められた「サヒル・グヴェンリクSG115」。
©Alex Dawson/UPY2025

沿岸警備艇だった「サヒル・グヴェンリクSG115」は、ダイビングスポットにするためにトルコのカシュで水深35メートルの海底に沈められた。

「第一次世界大戦時の沈没船」で特別賞を獲得したアレックス・ドーソンは、この写真で第3位となった。

第2位: ヨルダンの紅海沖に沈むロッキード・マーティン「L-1011トライスター」

「L-1011トライスター」とポーズをとるダイバー。
「L-1011トライスター」とポーズをとるダイバー。
©Wojciech Dopierala/UPY2025

ヴォイチェフ・ドピエラーラ(Wojciech Dopierala)は紅海でフリーダイビングをしていた時にこの写真を撮影した。

「フリーダイビング写真は、水中写真の世界に新鮮なイメージをもたらしてくれるので大好きだ」と審査員は記している。

「写真家とモデルは、いずれも息を止めてダイビングをしており、そんなときにこれほど完璧な構図と瞬間を作り出すには、相当高い技術が必要だ」

最優秀賞:「ガルフ・フリートNo.31」

エジプトの紅海に沈む「ガルフ・フリートNo.31」。
エジプトの紅海に沈む「ガルフ・フリートNo.31」。
©Alex Dawson/UPY2025

アレックス・ドーソンは、特別賞と第3位を獲得したほか、この写真で最優秀賞も獲得した。

「ガルフ・フリートNo.31」は、1985年にエジプトのハルガダ沖のリーフに衝突して沈没した。

「この船は、リーフとリーフの間に挟まるような形で沈んだため、下には泳いで通過できる隙間が空いている」とドーソンは記している。

水深約104メートルの海底に沈むこの「ガルフ・フリートNo.31」は、今回のコンテストで紹介された写真の中でも最も深い場所で撮られた写真のひとつだ。

審査員はこの写真について「海底のサンゴから海面近くの魚の群れまで、興味を引きつけるレイヤーが重なる手の込んだ構図となっており、冒険の感覚に満ちている」と述べた。

水中写真コンテストに集まった、美しく印象的な32枚を見てみよう | Business Insider Japan

水中写真コンテストに集まった、美しく印象的な32枚を見てみよう | Business Insider Japan

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執筆者について: nipponese

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