[18th (Reuters)]・米国の金融・債券市場では、国債利回りが上昇した。この日発表された好調な経済指標を受けて、米連邦準備理事会(FRB)が今後数カ月間金利を据え置くとの期待が高まったことや、財務省の20年債入札に対する需要が弱かったことが背景。
米連邦準備理事会(FRB)が発表した1月の鉱工業生産指数は前月比0.7%上昇した。製造業生産はロイターがまとめたエコノミスト予想を上回り、伸び率は2025年2月以来の高水準となった。商務省の2025年12月耐久財受注報告によると、コア資本財の受注は前月比増加し、ロイターがまとめたエコノミスト予想を上回り、第4・四半期の企業の設備投資と経済成長が堅調だったことを示唆した。
雇用市場に弱さの兆しはあるものの比較的堅調で、インフレも緩和していることから、市場関係者の多くはFRBが今後数カ月間金利を据え置くと予想している。
ジャニー・モンゴメリー・スコット(フィラデルフィア)の首席債券ストラテジスト、ガイ・レバス氏は「雇用市場は現在脆弱だと見ている」と述べた。 「壊れやすいということは壊れるという意味ではなく、リスクがあるということだけです」と彼は言い、「もし何かが壊れたらばらばらになる可能性がある」と付け加えた。
米連邦準備理事会(FRB)が同日公表した1月27─28日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、政策金利の据え置きでは大筋合意があったものの、今後の方向性については意見が分かれていることが明らかになった。
2年債利回りは2.3ベーシスポイント(bp)上昇し3.46%となった。
10年債利回りは2.7ベーシスポイント上昇し4.081%となった。前日には一時、昨年11月28日以来の安値を付けた。
2年債と10年債の利回り格差は62bpでほぼ変わらず。
財務省が同日実施した160億ドルの20年債入札の需要は低調だった。最高落札利回りは4.664%で、入札前の水準を約2ベーシスポイント上回った。応札倍率は2.36倍で、少なくとも2023年4月以来の低需要となった。入札実施後、利回りはさらに上昇した。
ミシュラー・ファイナンシャル・グループのマネジングディレクター、トム・ディ・ガロマ氏は「4%程度の10年債(利回り)は売りやすい水準だ」と述べ、利回りの低下が続くにはFRB議長の交代など新たな要因が必要になると付け加えた。
財務省は19日、30年物インフレ連動国債(TIPS)90億ドルの入札を実施する。
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