PGAツアー「ベイカレントクラシック Presented by レクサス」が、7日から横浜カントリークラブ(神奈川県)で開催される。松山英樹は、設計家ビル・クーアとベン・クレンショーが改修したコースの難しさを「グリーン周りのワナ」にあると指摘し、ショットの総合力が問われる展開を予想している。
横浜CCで2回目のPGAツアー開催
神奈川県の横浜カントリークラブ・西コースを舞台に、日本開催のPGAツアー「ベイカレントクラシック Presented by レクサス」が開幕する。同コースは2014年から2016年にかけて、設計家のビル・クーアとベン・クレンショーにより大規模な改修が施された。日本でPGAツアーが開催されるのは昨年に続き2回目となる。コース全長は7322yd(パー71)で設定されており、自然回帰をコンセプトとしたクラシカルなデザインが特徴だ。
松山英樹が語るコースの難易度
松山英樹は事前のコースチェックを終え、横浜CCの印象を「リンクスっぽいイメージが湧く」と語った。特に警戒するのがグリーン周りの形状だ。傾斜が強く数も多いため、ショットの落としどころを少しでも外せば、ボールはピンから遠ざかっていく。news.golfdigest.co.jpによると、松山は「ショットでグリーンをこぼすと、起伏の形状によって周りにボールが流れていく。その感じからすると全英オープンのようなところがある」と分析している。
アプローチが試されるアイアン勝負
グリーン外からのプレーには細心の注意が必要となる。砲台気味のグリーンはピンの奥が見えない状況を作り出し、上って下るラインが残るなど、選手のアプローチ技術を試す仕掛けが多い。松山は「グリーンを外すと難しいから、ティショットとアイアン勝負ではないか」と語る一方、「アプローチに不安があるとアイアンショットを難しくする」と心理的な影響にも言及した。また、パー5が2つ設定された今大会では、ショットの総合力がスコアを左右する見通しだ。
視覚的な罠と戦略的なターゲット設定
コース内には、選手を惑わせる視覚的な難所が点在する。3番(パー3)や6番(パー5)では、奥にピンが切られた場合「ピンの周りにほとんどスペースがないように見える」と松山は指摘した。さらに、一見するとフェアウェイが広く見える10番や18番ホールについても、慎重なターゲット設定と高い技量が求められる。8番(357yd)のような距離の短いホールでは、グリーンを外してボギーを叩くリスクを考慮し、「右手前のピンの日でなければ、パーでいい」と堅実な戦略を明かした。

- 3番(パー3):奥ピン時にスペースが狭く見える視覚的難所
- 8番(357yd):リスクを回避しパーを狙う戦略的ホール
- 15番(387yd):2打目の位置でグリーン傾斜のアングルが変化
天候とスコアの伸ばし合い
開幕前日、松山はプロアマ戦でコースを入念に確認した。「フェアウェイは軟らかいが、グリーンは仕上がっている」とコンディションを評価し、早藤将太キャディとともに修理地の確認など作戦を練った。昨年の優勝スコアは通算19アンダーだったが、松山は「風がなければ25アンダーくらい出るかもしれない」と、トッププレーヤーによるスコアの伸ばし合いを予想する。ただし「天候はそうはいかない」と釘を刺しており、当日の気象条件が最終的なスコアを大きく左右することになりそうだ。