1708764836
2024-02-23 23:00:00

ロイター/ケルド・ナブントフト/Scanpixデンマーク

  • アメリカ大使館のキリンの投稿がなぜか、中国のネット上で大きな話題になった。
  • 問題の投稿には、中国経済に対する不満のコメントが20万件近く付いていた。
  • すぐに検閲が介入し、現在キリンは中国のインターネット上の次なる絶滅危惧種になりつつある。

中国のソーシャル・メディアでは、キリンが次なる投稿禁止事項になるかもしれない。

キリンが、一夜にして中国経済に対する不満の象徴となった。北京にあるアメリカ大使館のソーシャル・メディア・アカウントが2月2日、キリンについての投稿をアップしたからだ。

投稿の内容は、中国についてではなく、GPSを使ってアフリカで絶滅の危機に瀕しているキリンを追跡する、アメリカの取り組みをアピールするものだ。

だが、中国のX的存在であるウェイボー(微博)上で、この大使館の投稿がなぜか話題となり、2月6日夜の時点で、「いいね」97万件、コメント18万件という状態になった。通常、アメリカ大使館の投稿が獲得する「いいね」の数は3万件以下だ。

投資家たちがこのキリンの投稿に殺到し、中国の低迷する株式市場に対する不満をコメントしたとブルームバーグ>ロイターが報じた。

中国の株式指数であるCSI300は、長かったコロナ禍に耐えた後、個人消費への信頼が弱まる中で暴落していた。中国の株式市場は2021年以降、6兆ドル(約895兆6800億円)以上の価値を失い1月に北京政府が10回近く介入したにもかかわらず、下落を続けていた。

あるユーザーは「怒りは極限に達している」とコメントしたとブルームバーグは2月3日に伝えている。

「アメリカ政府よ、中国の株式投資家たちを助けてくれ」と別のユーザーの話をCNNは2月5日に伝えている。また別のユーザーは「立ち上がれ! 奴隷となることを拒むすべてのキリンたちよ」と、中華人民共和国国歌になぞらえて書いたとCNNは報じた。

怒りのコメントをした人々は、キリンの投稿と同日に公開された、国営メディアの記事の「国全体が楽観主義で満たされている」という大見出しをコピペしていた。

CNNによると、あるユーザーは「キリンのコミュニティ全体が楽観主義で満たされている」と書いた。

ウェイボーのモデレーションや検閲が厳しいのは、中国人ユーザーが皮肉や匂わせに頼って不満を表すことが多いからだ。こうした言及を検閲する取り組みの結果、いたちごっこになり、白紙による抗議や、「彼」「あの男」という言葉の禁止といった理不尽なことになりかねない。

「クマのプーさん(Winnie the Pooh)」は中国にとって、センシティブなテーマとして悪名高い。反体制派が習近平国家主席を、太ったクマに例えることが多いからだ。同様に、ペッパ・ピッグ(Peppa Pig)もソーシャル・メディアから追放され、反体制文化の象徴になった

#中国のソーシャルメディアでキリンが検閲の対象に #Business #Insider #Japan

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.