2026年9月27日の日曜日、ユタ州ハイラム近郊の標高約700フィートの地点からウィングスーツで飛び立った27歳の経験豊富な男性ベースジャンパーが、飛行中の揚力不足により墜落死した。事故発生を受け、地元保安官事務所や捜索救助隊、複数機のヘリコプターが出動して対応にあたった。
キャッシュ郡のリースサムズ・ホロー周辺での事故
ユタ州キャッシュ郡で発生した悲劇的な事故により、エクストリームスポーツ界に再び衝撃が走った。キャッシュ郡保安官事務所の発表によると、犠牲となった27歳の男性は、事故当日の2026年9月27日午前9時10分ごろ、同郡ハイラム東方のミルビル・キャニオン近郊にあるリースサムズ・ホロー周辺からジャンプを行った。現場一帯は峡谷の壁や崖が連なり、グランドキャニオンを彷彿とさせる険しい地形から、ベースジャンプ愛好家の間で人気の高いエリアとして知られている。
男性は単独ではなく、8人から10人程度のグループの一員として現地を訪れていた。当局の確認では、この男性は同種の活動に慣れており、過去にも多くのジャンプを経験していたベテランだったという。しかし、高さ約700フィートの飛び込み台から滑空を開始した直後、何らかの理由で状況が急変した。
ドイル・ペック氏の発表とウィングスーツの機能不全
ウィングスーツの機能不全と墜落の経緯について、キャッシュ郡保安官事務所の主任副保安官であるドイル・ペック氏は、「On today’s jump, something went wrong and he did not have enough lift with his wingsuit」と述べ、さらに「He impacted the ground at a high rate of speed resulting in his death」と説明している。事故当時、男性はオグデンの北約45マイルに位置するエリアで、約8人から10人で構成されるグループと一緒にウィングスーツを用いたベースジャンプに参加していた。
一般的なスカイダイビングとは異なり、自然の崖や固定された構造物から飛び降りるベースジャンプは極めて低い高度で行われるため、機材のトラブルや気流の変化に対応できる時間はわずか数秒しか残されていない。今回事故が起きたリースサムズ・ホロー周辺は、キャッシュ郡オグデンの北約45マイルに位置し、キャニオンの壁や崖がグランドキャニオンに似ていることで知られる険しい地形である。
ライフ・フライトおよびユタ州公共安全局の出動
多機関による迅速な捜索救助活動と現場の対応において、キャッシュ郡の捜索救助チーム、キャッシュ郡消防、キャッシュ郡保安官事務所の副保安官らが現場に出動した。また、初期の捜索を支援するために派遣されたライフ・フライトの医療用ヘリコプターとユタ州公共安全局(DPS)の航空機も現場に向かった。ライフ・フライトのクルーは現場で男性の死亡を確認し、遺体の回収と搬出作業においてファーストレスポンダーらを支援した。
