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2024-09-24 22:00:00
「管理職を少なくすることで、階層をなくし、組織を今よりもフラットにすることができる」と、ジャシーはスタッフへのメモに書いている。
「うまく進めれば、チームメンバーが迅速に行動し、仕事の責任感が明確になり、活性化します。さらに、意思決定を顧客(とビジネス)に最も影響を与える最前線に近づけることができ、官僚的な構造を減らし、顧客の日々の暮らしをより良く、楽にするための組織力を強化することができるのです」(ジャシー)
シリコンバレーのどこかでこのニュースを聞いて、ザッカーバーグはうなずいたに違いない。彼は、ここしばらくの間、組織図のフラット化に賛同する発言を公の場でもプライベートの場でもしている。
2023年1月の社内会議で彼はこう語った。
「マネジャーがマネジャーを管理する、つまり仕事を遂行している管理職を管理するという経営組織が求められているとは思いません」(ザッカーバーグ)
ザッカーバーグはその1カ月後の決算説明会で、同社は「組織構造をフラット化し、意思決定を迅速に行うために中間管理職の層をいくつか取り除くことに取り組んでいる」と述べた。
また彼は、同社で合計でおよそ2万1000人が職を失うという2回のレイオフを経て、2023年を「効率化の年」と宣言した。
ザッカーバーグは同年のポッドキャスト・インタビューで、管理職が若手の「キャリアにおける成長と学習」をいかに助けているかを指摘し、管理職の必要性を「大いに」信じていると言った。
しかし彼は、従業員と管理職の比率について考えるための「数学的な方法」があると語っている。
ザッカーバーグは、メタ社のレイオフの前に、各マネジャーの直属の部下の平均人数を調べたところ、3~4人であることを知ったという。彼は、その数字は7~8人であるべきだと感じたという。しかし、当時、メタは大量に採用を行っていて、新人たちの教育を支援していたため、この少ない数字は理にかなっていた。
「では、それほど急速に人を増やさない世界では、新人を待つ余力のあるマネジャーをたくさん抱えることは、それほど価値のあることなのだろうか?それは違う。そうだろう?」とザッカーバーグは言った。
「組織を最適化することで、平均を7、8人に近づけることができます。その結果、よりコンパクトな管理構造となり、情報が上下に行き交うことで生じる遅れも減るのです」
メタの無駄のない経営は実を結び、ウォール街や投資家から賞賛を浴びた。メタは2024年初めに時価総額1兆ドル(約143兆円、1ドル=143円換算)を達成した。
業界全体が管理職の削減を他社に追随して行おうとている。ある分析によると、2023年のレイオフに占める中間管理職の割合は31.5%で、2018年の19.7%から増加している。
ショッピファイ(Shopify)は2023年、従業員を個人貢献者の社員か管理者のどちらかにグループ分けし、より多くの従業員が前者になるようインセンティブを与えることで、組織をフラット化すると発表した。
セールスフォース(Salesforce)は2023年、アクティビスト投資家から効率化を迫られ、管理職の層を減らすため、管理職の下にいる直属の部下の数を決めて「管理層」を減らすことを目指すと、この件に詳しい関係者が以前Business Insiderに語った。
エアビーアンドビー(Airbnb)では、ブライアン・チェスキー最高経営責任者(CEO)が、同社の「古い製品管理機能を廃止し」、代わりに「アップル方式の製品マーケティング機能」に変えたと述べている。
アマゾンに関しては、レイオフが管理職に対する個人貢献者の数を増やす戦略の一環なのかどうかは、まだ公式には語っていない。
しかし、もしアマゾンがメタや他のビッグテック企業のやり方に追随するのであれば、中間管理職の淘汰が目前に迫っていても驚きではない。
Business Insiderのアシュリー・スチュワート(Ashley Stewart)記者が最初に報じた、アマゾンの社内文書で将来ありうる人員削減について書かれているのは以下のようなことだ。
「組織が、もはや必要とされない役割を特定する可能性はある」
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