ドナルド・トランプ米大統領が先月24日(現地時間)、米国ワシントンホワイトハウスで開かれたマークウェイン・マーリン国土安保部長官宣誓式に参加し、彼を見守っている。ワシントン/ロイター連合ニュース
ドナルド・トランプ米大統領が2~3週間で戦争終了と米軍撤収の可能性を示して終戦雰囲気を浮かべるが、ホルムズ海峡再開放とイラン核問題など核心争点は出口が見えない。 1日夕方(現地時刻)大国民演説に出るトランプ大統領が両課題に対してどのような解決策を出すか注目される。
トランプ大統領は31日、ホワイトハウスで開かれた行政命令署名式以後、質疑応答で「私たちはその海峡とは何の関係もない」とし、「海峡を利用する国家が処理しなければならない」と明らかにした。彼は「機雷や小型ミサイル脅威は大規模軍事作戦が必要な水準ではない」とし、フランス・オーストラリアなど同盟国が対応しなければならないと主張した。トランプ大統領はこの日シビエス(CBS)インタビューでも「今すぐ米軍を抜くことはないが結局抜けるだろう」とし「他の国々が来て自ら役割をしなければならない」と話した。
しかし、米国がホルムズ海峡再開問題から一方的に手を離すのは容易ではないというのが重論だ。原油供給の支障による原油価格の高騰、金融市場の不安などの被害は、米国経済も飛び出せないためだ。イランが海峡を掌握したまま、核・制裁交渉でチレットを育てる状況も米国が望む絵ではない。米国が抜けた空白を中国・ロシアがエネルギー輸送路保護を名分に掘り下げることができるという懸念も提起される。
トランプ大統領が一方的に終戦宣言をする場合、「ホルムズ海峡の再開」は、別の多国籍交渉課題として残る可能性が高い。マコ・ルビオ米国務長官は3月27日、主要7カ国(G7)外交長官会議で「米国を含む多国籍コンソーシアムを構成し、ホルムズ海峡での航行の自由を保障する構想」を提示したと伝えられた。ただ、イランが対価なく海峡管理権限を純粋に出す可能性が大きくないという点で、この構想も実現まで相当な難関が予想される。
去る3月11日(現地時刻)米国・イスラエル-イラン間衝突が続く中でオマーンムサンダムジュとの国境付近北部ラスアルカイマから眺めたホルムズ海峡近くガルフ海域の貨物船。ロイター連合ニュース
「パキスタン方案」も代案の一つだ。パキスタン・エジプト・チュルキエ・サウジアラビアが海峡を共同管理するが、スエズ運河のように通行料を賦課する方式だ。この収益をイランと配分することで、イランが海峡統制権を自発的に下げるように誘導する仕組みだ。ただし、米国は「通行料のない自由航行」を主張しており、依然として隙間が大きい。
ホルムズ海峡バイパス案も取り上げられる。ベニヤミン・ネタニヤフイスラエル首相は最近、ニュースマックスインタビューで湾岸地域の原油をサウジを経て紅海・地中海に迂回するパイプライン拡大を提案した。現在、サウジアラブ首長国連邦とアラブ首長国連邦の迂回輸送能力が限られており、短期間の代替経路として機能するには限界があるという評価が優勢である。
米国が戦争を開始し、掲げる核心目標であるイランの核能力除去については一方的な目標達成宣言が出てくる。トランプ大統領はこの日ホワイトハウスで「私の目標はたった一つだった。イランは核兵器を持つことができないということで、その目標は達成された」と話した。彼は「イランは核兵器を保有できないだろう」とし「私たちはまだ作戦を終えている」と話した。しかしトランプ大統領は同日、シビエスのインタビューでは「イランの核施設が深い地下にあり除去が非常に難しい」とし「今後判断を下す」と話した。
トランプ大統領が「2~3週」という終戦時刻表を提示した状況で、イランが米国の要求を拒否する場合、予告どおりイラン内の主要エネルギー施設を破壊し、核開発プログラムを完全に崩すための終盤の大攻勢を広げることができるという見通しも出ている。フィット・ヘグセス米国防長官はこの日のブリーフィングで「今後数日が決定的」とし、イランが合意しなければより強い打撃が行われると予告した。
ワシントン/キム・ウォンチョル特派員 wonchul@hani.co.kr
#ホルムズの再開私は知らないトランプ一方の勝利宣言
