米株式市場でナスダック総合指数が2営業日連続で大幅上昇し、終値ベースで最高値を更新した。エヌビディアやマイクロソフトなどAI関連銘柄の堅調な推移が相場を牽引した。ロイターが5日に報じた。
ナスダック総合指数が最高値を更新
米株式市場でナスダック総合指数が再び最高値を塗り替えた。終値ベースでの更新は9月22日以来となる。この上昇を支えたのは、人工知能(AI)関連の主力銘柄だ。エヌビディアは2.1%高となり、時価総額は5兆7600億ドルに達した。マイクロソフトも1.5%上昇し、メタ・プラットフォームズとテスラがそれぞれ約2%高となるなど、主要銘柄が軒並み堅調に推移している。
エネルギー価格の下落が投資家心理を支える
相場の押し上げ要因として、原油価格の下落も指摘されている。中東からの輸出増加に加え、主要7カ国(G7)による備蓄放出表明が市場に材料視された。Bライリー・ウェルスのチーフマーケットストラテジスト、アート・ホーガン氏は、経済指標の発表が少ない中で投資家が好材料を探っており、エネルギー価格の下落に注目が集まっていると分析した。S&P500種構成銘柄のうち、素材や通信サービスを含む10業種が上昇した。
AIパートナーシップと市場の出来高
半導体設計のセレブラス・システムズは9%高となった。OpenAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)がSNSで同社を「緊密なパートナー」と称し、速度の限界を押し広げる取り組みで深く連携していると明かしたことが好感された。この日の米取引所の合算出来高は168億株で、直近20営業日の平均である173億株をやや下回る水準だった。
決算発表シーズンに向けた市場の展望
投資家の関心は、来週から本格化する四半期決算発表に移りつつある。米銀大手を皮切りに、第3四半期決算シーズンが始まる予定だ。S&P500種指数も上昇し、8月13日に付けた終値ベースの最高値まで約0.3%の距離に迫っている。市場全体では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.7対1の比率で上回っており、来週の決算内容が今後の株価動向を左右する重要な節目となる。
米株式市場の主な動き:
- ナスダック総合は終値ベースで最高値を更新した
- エヌビディアの時価総額は5兆7600億ドルに達した
- 主要7カ国(G7)の備蓄放出表明を受けて下落した
- 来週、米銀大手を皮切りに始まる